ふたりぽっぽ 1
山口舞子
百合度★★★★★(4.5)

こばと大好きくるり(白ぽっぽ)と、ちょっぴりクールなこばと(黒ぽっぽ)は幼なじみ女子高生二人が繰り広げるハイテンションスクールライフを描いた4コマです♪
livedoor デイリー4コマで何話か試し読みできますが、まるで夫婦のような2人の様子が分かりますね(笑)。

この作家さんの作品はうちのサイトでも「もうすこしがんばりましょう」「カギっこ」「ひなちゃんが王子!」などを紹介しましたね。イチオシの作家さんです。
今回はメインに男の子が全くいないことや、主役が女子高生2人ということもあって、過去の作品の中でも百合度は一番高いですね。そして面白さも♪
もちろん男が死に絶えた世界観などではなく、それどころか女子高でもなさそうなのに、画面の中にはほとんど女子キャラしか入ってこない山口舞子先生特有の作風も健在。くるりとこばとの母親は頻繁に出てくるのに、不思議と父親の方は一度も出てきません(笑)。
猛烈に求愛してくるくるりは、こばとの好物ばかりを得意料理にして「婿に来る?」と聞いたり、「私たち2人なら温かい家庭だって築ける」などと言っていたり、こばとが男友達、女友達、さらには猫、自分の母親が接してくるだけでも嫉妬をして、投石して攻撃(!)したり「バカバカ浮気者ー!」と叩いたり、猫の真似をして自分も構ってもらおうとしたり、一杯撮ったこばとの写真はファイルにしてコレクションにしていたり、せがんでお泊りをして、歯ブラシを歯ブラシ立てに2本入れて満足したり、起き抜けのぼさぼさの髪のこばとの顔を見て満喫したり、すっかりこばとの妻になっている気分ですね。

一方一見つれない素振りを取っているように見えるこばとですが、くるりがピンチの時には条件反射的に駆けつけて、必ずくるりを守ってあげようとしてしまいますし、くるりが女友達に囲まれているのを見た時には嫉妬してしまい、泣いて謝ってしまったり、寒い日には1人で帰ることが寂しく、結局くるりちゃんを待っていてあげたり、部活に1人入ることを許可してもらった時には親に放り出された時のような気持ちになってしまったり、一緒にデートしてスルメ(←?)をあげたり、結局くるりのことはなんでも知っていたり、こばとからくるりへの愛情も充分に感じられますね。

女友達のもーちゃんは、こばととくるりに対して「イチャイチャしやがって」と冷たい態度を取ってしまいますが、2人はそんな風に平等に冷たいもーちゃんが大好きだったのでした。
くるりへの嫌がらせにこばとに抱きついていちゃついたり、2人のことは良く分かっているもーちゃんも、この作品の中では面白い存在になっていますね。


山口舞子先生の作品はどれも面白いですが、今回は百合的にも安心して読める上可愛くて面白い。皆さんにもおすすめです♪

2人で一緒に愛の巣に住んでる表紙絵も良いですね。カバー下ではその巣の中でさらにくるりがこばとに迫っている様子が(笑)。