コミック百合姫VOL.21

公式)(定期購読)
百合度★★★★★(5.5)

隔月化も決定して季刊としては最終号の百合姫VOL.21です。
今回は志村貴子先生がピンナップ&インタビューで登場!さらに特別付録として、5周年記念小冊子がついており、本誌&他誌百合作家陣によるイラスト&マンガ集が収録されていますが、小冊子付きということで特別定価になるということはなく、いつもどおりの価格です。

ページ数はボリュームアップするんじゃないかと予想していた人が多かったんですが、残念ながらちょっと減ってしまいましたね。休刊する雑誌というのは最後の号が薄くなるという法則がありますが、Sと合併する今月号の本誌もその法則が少し入ってしまったようです。
ただ、内容は良かったですね。今回は小難しい設定に走ることなく、単純に女子同士求愛しあうお話がわりと多くて、理屈であれこれ考えずとも読んでいて自然に楽しめる良作が揃っていました。

・5周年記念小冊子
参加されているのは以下の各先生方。
美川べるの、林家志弦、柏原麻実、紺野キタ、小梅けいと、テクノマサタ、金田一蓮十郎、宮下未紀、大島永遠、吉富昭仁、かずといずみ、文倉十、MATSUDA98、藤たまき、タアモ、南崎いく、百乃モト、リカチ、コダマナオコ
林家志弦先生の描くのはもちろん樹里亜×らんらん!樹里亜がらんらんの鼻にキスをしてあげてるのが可愛いです。久しぶりに彼女たちの仲睦まじい姿が見れて嬉しいですね〜。このブログでも何度か言ったと思いますが、私林家志弦先生にはイラストだけでも良いから帰ってきて欲しいと思っていたんですが、今回それが叶いました!
コダマナオコ先生の水着少女2人は胸をくっつけあって、互いに相手の水着の上をほどこうとしていたりして、ラブラブで色っぽいですね。正直男女モノだとどうも痛々しく感じてしまったりするんですがやっぱりこの人は百合を描くのが向いてると思うなぁ。
小梅けいと先生のイラストも胸をくっつけあっていますね。相手の女の子の胸をしっかり揉んでいてエロい(笑)。
紺野キタ先生はみわさんともりやさん、久しぶりですね〜。2人とも座った状態で足で相手を挟んで抱き合っている……だけなんですが漂ってくるこの色っぽさはなんだ(笑)。「時々は呼んで下さい」とのコメントもありますが、百合を描く気はまだまだおありのようですね。次回百合姫にも名前が載っていることですし、やる気があるならガンガンお仕事が入ってきそうですし、私も百合作品が読みたい方です(笑)。
MATSUDA98先生の少女2人は同じ浮き輪の中に入って胸を密着しあって、さらに他の人が見れない水中では相手のお尻まで触っていて、エロカワイイイラストですね。
美川べるの先生のわりと正統派な感じの百合イラストも良いですね。
宮下未紀先生のイラストは水着姿の松平さんと美春!こちらも懐かしいですね〜。
どのイラストも眼福でした♪

以下各話紹介。
ピンナップ(志村貴子
やっぱり「青い花」のふみとあーちゃんでしたね。構図が同じなんで一瞬「青い花」単行本1巻の表紙絵かと思ってしまったんですが、よく見ると2人が手に持っているのはなんと雑誌百合姫!ふみの方を向いているあーちゃんの顔も頬が染まっていますし、互いに恋愛感情がある関係になったことを仄めかしているようなイラストです。

・「レンアイ女子課」(森島明子)
今回は個人的に期待していた姫乃のお話でした♪
香と蜜姫が一晩でマニキュアがはげてしまうのは……お仕事が大変だったからではないんですね(笑)。
少し嘘をついて見栄を張る姫乃と、女子が好きな女子ゆえに鋭くて即座に見破ってしまう白羽さんのやりとりが面白い(笑)。
仕事に忙しくなった恋人黄実とうまくいかなくなって、昔のことばかり思い出すようになった白羽さんは、姫乃と一緒にいるうちに、かつて恋人と一緒にいた時のような楽しい気分を思い出し、ついに姫乃に「好き!」と告白。まさか「ばキュン」が白羽さんを射抜くとは。本当にハートをキャッチされてしまいました(笑)。
単行本1巻が今度発売されるということで、今回は一区切りついた感じで終わっていましたが、しかし本当に黄実ちゃんは白羽さんから心が離れていったのかどうか、気になりますね。

