なかよし7月号
公式

Web拍手ハーメスさんの情報より、「野ばらの森の乙女たち」という百合作品が掲載されるかもしれないということで久々に「なかよし」を買ってみましたが、実際読んでみたらすごい百合っぷりで驚きました。ニュースサイトでも「なかよしで百合系お嬢さまモノ新連載」と大きく取り上げられています。

以下なかよしの「野ばらの森の乙女たち」「ハートキャッチプリキュア!」、(上北ふたご)「中川翔子物語〜空色デイズ〜」(原明日美)、「わたしに××しなさい!」(遠山えま)、りぼんの「ブルー・フレンド」(えばんふみ)、ちゃおの「わざアリっきわみちゃん」(もりちかこ)の紹介。
・「野ばらの森の乙女たち」(白沢まりも)百合度★★★★★
憧れの女子高音羽女学院に入学できたヒロイン初美。寮で同室のさくらとは家が隣同士の幼馴染み。いつも一緒にいて、寮に入ってもベッドの上で寄り添い「さくら、大好き」「……うん。私も初美が一番大好きだよ」と手を絡めて見詰め合い、絆を確認しています。
そんなある日、階段を踏み外したところを助けてくれた人が王子さまのように格好よくて思わずドキンとしてしまう初美ですが、彼女はやはり女性。名前を泉と言い、繭子というお姫さまように思われている少女とともに「音羽の華ソーシャライツ」という、生徒から慕われる女生徒に贈られる称号を持った人だったのでした。
その後も隣に座られたり、朝乗馬をしているところに出会って髪についた花びらをとってもらったりして初美の胸の鼓動は収まりません。
しかしその後、泉が泣いている繭子の涙、そして唇に泉がキスをしているのを目撃してしまい……。
その事が頭から離れられなくなり、気持ちが揺れ動き部屋に帰ってからも幼馴染みのさくらにしがみついたままの初美ですが、そんな初美にさくらは唇が触れる寸前のところまで顔を近づけ、初美はびっくりして「え、え、え、さくら――!?」とますますドキドキ。
「こんなふうにふざけあうのよくしてたじゃない。あの2人もそんな感じだったんじゃないの?さっお風呂いくよ!」と明るく言ってその場は収めるさくらですが、「もしほんとうにキスしたら、初美どんな顔するかな――」と切なそうな表情で顔を赤らめて――。


個人的には絵柄が最高ですね!設定はともあれ、この絵柄は完全に少女漫画なんですよ!他の百合作品との設定の差異化とか、細かいことはどうでもよくなってしまった(笑)。この絵柄で百合漫画が読めるのは嬉しい!

女子高ということで男なんか影も出てきませんし女子同士の関係も第1回から完全キス2回(誰か分かりませんが冒頭でもちらっと女子同士のキスシーンが映ってるんですよね)、ヒロインのキス未遂1回、ヒロインに真剣に恋心を寄せていそうな幼馴染みの少女の気持ちなども今後描かれていきそうで、百合物件としても隙がなく、「りなちゃ」3誌の中では一番百合度高いですね。
少女漫画でこんなに百合度高くしちゃって大丈夫なの……!?と思わず心配になってしまうくらい(笑)。でも最近細かいことが気になる百合好きも増えてきたことですし、これくらい徹底的にコテコテ甘々の百合にしてしまうというのもアリかと思いました。

今後百合路線が続くか、不人気により男が絡む展開になるか、あるいは打ち切りになってしまうかなどはアンケートにかかっていると思うので、是非買ってアンケートを出してほしいですね。批判的な意見や、この部分はこうした方が良くなるんじゃないかという意見もアンケートが重要でしょう。ちゃんと買った人と、買わずにあれこれ言ってる人の区別がつかないWebだと、多分批判的な意見も話題になっているという認識をされるだけだと思うので、作品や少女漫画の状況の質の向上にはつながらないでしょう。何か意見がある人は是非アンケートで。

「なかよし」は昔「セーラームーン」の連載が始まったあたりでも少女漫画っぽくないとかオタクっぽいとかいろいろ言われてはきたんですが、「セーラームーン」も知っての通り名作少女漫画になりましたし、この作品もうまくいけば百合度も申し分なく、少女漫画としても新しい歴史を切り開く可能性は充分ありますね。



・「ハートキャッチプリキュア!」(上北ふたご)
ついに現れたキュアムーンライト様ことゆりちゃんはつぼみとえりかを庇おうとするものの、もう変身して戦う力は持っていないのでした。しかし想いをたくされたつぼみは、改めてえりかといっしょに受け継いでいこうとするのでした。

・「中川翔子物語〜空色デイズ〜」(原明日美)百合度★★★☆☆
最終回。こちらの作品も友情エンドでした。

・「わたしに××しなさい!」(遠山えま)百合度★☆☆☆☆
花を贈ったり抱きついたりちょっと女子同士のいちゃいちゃ描写が。


さらに今月の「りぼん」「ちゃお」のレビューも。こちらにも最近百合要素のある作品が載っていますからね。お金がなくて全誌買う事が出来ない状態が続いていたんですが、久々に「りなちゃ」レビューが復活しました(笑)。

りぼん7月号

・「ブルー・フレンド」(えばんふみ)百合度★★★★★
美鈴のことが怖くなって突き放してしまった歩。女子たちの間での噂が広まるのは早く、美鈴は再び孤立してしまいます。歩にすがってくる美鈴の手を振り払う歩は、美鈴のことが気になりながらも、まだ大人でないため、庇う精神的な余裕がないんですね。
そんな中、自分に告白してきた男平井の会話を偶然聞いた歩。男友達と接する時の彼はいつもと打って変わって軽薄な様子で、彼は本当は歩なんて最初から眼中になく、やはり意中の相手は美鈴。11回告白しても振られたので今度は親友らしい歩の方に声をかけてきたとのこと。最低です。
そして歩が平井に気持ちが傾いて自分から離れていくのを悲しんだ美鈴は、平井の思惑通り、自分の時間を少し平井のために割くと申し出たというのです。
事情を知った歩は美鈴のことを想い、彼女が家でも親とうまくいかず、雨の降る街中をひとり佇んでいるのを見かけ、抱きしめてあげるのでした。
と、抱き合う2人の姿を見つめる少女が1人。彼女は写真の中で美鈴と仲良くしていた相手のようですが……。



ちゃお7月号

・「わざアリっきわみちゃん」(もりちかこ)百合度★★★☆☆
今回は実はアイドル願望があったというてるなのため、きわみちゃんが本当にアイドルになれるよう、特訓させてあげるお話。
てるなにキツイことを言うきわみちゃんにもメロメロな愛が良いですね。
Webだとあまり話題になっていませんが、この作品は「りなちゃ」の百合要素のある作品の中では一番少女漫画っぽいです(それ故に見過ごされているようですが…笑)。