その花びらにくちづけを「あなたと恋人つなぎ」

百合度★★★★★(5.5)



amazonから届きました!発送メールが届いてから早かったですねえ〜。

やはり坂井久太さんの作画が素晴らしかったです!
女性アニメーターの坂井久太さんがアニメのキャラクターデザイン、作画監督、そして原画まで手がけたということで(原画クレジットが坂井久太さんしかいないというのがまたすごい…!)エッチシーンなどを含めて、全編女性らしさが漂っていますね。ちょっと少女漫画っぽい雰囲気もあります。男性的なギトギトした性描写を求める人の評価がどうなのかというのは私には分かりませんが、普段ティーンズラブなど女性向けなH作品を読んでいる百合好きの女性でも楽しめるんじゃないでしょうか。TL百合好きの方も是非観て欲しい内容です♪

AVなのに、下品でなく可憐に可愛く描写されているのが嬉しいですね〜。
落ち込んでいる玲緒に麻衣が目元にキスしてあげるシーンなど、女性アニメーターの坂井久太さんならではの繊細な表現も随所に感じました。
女の子のお互いの肌が重なるシーンも、実に柔らかそうに描けているんですよね〜。

サンプルは公式のトレーラーギャラリー(←リンク先18禁)に載っているものを参考にしてもらうとして、DVDではさらにクライマックスの貝○わせシーンや告白シーン、キスシーンなどもじっくり描かれていて、濃い部分も導入部もDVDではばっちり観られますね。

商品ページには書いてないですが、これは限定版なんですね。パッケージに「限定版」と書いてあります。これはすぐ売り切れてしまうかもしれないのでご注意を。


amazonの価格もちょうど、私が買った値段と同じ水準までまた下がったようですね。皆さんもう買われたことと思いますが、ひょっとしてまだの人は是非この機会に!

こんなにレベルの高い作画を書いてくれる人なんて、百合に対して並々ならぬ百合に対する熱意を持っている坂井久太さんくらいしかいないでしょう。この作品は奇跡的に出来た作品と言っても過言ではないかも。
坂井久太先生が百合に対して熱い思いを持っていることは坂井久太画集「Candy rain」を紹介した際に触れておきました。まだ読んでない人は是非こちらも読んで、坂井久太さんの熱い思いを知って欲しいですね。

18禁百合アニメは「エスカレーション」が25年前に出て以来、なかなか百合純度&クオリティの高いものが出なくて、ようやく数年前に「少女セクト」が出たものの、普段OVAというものを観ない視聴者が多くて評価がめちゃくちゃ厳しくなってしまったせいもあるのか、また18禁百合アニメのリリースがされることはなくなってしまって、次に出るまでだいぶ間が空いてしまいました。
今回は坂井久太さんがほぼ一人で作画を手がけたということで、坂井久太さんの女性らしさ溢れる綺麗な百合Hシーンを堪能できたのは視聴者からすればありがたいことなんですが、逆に言えば全部一人でやらなければいけない程、OVAの制作環境が相変わらず劣悪なことがうかがえます。
坂井久太さんばかりに頼っていてはいけませんね。そんな状態が続いているようではこれから18禁百合アニメが本当に出なくなってしまうでしょう。坂井久太さんレベルのアニメーターが無理をして一人で18禁百合アニメを描いてくれるなんてことはまずないケースと思いますし、これがラストチャンスかもしれませんが、是非成功して欲しいものですね。

「その花びらにくちづけを」は麻衣×玲緒以外のカップリングの作品もありますし、それらのOVAも観たいですね。是非また今回のようにクオリティの高い百合アニメが続いてほしいものです。

一応ま●ぐ●返しや貝●わせなどのシーンもあるとはいえ、上でも言った通りこの作品は即物的で男性向け的なエッチシーンがメインというわけではなく、女性的な繊細な描写の方が素晴らしいですね。
女子同士ですごいことをしているシーンに注目するよりも、むしろ行為に集中している中で少しもつれた髪の毛とか、相手を見つめる潤んだ瞳とか、細かいところを注意して観た方が良さが分かります。
必ずしも尺が長いシーンの方がクライマックスなわけではなく、ほんとにちょっとした一瞬の描写に色っぽさがあることが多いんですよね。

