南波と海鈴 3
(南方純)
百合度★★★★★(5.0)

百合姫創刊号から第1話が掲載されて、読者コーナーのキャラクターも担当していた「南波と海鈴」もいよいよ最終巻なんですね。いろいろ感慨深いものがあります。

帯によると
コミック百合姫Sに新天地を求め、一気に恋愛モードを強めた!?「ななみす」もついに完結
コミック百合姫Sに新天地を求めたんですか(笑)。

カラーの扉絵、「マリア様がみてる」もどきの本を読んで海鈴が泣いていますが、作者さんのキャリアも「マリア様がみてる」の2次創作からスタートしたんですよね。

以下雑誌掲載分のレビューを。
18話
扉絵ででっかい注射器で海鈴に迫っている南波が気になりますが、いったいどこに刺す気なんでしょうね(笑)。
一緒に保健室で同衾することになった2人は、隣で寝ているななみがスカートをはいていないことを知って、いちごパンツも確認して海鈴はドキドキですね。2人を見てニヤニヤしているるながなんか面白い。
一方むっちーと五波は隣のベッドで血が出るほど激しいプレイを(笑)。

19話
夏祭りに来た一行。手を繋ぎたがってる海鈴と真子ちゃんが初々しいですが、ななみの口元についた青海苔をペロリと舐め取る南波は意外に大胆な行動を取っています。
はぐれた真子は五波に肩車をしてもらってますが、恥かしそうなのが可愛いですね。むっちーと五波は人目も憚らずSMプレイを始めてしまって過激です(笑)。

20話
南波の体操服から見えるおヘソに欲情してしまう海鈴は、健全への道は遠いですね(笑)。
体育倉庫に閉じ込められた2人。美味しいシチュエーションなのに手が出せない海鈴がヘタレですが(笑)最後南波の裾を掴んで「一人にしないで……」と言ってしまって、思わぬアプローチをしてしまいましたね。
「海鈴ちゃん私のこと好きだよね」と南波は、何気に核心に触れています(笑)。

21話
みすずの焼き芋を珍しく拒む南波ですが、自分で海鈴の分も用意してあげてたんですね。マタタビを嗅いで南波が火照った身体を自分に預けてくるのでは……と考える海鈴が邪ですが、同じくマタタビに酔ったむっちーにズキュウウンンと唇同士でキスされ、さらに真子もぶっちゅ〜っと(笑)。「ん”〜」と喘ぐ真子ちゃんが不憫ですが可愛い(笑)。そしてそれを見て大興奮してしまうりなや保健室の先生まで巻き込んで、女子同士キスしまくりの展開に(笑)。
むっちーにマタタビを食べさせようとした五波は逆襲され「こんな一気に、らめぇ〜」と喘ぐ羽目になりますが、肝心の彼女はキスはしてもらえなかったようで惜しい。でも普段から濃いプレイをしている2人ですし、漫画に出てこないところではキスくらいしてるかもしれませんね。

22話
暗い中、手を繋いで帰る南波と海鈴が良いですね。四波が嫌われすぎてて笑った(笑)。

23話
急に保健医の先生に気がある素振りを見せる五波に驚く海鈴ですが、たいした理由ではなくその後むっちーと五波に被験者として責められそうになるのが面白いですね。目をキラキラさせつつ「いい!意外性があって!」と海鈴を押し倒す五波が楽しそう(笑)。
雑誌掲載分では22話の表記になってる話が2つあったんですが、こっちが23話だと判明しました(笑)。

24話
「海鈴ちゃん結婚して!」と告白する南波に海鈴も心の中で思わず「します!」と答えて大団円エンド……になりそうでしたがオチがついてもう少し続くことになります(笑)。
身体をぎゅーぎゅー押し付けあって壁の隅に隠れる南波に、海鈴も嬉しそうですね。
海鈴が秘密にしていた、百合姫が愛読者だということを南波に暴かれそうになる展開は、心当たりのある読者もハラハラしてしまったのではないでしょうか(笑)。
一方南波はこれから読んで、ゆりについて勉強するとのこと。

25話
三波の部屋の事情が人事ではない人は多いでしょう(笑)。百合物件を集めていると管理が大変ですね(笑)。
南波の靴下の匂いを嗅ぐ三波は濃いプレイをしていますね。二波も思わず羨ましがってしまいます。人間椅子プレイをしているむっちー&五波も濃いです。

26話
百合姫を巡り口論となる海鈴と二波。姉妹百合も友情百合も良いんですよね〜……と思わず会話に加わりたくなってしまいます(笑)。店頭で買ったけど恥かしかったという真子ちゃん、気持ちはよく分かります(笑)。

27話
最終話。南波の家が引っ越すことになり、枕を濡らす海鈴を天井裏で心配する真子ですが、何やら祝賀パーティを開いていた気配も(笑)。二波はストレートに浮かれまくっていて、正直すぎですね(笑)。女子同士の関係は、最終話を読んで余計わけが分からなくなりましたね(笑)。
結局南波は海鈴の家に住み着くことに。同棲することになった南波と海鈴ですが、ラブラブな生活を送ることになったのでしょうね。


表紙、周りに今まで登場したキャラも総出演(じいやとかを除く…笑)しているということで、にぎやかしい絵になりましたね。手裏剣を力いっぱい投げてる真子ちゃんは多分南波を狙ってるんだろうけど、危ないなぁ(笑)。

今回収録の分だと、マタタビの入ったむっちーが海鈴やマコちゃんなどに次々ぶっちゅーっとキスをしてしまうお話が特に好きでした。無茶苦茶な展開ではあるんですがそれが逆にツボってしまいました(笑)。

公式サイトの紹介によると……
保健室のベッドで二人仲良く寝たり、体育用具室に閉じ込められたりと、恋が発展しそうなシチュエーションを体験する、天真爛漫な猫耳中学生・南波と、百合姫大好きツンツンお嬢様・海鈴。そんな二人の関係にとうとう変化が訪れる!? 6人目のお姉ちゃん・四波も登場し、二人のお祭り騒ぎな毎日はさらにエスカレート!! ドタバタCUTE百合ギャグついに最終巻です★
さすがに1巻の最初の方から比べると随分絵柄が変わったなぁという印象ですが、なにしろ連載が5年近く続いた作品なのでしょうがないですね。最終回だったのはびっくりしましたが、作者さんもデビューから5年近くも経って、新しい百合作品の設定を考えてみたいところもあるでしょうし、新作百合作品に期待したいですね。

南方純先生は最初「マリア様がみてる」のお絵かき掲示板の管理人をやっていたような人だし、根っからの百合好きでそれは疑う余地もないですね。
あまりに百合好きなので、作品が百合……というより百合を題材に登場人物があれこれやってるメタ百合漫画になってしまうのが妙におかしい漫画でした(笑)。

ところで百合姫Sの次号予告等にもクレジットが載っていないし、作者さんは今後も百合姫に参加されるんでしょうか?
まんがタイムファミリーで連載を始めた「ガクブンッ!」も百合作品ですし、執筆活動を続けられる限りはどこかで百合作品をお見かけする事はあると思うんですが、ちょっと気になりますね。今後も引き続き百合姫で描けるようにするためにも、単行本は売れてほしいですね。

1巻の紹介はこちら
2巻の紹介はこちら
「801式☆中学生日記 〜となりのひなちゃん〜」(百合度★★★☆☆)の紹介はこちら