「私と彼女。」(みなみ遥
百合姉妹時代からピンナップや表紙を寄稿されていた作者さんがいよいよコミックで登場!
この2人、「百合姫Wildrose3」の表紙の2人のようにも見えるんですがどうでしょうね?
学校でもラブラブで、着替えをしている相手の肌を見てドキドキしてしまったり、めちゃくちゃ可愛い作風ですね。そしてえっちな展開もあり(笑)。
あまりストーリー性はないんですがこういう作品はめちゃくちゃ良いです♪
単行本に収録されるかどうかは微妙だと思うので、気になる人は是非雑誌でおさえておきましょう。

・「星とつばくろ」(田仲みのる)
沙織に近づきたいつばめですが、介護が必要な祖母もいるためか、東京まで追いかけていけず、いくら高く飛んでも星までは届かないつばめのように自分を感じてしまっているようです。
いつも笑顔な沙織と、いつも不機嫌なつばめ、しかしお互いに離れるのが寂しい気持ちは一緒で、影で泣いているんですね。
ラスト近くの展開はなんとなく芥川龍之介の蜜柑を思い出してしまいました。

・「ゆりゆり CASE☆3 志保と佳奈子の場合」(なもり)
いつも仲の良かった志保とは大親友だったもののそれだけではなく「付き合えたら、すっごく幸せなんだろうな…」と思っていた香奈子は思い切って「女の子同士ってどうかなあ〜?もしあたしが志保のこと好きだったら…どうする?」と聞いたところ「すっごく嬉しい…かな」と恥かしげに答えてくれて、晴れて恋人同士になります。
翌日、急に不安に襲われて周りの目が気になって避けてしまったりもするものの、周りも仲の良い2人が喧嘩しているより仲が良い方が良くて仲直りも祝福してくれて、晴れてキスを交わす2人が良いですね。

・「love*aroma」(竹宮ジン)
匂いで先生のことを好きになってしまったヒロイン。先生はサンダルウッドのアロマオイルをつけていたのですが、後日違うアロマオイルをつけてきてもヒロインは先生のことを良い香りだと思い思わずキスしてしまい、やはり先生自身の香りに惹かれていたんですね。

作品も恋愛は理屈ではなく本能だということを示していますが、竹宮ジン先生の描く女の子自体も、女の子同士で恋をするのが普通に見えるし、仮に相手を男に置き換えて考えると違和感を感じます。
竹宮ジン先生の描く漫画も、本能的に女の子が女の子を好きだということが作風に表れているような気がしますね。

・「カナリアの憂鬱〜猫目堂ココロ譚〜」(東雲水生
告白され、女同士で同棲生活を送るようになった久実と望。しかし苦しい時でも久実が笑顔を崩さないようにしていたため、逆に望は心配してしまったんですね。
心を表情に出すようになってからはギクシャクしていた関係も回復して、ラブラブな生活を送ることが出来るようになったようです。
ガラスの白鳥は欲望を叶えてくれるものではなく相手に自分の姿を知ってもらうためのアイテムだったようですね。

・「commercial message」(古街キッカ
「ナイフエッジガール」で登場したエミリが今までに登場した女性キャラのおっぱいをスコアにしたり、ぺったんこの亜衣の胸のポイントをむしろ評価したり、「トゥルトフロマージュ」の長江さんが三和さんの胸を揉みまくって大人の関係をアピールしたり、一番巨乳の「graffiti」のりせにかなが胸を強調した衣装を着せたり、今回はおっぱい満載の楽しい内容でした(笑)。
特に「トゥルトフロマージュ」の2人がこんな関係にまで進展していたのは必見ですね(笑)。

・「逆ヒメ・コイ」(マシュー正木)
今回はくっつきそうでくっつかないみどりとさくらを皆でくっつけてあげようとするお話。白百合がいなきゃ良い雰囲気だったのに(笑)。