そんなわけで、ぼんやりと観ていると見逃してしまいそうだけど、よく見るとすごく色っぽい麻衣と玲緒のシーンをピックアップしてみました。
最初のパート、保健室で玲緒が麻衣の乳首をねぶったり吸い付いたりするシーンは、麻衣のまるで果物のように柔らかそうで美味しそうで柔らかそうな乳首が玲緒の舌によって自在に動いているシーンは作画はもちろん、動画もすごいですね。
その後69をするシーンは麻衣にされて我慢出来なくなって、玲緒が舌を離した一瞬愛液が糸を引くシーンが色っぽい。
タイトルどおりお互い「花びらにくちづけを」しているシーンは、トレーラーやサンプルなどには出てませんでしたが、股間と舌がアップで見えますね。モザイクはかかっていますが、よく見ると麻衣は玲緒のアソコをじっくり舐めた後、すぼめた舌をアソコに入れた様子も分かります。
さらに玲緒が反撃して麻衣のアソコも舐めることになり、麻衣が気持ちよさで顔が赤くなりながらも、必死に玲緒のアソコを舐める表情がめちゃくちゃ色っぽい!

保健室でHした際に玲緒は風邪を引いてしまったようですね。その後シーンは代わって玲緒の部屋に麻衣がお見舞いに来るシーンに。
ペットボトルを持ってきた麻衣は水を口に含み、玲緒にキスをして口移しで飲ませていくシーンはいうまでもなく麻衣の口から送り込まれてくる水を飲んでいく玲緒のゴクゴク動く喉元が注目ポイント。飲ませ終わった後は玲緒の口元にこぼれた水を麻衣がペロリと舐めてあげるシーンも優しさが表れていますね。
ところでこのシーン、「喉が渇いた」と自分から言い出したのに玲緒は麻衣の差し出したペットボトルをすぐ受け取ろうとせず、玲緒の方が口移しを誘ったようにも見えます。お互い、目と目をちょっと交わしただけで相手のしたいことを悟ってあげる2人の関係がすごく良いですね。
(色っぽいポイントではないんですが、玲緒の体を拭こうと麻衣が手を伸ばすシーンで「みゅ〜ん」と変な効果音が出てるのが面白い…笑)。
体を拭いてもらうことを一度拒否したせいで、麻衣が自分の元を去ってしまうのではと心配して玲緒が麻衣の裾を掴んだり、そんな玲緒に麻衣が優しく目元にキスをしてあげる描写なども女性らしい優しさが溢れていますね。

その後お互い告白した時の玲緒の回想シーンに。勢いで告白してしまい、恥かしさで怒ったような表情の玲緒と、最初びっくりしつつもその後玲緒のことを優しげに見つめる麻衣の表情が良いですね。

またシーンは切り替わって保健室でお互いの気持ちを確認をしてキスをするシーンに。この後冒頭の保健室でHするシーンに繋がっているのかもしれませんね。
「私も玲緒のことが好き」と言っても目線をそらしたまま信じようとしない玲緒に「だったら、証拠を見せてあげる」と唇を重ねるシーン、頬に手をあてた一瞬玲緒がハッとする表情や、唇を重ねられたりさらには舌で唇まで舐めてくれて、玲緒がおどろきで目を大きく開いた後、本当に麻衣が自分のことを好きだということを確認して自分からも舌を出してお互いの舌を絡めて、幸せに包まれていくシーンもかなり良いですね。
その時はぶっきらぼうな態度を取っていたものの、このシーンを回想して思い出に浸っていたのは玲緒の方だったということで、その時のことが心の中では本当に嬉しかったこともうかがえます。

場面はまた風邪の玲緒を麻衣が看病していくシーンに。
やはり麻衣が玲緒の体を拭いていくことになるのですが、麻衣の潤んだ表情が印象的です。背中だけでなく、玲緒の小さな胸も拭いていくのですが、言われるがまま腕を広げて前も拭かせていく玲緒もそれを期待していたようです。このシーンは言うまでもなく乳首に麻衣のタオルが当たった際に感じてしまう玲緒の表情と、触られている胸の動きが交互に描かれて連動してる様子が分かるのがポイントですね。
そして耳元で「ごめん、あたし我慢出来ない。今すぐ、玲緒が欲しい」と色っぽい表情で伝え、そのまま首筋を舐めていく麻衣。お互いに興奮している様子が分かりますね。
風邪が悪化したらまたずっと看病してあげるからと言われ、玲緒が麻衣からは見えない角度で、密かに嬉しそうな表情をしているのもポイントです。やっぱり坂井久太さんの描く少女の潤んだ瞳の表情はたまりませんね〜。

風邪を引いてるけどHをしたくなった2人。玲緒が麻衣の裾を掴むシーンは2度目ですね。今度はさらに自分からキスまでしてOKサインを体で表す玲緒。
「私だって、麻衣にいっぱい触って欲しい」と言った玲緒に麻衣がさりげなくおでこにキスをしてあげたり、「もう止まらないよ。いいね?」「ダメって言ってもやめないくせに」とお互いの気持ちを確認した後、2人が幸せそうに一瞬鼻をくっつけあうシーンが可愛すぎ!

