……じゃなかったこっちね。


映画原作 マリア様がみてる


しかしこうして比べて見ると一瞬どっちがAVなのか分からなくなるような(笑)。

百合度★★★★★
内容はオリジナルの無印1巻とほぼ同じですね。イラストの代わりに映画のスチル写真が使われていて、これが結構多めだったり巻頭にも折込の写真が収録されていたりするせいでオリジナルのものより分厚いです。表紙は映りが悪いような気がするんですが、中のイラストを見ると祐巳役の人も結構可愛い。聖さま役の人に抱きつかれている姿も映っていますね。
あとがきも今野緒雪先生の書き下ろし。作品の中のリリアン女学園は年頃の女の子(多分皆お嬢様)しか入学できませんが、今野緒雪先生も含めて読者の皆さんが、空想の中でリリアンに入るのは誰でもウエルカムなんですね。


Cobalt (コバルト) 2010年 07月号


今月号のコバルトには「マリア様がみてる」の番外編も載っています。以下紹介。

・「マリア様がみてる ステップ」(今野緒雪)百合度★★★★☆
親友の律に「男性とお付き合いしている」と衝撃の告白をされた佳月は…というお話。
佳月はショックを隠せず、
「嘘でしょ……何で黙ってたの?」
「言いづらくて」
などとやりとりをして、翌日もお弁当のおかずの肉じゃがが一緒だったことから交換はするものの、いつものように楽しくはなく気まずくなったり、高校生の間は私だけの律さんでいてくれると思ったのに……と涙を流してしまう佳月は親友の律のことが一途に好きだったんですね。
街で出会って気になった男が律の彼氏ではないかと思った佳月ですがそれは彼氏ではなく律の兄だったのでした。

オチは百合的にはさすがにちょっと……という感じでしたが、冒頭は切ないながらも良い感じでした。

それにしても高倉健とか吉永小百合とか、今回もえらい古いネタが登場して原作の方はどんどん年配の女性らしい作品になっているような気がします。個人的には年配の方の考え方を描いている作品というのも面白いんですが、若い女の子向けに作ってる感じの映画とはギャップが激しいですね(笑)。

今月号はふろくで「マリア様がみてる」特製クリアファイルが入っているのですが、2種類のうち、どちらが入っているかは雑誌を買ってのお楽しみとのことです。私は祥子さまと祐巳がアップで寄り添っている方でした。イラスト自体は表紙に小さく出てますね。

ただ今月号はこの付録があるために立ち読み出来ないかもしれませんね。

今回も巻頭は「マリア様がみてる」特集。
実写映画のキャストの皆さんのコメントや経歴も載っています。キャストの方々がリリアンの制服を着てずらっと並んでいる姿を見るとなんだか……笑いがこみあげてしまう(爆)のは「みている」のイメージがどうしてもちらついてしまうからでしょう。いえ、このイメージは早く頭から払拭しないといけないですね(笑)。
今野緒雪先生のインタビューによると、ファンの方は心配している人が多いとのこと。これは、私がスチール写真を見てなぜか笑いがこみ上げてきてしまう現象と共通してるところもあるのかなぁ(笑)。

キャストの方はなかには声優と兼業で女優をしている方もいるようですが、ほとんどの方がティーン誌でモデルをやってる方ですね。
そして皆さんお若い!1989年12月生まれの人が2人いるくらいで、後は皆90年代生まれです。祐巳役の子なんか97年生まれですからね。「マリア様がみてる」が初めて雑誌に掲載された時と同じ年に生まれたということになりますが、私なんかにとって「クララ白書」がそうであるように、こういう子たちにとっては「マリア様がみてる」は物心ついたころには既にあったという、古典的な存在なんでしょうね。
映画は若い女の子をターゲットに作っているように見えるのですが、果たしてそういう子たちにはどんな風にこの作品は映るのかも気になります。