少女聖域
あさぎ龍
百合度★★★★★(5.5)

あさぎ龍先生の百合オンリー単行本です。
ようやく読めたんですが、やっぱり単行本全部百合作品というのはすごいですね。前回の「「初めて恋をした。」も単行本半分くらいとはいえそりゃあもう素晴らしい百合漫画が収録されていたんですが、今回は丸々一冊全部ですよ。
この快挙を達成したあさぎ龍先生はもちろん、ペンギンクラブの編集部にも拍手を送りたいですね。
ラフイラストやサンプルイラストがこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらで見れますね。こちらでは第1話のさわりのプロットも読めます。今回はおもらし百合もあります。というか全話にあります(笑)。
リンク貼るのがこんな大変な作業になるとは思いませんでしたが(笑)参考に出来る絵がたくさんあるのは良いことですね。あさぎ龍先生ありがとうございました〜。

以下内容紹介&感想を。
「素直になりたいの」は女子校舞台で、中学生の女の子が、高等部のテニス部の先輩に目を付けられて・・・という女子同士のカップリングがまずひとつ。今回はもう1カップル、次々と女生徒に手を出していく自堕落な日々を送っていたことを隠す素振りもなく、「女同士の恋愛なんて幻想にすぎない。私たちの行為はただの快楽」と最初から断りつつ女生徒と関係を持っていく小鳥遊先生と織作という女生徒との女同士のカップリングが描かれています。

小鳥遊先生が一時は由奈とすら関係を持っていたことに、織作や葉月のみならず由奈も心が揺れますが……どうなるという展開が描かれていきます。
そのまま書き出せないほど過激なシーンがあるのと、ネタバレもあるのとでストーリー紹介はこれくらいにしておきましょうかね。あとは読んでのお楽しみということで(笑)。

今回はHシーンがかなり過激ではあるんですが、私的にはそれより、行為までに至るドキドキ感を作るのが上手いな〜と感じてしまいました。
H漫画雑誌という制約は当然あって、例えば前半Hなしで気持ちが徐々に近づいていってクライマックスシーンにHを……なんて優雅なことは出来ず、最初からクライマックスシーン(=Hシーン)の連続ではあるんですが、その中でも4人それぞれの心理描写を上手く詰め込んでいるのはさすがだなぁと思いました。

・「初めて恋をした。4」
前回の「「初めて恋をした。」の表題作の続きですね。続編とはいえ元々シンプルなお話ということもあって、単品でも話は分かるようになっています。
こうして見比べてみると、「初恋」は「素直に〜」とは違う独特の雰囲気があって、作者さんが作品別にテーマを考えて作っていることがわかりますね。「素直に〜」のほうは女子同士という枠はもう決まっていて、その中でそれぞれの関係性を描くのに重点を置いていると思うんですが、「初恋」の方は女性同士で愛し合うことが自然だということを、風景に溶け込ませながら自然に描いていることが見受けられます。

単行本には描き下ろしで「素直になりたいの!」の番外編も収録されています。こちらは台詞なしで由奈と葉月のHシーンなどが描かれていました。こちらは番外編ということでか「初めて恋をした。」と似た雰囲気がありますね。

前回は大人の女性と女生徒の関係だけでしたが、今回は女生徒同士の関係もメインとして描かれていますね。
思ったよりエロ度は高かったですね。前回の「初めて恋をした。」より、最初からいろいろ飛ばしていました(笑)。

おーらんどーさんの紹介も参考にしてください。

表紙は裏と合わせるとこんな感じで大変なことになりますが(笑)、レジに持っていく時バーコードのある裏表紙の方だけならおっぱいが丸見えなだけなので大丈夫……かどうかは人によりますか(笑)。


初めて恋をした。
(あさぎ龍)

こちらは皆さんもう読まれていると思いますが、こちらも素晴らしい内容の百合えっち漫画が描かれています。未読の人は是非〜。

あさぎ龍先生のこれまた情緒溢れる素敵な百合漫画、「彼女のお医者さま」が収録されている「らぶチュ(3)」の紹介はこちら。これはこの単行本には収録されてないのでアンソロジーの方を別に買いましょう。

あさぎ龍先生は6月30日に発売される、らぶチュvol.4でも「華園行き」という百合漫画を寄稿されるそうですが、こちらも楽しみですね。