その後はいよいよ体をぴったり重ね合わせキスをするのですが、この時のキスシーンも深くて良いですね〜。さらに耳の穴まで舐めていく麻衣に、玲緒は麻衣の舌で感じてしまいます。
そして後ろから玲緒を攻めていくシーン、玲緒が濡れていることを指で感じた麻衣が一瞬見せる、すごく嬉しそうな表情が見所ですね。
このシーンは麻衣の指が玲緒のアソコをいじっていく様子が、かなり大きく映っているしアングルも毎回変えて映し出されているんですがかなり際どいですね。どんな風に麻衣の指で愛撫されているのか、玲緒のアソコの様子までわかります。
愛液を流しながら一瞬腰をビクっとさせるシーンも色っぽいですね。
そして徐々に興奮していく玲緒ですが、麻衣が耳元で囁く「玲緒、好き……好きだよ」という言葉が最後のトドメになって涙まで流してイってしまう展開も良かったです♪

イってしまった後の玲緒に、またキスをしてあげる麻衣。イった後もしらけることなく、優しく深くキスをしてあげるのは、女子同士ならではの優しさが感じられますね。
さらに麻衣の欲情は収まらず、「ごめん玲緒……ホントにごめん」と言ってま●ぐ●返しをして花びらにキスをしてしまうことに。行為自体もすごいですが、する前に謝る麻衣と、きょとんとしている玲緒の表情がさらに萌えます(笑)。
麻衣が腰を持ち上げた瞬間、上半身アップの玲緒の腰の方から胸にかけても持ち上がっていくシーンも色っぽいですね。この後の瞬間画面を上手い位置で静止画にすると玲緒のすごい姿が見えることに(笑)。
玲緒のアソコを舐めていく麻衣、この時麻衣の髪が玲緒のお尻にかかってるシーンなんかも妙に色っぽいです。

そして今度はされっぱなしだった玲緒が麻衣にお返しのHをしていく展開に。
大きな麻衣のおっぱいを揉んでいくシーン、よく見ると思う存分揉んだ後、そっと乳首に指をあてているのがポイントですね。その後気持ち良さそうにしている麻衣の表情のシーンに移りますが、多分玲緒は乳首を優しく愛撫しているんでしょうね。
その後は麻衣の大きなおっぱいに玲緒が吸い付くことに。吸い付いたおっぱいから唇が離れた瞬間、ぷるんと揺れながら乳首が現れる胸の様子も色っぽいです。
同時に指では股間も愛撫して、「玲緒……玲緒……」と切なそうな声をあげる麻衣。玲緒が聞きたかった麻衣の声というのはこういう声のことだったんでしょうね。

その後は貝●わせのシーンになるんですが、くっついた股間そのものをバーンと映すのではなく、お互いの姿勢から、どう見ても2人がそういうことをしていることが分かる描写も良いですね。
そして向かい合った姿勢のまま乳首も擦り合わせ腰も擦り合わせ、「麻衣のこと好き!」「私も、玲緒のこと好き」と、またお互いに相手が好きだという言葉を交わしてから一緒にイってしまう展開もやはり良いですね。

結局Hをして風邪が移ってしまった麻衣を玲緒が逆にお見舞いすることになって、ずっと一緒にいることを誓って2人がキスを交わすシーンで幕を引くわけですが、ある程度の距離で見詰め合って、その後お互いの唇が急に近づいてちゅっとキスをする動きは、ちょっと独特で坂井久太さんっぽさがあるキスシーンのような気がしましたね。


……とこのように書き出した部分を見てもらっても分かるとおり、短い尺の中でもかなりの見所がある作品です。おおまかなところよりむしろ、細かいところに注意して見たほうが色っぽさが分かる内容になっていると思います。細かく見れば見るほど良さが見えてくる作品ですね。適当に作ると、おおまかなところは良いんだけど細かいところを見るとイマイチ……という作品になりますが、この作品はちゃんと作りこんであることがわかります。

