百合姫カラーアートワークス CHRONICLE

百合度★★★★★(5.0)

「百合姫」や「S」に収録された巻頭&巻中カラーやピンナップ、表紙などを収録した画集です。アルバムのような装丁になっていて、豪華な作りになっていますね。
小部数製作ということで売り切れたらそれまでということのようなので、欲しい人はちょっと注意してください。

参加されている作家さんは以下の通り。
青井はな、あづまゆき、天乃咲哉、文倉十、石田あきら、樹要、石見翔子、影木栄貴、えのもと椿、大島永遠、大槻ミゥ、乙ひより、恩田チロ、柏原麻実、かずといずみ、かずまこを、加茂、かわく、木下さくら、倉藤倖、高河ゆん、極楽院櫻子、湖西晶、蔵王大志、さかもと麻乃、左近堂絵里、東雲水生、硝音あや、杉本ふぁりな、タアモ、高崎ゆうき、タカハシマコ、竹宮ジン、武若丸、蝶野飛沫、椿あす、Dite、なもり、ナヲコ、南国ばなな、西炯子、袴田めら、林家志弦、ハルミチヒロ、藤枝雅、ブリキ、古街キッカ、ふゆの春秋、星野リリィ、MATSUDA98、三国ハヂメ、水城せとな、水野透子*千手ちゆ、珠月まや、みなみ遥、宮下キツネ、宮下未紀、百乃モト、森島明子、森永みるく、門地かおり、四ツ原フリコ、吉富昭仁、リカチ
というわけで、森永みるく先生や林家志弦先生、大島永遠先生に林家志弦先生のイラストも掲載されていて、とても豪華なラインナップとなっております。

三国ハヂメ先生の「妄想HONEY」の扉絵は手直しもされていますし、他のイラストも修正されていそうですね。印象がだいぶ違います。

今では手に入らないような古い百合姫のバックナンバーに収録されていた絵も収録されていて、こんな人が百合姫に参加されていたのか、と改めて知るような作家さんの絵もあるかと思います。
とりわけ私がハッとしたのは、実は雑誌用に描かれた表紙絵だったりします。
例えば林家志弦先生の表紙イラスト
これは私もお気に入りで何度も見返していたイラストではあるんですが、タイトルロゴや作家名などがないイラストを見ると、これが全然違うんですよ!
蘭が樹里亜に水を渡すシーン、雑誌の表紙では近づいた顔とペットボトルが辛うじて映っている程度でしたが、2人がいる場所はダンスの練習場のようなところなんですね。らんらんが身体を支えている手すりもよく見えますし、鏡張りの壁に樹里亜の姿が映りこんでいる様子まではっきりと見えます。印刷もくっきりしているので、らんらんの汗が今にも樹里亜の顔や体に落ちてきそうな様子もはっきり伝わってきます。
散々見返していたイラストも、全然違う新しい発見がありました。
表紙絵は文字で隠れてしまう部分があるのはもちろん、ほとんどの場合上下左右も見切れてしまっているんですね。今回の画集では、作者さんがきっちり描いたところまで見えるのが貴重です。
「百合姫Wildrose5」の蔵王大志先生の裸の胸で背中を擦っているようなイラストも、足先まで見えているので、お風呂場で下が水で濡れている様子なども分かりますね。右に描かれていた観葉植物までちゃんと見えます。そして良く見たらこの2人は「恋愛遺伝子××」のアオイとサクラだったのでした(笑)。

他にも高河ゆん先生の江夜&倭のイラストとか、大島永遠先生の描いた、寒そうな日に少女2人が裸で覆いかぶさるように抱き合ってるイラストと、1個の苺を少女2人が両方からかじりあいつつ抱き合ってるイラストも収録されていました。
杉本ふぁりな、蝶野飛沫先生のティーンズラブ風味のイラストも掲載されています。こちらは可愛いイラストですが、乳首とかは見えていてえっちな内容も含んでいますね(笑)。

森永みるく先生のカラーイラストは言わずもがな。
「ゆるゆり」掲載前に寄稿されていたなもり先生のイラストとかも好きだったりします。
峰倉かずや先生のあのどう見ても男同士にしか見えないキャラ同士のSMイラストは収録されていなかったんですが残念……という人はあまりいないか(笑)。

百合姫系の商業作品に掲載されたイラストということで作者さんは皆プロの実力を持った方ばかりですし、クオリティの高い百合イラストがたくさん見れましたね。

百合なイラスト集というのは良いですね〜。私、こういうの大好きなんですよ(笑)。理屈でどうこうというよりは、女子同士の肌の柔らかさが直感的に伝わってくるイラストは、ある種の力を持っていると思います。あれこれ説明をしない分、想像力を働かせてシチュエーションを自由にいろいろ考える余地もありますしね♪

ちょっと注意してほしいのは、
極めて小部数の製作となります。確実にお買い求め頂くには、下記の注文書にて書店様にお申し込みください。
と広告に書いてあったこと。あんまし刷ってなくて、なくなったらそれで絶版になるようですね。
予め通販で注文しておいたので私の元には当日にすぐ届いたんですが、やっぱり本屋の方には全然置いてなかったですね。

小部数の製作というのが残念なんですが、しかし在庫管理もあるので出版社も大変なんでしょう。
注文書の期限は切れてしまっているのでこれが使えるかどうかは分かりませんが、通販サイトにはまだあるようなのでこれを使うと良いでしょう。欲しい人はお早めに。