ミカるんX(5)
高遠るい
百合度★★★★★(4.5)

何かよくわからん気まぐれBlogさんのところでも取り上げられていますが今回は女子同士のエロエロな絡みに加え、女子が女子を想う心理描写も深くて、今回はシリーズ最高の百合展開でしたね。

転校生の安生さん(♀)はミカに求愛しまくり。安生さんが女の子好きなのは事実なようですが、これはミカの心も体も折って自分にもたれかかってくる時を楽しみにしているため。邪な願望ですが、「アソビだからマジ」と、安生さんはふざけているわけではないようですね。
しかしそんな安生さんに心を揺れ動かされたミカが、「わたしのるんなへのキモチは遊びじゃないのよ!」と真剣な気持ちでるんなに求愛する展開は、今までになかった展開ではないでしょうか。

ミカは転校してきた安生という少女と体育測定で競い合い、良いライバル出現……と思ったらいきなり唾液が糸引くほど濃厚にキスされ、ブルマの股間まで手で触られ、周りで見ていた女子たちも思わず赤くなってしまいます。
席も隣に来ようとする安生ですが、るんなの肩を抱き寄せるミカを見て、「あれ、キミたちってもうデキてたんだ」と2人の関係を悟る安生さん、るんなの胸をもにゅもにゅ触ってそれほど大きくないことを確かめ、「ねえミカ、あたしに乗りかえなよ。こんな子より200パーセント増しで楽しませてあげるからさ」と積極的ですね。

クラスの女生徒たち(女子校なので女子しかいません)も、今までとは違う受けのミカさんが見たいと安生さんを応援することになってしまいます。
「やだやだ離れたくない!るんな!」と泣いて抵抗するミカですが結局席は安生さんの隣にされることに。授業中も机の下で指でミカにいやらしいことをしようとしたり、トイレの最中のミカの個室にも乱入してきたり、部屋では他の女の子をはべらせて自分のアソコを舐めさせている安生さんは淫獣ですね(笑)。

さらに「キミを抱きに来たよ」と夜這いに来て眠っているミカさんに再びキスをし、今度はるんなの方にまで手を伸ばす安生さんは「恋人が別の女に抱かれているのを目撃したあとも、同じように愛せるのでしょーか」などと言ってるんなに圧し掛かりお互いの服を脱がせ耳をペロペロ舐めます。そこはなんとか難を逃れたるんなですが、隠していた島袋の姿を見せてしまって事態は思わぬ方向へ。

安生さんに「島袋に取られちゃうぞ」とふっかけられたミカは動揺を隠せません。「やっぱり私より島袋さんなの?ダメ、聞けない。知るのが怖い」と不安になり、一時はるんなと合体することも出来なくなります。
それまでにも女の子とはいろいろしていたようですがそれは遊びで、ミカにとってるんなは初恋の人だったんですね。容易く手に入ると思ったるんなですが、一緒にいるうちに独りに戻れないと思う程気持ちは強くなり、いつしか失くせないものにまで大きくなっていたのでした。

ミカはもう一度好きだと言おうと決意しますが、ようやく再会できたるんなが笑顔で手を握ってくれて不安も不信も吹き飛んでしまいます。そしてこう誓うのでした。
わたしがどんなにあなたを好きか、あなたがたとえ永遠に知らなくても、あなたを好きでいることを私はやめない

本筋の脇で、転校生のみゆとラブラブしている臍矢さんもちゃっかりしています(笑)。

特撮ネタやその他のパロディネタもいろいろあってひとつひとつ取り上げたいところなんですが、かなり脱線してしまいそうなので控えておきます。しかし思わず脱線してしまいたくなるほど面白いのは確かですね(笑)。

百合要素は初回から含みつつも、内面にまで掘り下げて描かれることは少なかった「ミカるんX」ですが、今回はその辺もしっかり描かれていて、特に面白い内容になっていましたね。


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