amazonから届いた商品には、限定版特典のドラマCDや原作者のぺこさんの描いたリバーシブルジャケットなどがついていました。
ぺこさんが描いてるのはもちろん麻衣×玲緒のイラスト。玲緒が怒ってるような表情をしてるのはトレードマークっぽいんですが、後ろから抱き付いてるのは玲緒の方なんですよね。麻衣は嬉しそうです。
このイラストはドラマCDのジャケットにもあしらわれていますね。
オリジナルドラマCD「スキスキ麻衣さん……
佐野晋一郎さんがシナリオを手がけたドラマCDは、麻衣と玲緒が熱い一夜を過ごした翌日、裸でピロートークしているエピソードを収録した内容になっていますね。
いきなり裸だった自分と麻衣を見て「ガルルル……」などと猫のように威嚇する玲緒が可愛いですが、昨夜のことはすっかり忘れていたんですね。
昨夜は「好き好きー!」などと言って燃え上がっていた2人のようですが、翌朝になったら照れてしまって同じことを言えなくなってしまってる2人が可愛いです♪
しかし麻衣はそれでは納得できず、どうしても玲緒に「好き」と言わせようと、しまいには好きと言うまでありとあらゆる方法で責め立てようとまでしますが、結局自分も「私は玲緒のこと好き。大好きよ。ずっと一緒にいたい」と言ってくれた麻衣に免じて玲緒も「す……好きよ!麻衣のこと大好き!……うう、恥かしくて死にそう」とようやく言うのですが、声が震えてるのが可愛いですね。
ラブラブなのは同じなんだけどドラマCDではかなりコミカルな展開が描かれていましたね。

Megami MAGAZINE Creators (メガミマガジン・クリエイターズ) 8月号にカラー4ページに渡って「その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ」の特集がされていますね。「ストパニ」も手がけた迫井政行監督のインタビューも掲載されています。
それによると、この作品の魅力は2人の「絡み」シーンに集約されている。男性的な視線は排除して作るよう心がけたとのことですが、目指す方向性としては悪くなかったですね。やっぱりこの作品は坂井久太先生の絵の力が肝ですし、いらないものをごちゃごちゃ入れなかったおかげで、坂井久太さんの絵の力によって、18禁百合アニメの魅力が最大限引き出さていました。
また、坂井久太さんが作画を手がけたせいで、「品」のあるアダルト作品にすることが出来たとのこと。坂井久太さんの女性らしい作風なら、やはりそうなるでしょう。これは分かりますね。
脚本には別の方のクレジットがありますし、迫井政行監督も坂井久太さんほどの膨大な仕事をこなされたというわけではないと思いますが、坂井久太さんが自分のやりたいことを曲げる必要もなく、やりたいことを最大限出来たのは、「ストパニ」から一緒に仕事をされている迫井政行監督とのチームワークがあったからでしょう。自分の作家性にこだわっていらない要求を突きつけて作品が悪くなるのは一番避けて欲しいことでしたから。
私の敬愛している佐藤順一監督やカサヰケンイチ監督もそうなんですが、自分の色で固めようとするのではなく、スタッフの方々がやりたいことを曲げる事なく、全部させてくれる監督こそ、良い監督だと個人的には思いますね。

ちなみにこの雑誌は女子同士絡んでる絵、裸絵も多いし「百合!」の文字もいたるところに見えるので、立ち読みしようとすると背後に誰か通りかかる度にめちゃくちゃドキドキしてしまいます(笑)。

ところで個人的には原作ゲームもDVD-PGで商業発売してほしいんですが無理でしょうかねえ。内容云々以前に体力的にパソコンゲームは出来ない(&ひとつ同人誌を紹介すると他の同人作品も紹介してほしいと山ほどメールが来てパンクしてしまいますし、サイト運営していることが逆にネックになっているんです…)んですごくもどかしいです。DVD-PGで商業発売するならすぐにでも買ってプレイ出来ると思うんですが。

ちょっと前までは「青い花」「ささめきこと」などガチ百合アニメがたくさん出ていたのに最近では★5つつけられるようなアニメがめっきりなくなってしまって寂しい限りなんですが、これをきっかけに純度100%の百合アニメがどんどん出てくると良いなぁ。

元々私が百合にハマったのも「エスカレーション〜禁断のソナタ〜」ですし(今年はちょうど25周年なのです!)、私にとって18禁百合アニメは原点ですね。「少女セクト」などごくわずかな例を除いて、20年前から比べてもリリース数がほとんど変わっていないので、私も18禁百合アニメについては趣味を追求することも出来ず、25年前から時間が止まったままなのですが、情熱はあの頃と変わってないです。もっと出て欲しいと切実に思うし、これから発展していくべきジャンルだと思いますよ。

話によるとこの発売元のchuchuというのは百合専門レーベルということで、超期待!今回の作品に続き「その花」の他のエピソードなど、18禁百合アニメが引き続き制作されていくと良いですね。
体力的な問題があって保証は出来ないんですが、18禁百合アニメがこれからも出るようなら、うちのサイトでも積極的に取り上げていきたいと思います。そのアニメが坂井久太さんが描くキャラクターのような可憐な内容ならなおさら!

「坂井久太版権集 candy rain」の紹介はこちら。