・第三回百合姫コミック大賞結果発表
今回は1等どころか2等も3等もなし。受賞した4等の翡翠賞以下の作品も結構良さそうな気はするんですけどねえ。全体的に厳しくなっているような印象があります。刊行ペースが落ちた影響で、賞を取らせても掲載させる場がないのではしょうがないのかもしれません……。

・「パーラー百合姫」 (藤生
ランドセル姿で迫る、身体の成長した女の子……それは確かに危険だ(笑)。

・「恋愛遺伝子××」(影木栄貴+蔵王大志)
EVEに暴力を振るう事を制止する立場のサクラと対峙することになったアオイは、サクラの美しさに一瞬目を奪われてしまい……。

・百合ヒストリーアーカイブ
結構細かく書き出しましたね。百合が「マリア様がみてる」に依存するだけのジャンルにならないようにしようという方針はうちのサイトも開設当初ありましたし、共感しますね。
セラムン同人百合ブームやセラムン作家を集めた百合アンソロジー「EG」の話がまた出てきていますが、確かにあれは新しい潮流だったし、百合姫もその流れを引き継いでるなぁという印象はあります。

・編集長インタビュー
映像化されるような作品を生み出したい、現状で一番近いのは「ゆるゆり」でしょう、などとかなりぶっちゃけた話をしています(笑)。
百合姫の前身雑誌「百合姉妹」を発行していたマガジン・マガジン社は主に女性向けの出版物を扱っていたんだから、務めていたりっちいさんが当時何か女性向けの雑誌にも関わっていたんじゃないかということは想像していましたが、実際にBLゲームの記事を担当していたというエピソードが聞けたのは面白かった(笑)。

百合キスコレクション
姫子×千歌音やウテナ×アンシー、ルイズ×ジェシカなどアニメの女子同士のキスシーンをカラーページで大紹介しています。
私は放送されているアニメの全部をチェックしてるわけではないんで、知らないシーンが多いかなぁと思ったんだけど、意外に見たことのあるシーンばかりだった。先に放送された地域で話題になってから録画予約入れることが出来るから、地方在住というのはメリットもあるのかもしれませんね。

・「さよならフォークロア」(かずまこを
最終回。お姉ちゃんとはキスはするけど恋愛感情の好きではなくて、高瀬にはそういう感情がありそうな真白が、2人で恥かしがりながらキスを交わすシーンが良いですね。
この作品は一環して、静かで穏やかな雰囲気が良かったですね。その中でそれぞれ葛藤する少女たちの穏やかでない心中との対比が作品を映えさせています。
「純水アドレッセンス」とも全然違う作風で、新境地を開いたと言っても良いんじゃないですか。
個人的には心中(未遂)した2人やお姉ちゃんや先生の過去エピソードなど、もうちょっと明かされる秘密があるかと思っていたんですが、その辺は11月18日発売の単行本の描き下ろしで追加されるかもしれません。

・「いちじん新聞」
「りぼん」の「ブルー・フレンド」「なかよし」の「野ばらの森の乙女たち」や、「くっつきぼし」がこちらでも紹介されていますね。

・「それが君になる」(袴田めら)
顔が昔の彼女と同じ事で、かえって一緒にいるのが辛いのではないかと気付いた陽。
一方雨音は過去を振り切って、もう一度陽に会ってみたいと思うのですが、すれ違ってしまって……。
結末は今秋発売のコミックスにてとのことですが、雨音の閉ざされた心を陽が開いてあげる日が来るのか、気になります。

・「百合の花粉は落ちにくい」(三浦しをん)
今回取り上げられているのは「光の海」。この作品は私もおすすめです。

・「妄想HONEY」(三国ハヂメ)
ののかが勢い余って「好きです!!」と望先輩に告白した内容が全校放送で流れてしまい……という展開の続き。かなりはじけた展開になってきて第3話です。
「ありがとう」と返され、自分の気持ちが受け入れてもらえたと思って、デートやキス、さらにえっちまで妄想してきゃーきゃーはしゃいでしまうののかが相変わらずひとりで楽しそうですが(笑)、望は「誰ともつき合わないってきめたんだ。だってスマコが怒るから」と答え、一転して望み薄に。しかしなぜかののかはそれほどショックを受けていない自分に戸惑ってしまいます。
一方幼馴染みの奏とは水に濡れた際お互い下着姿になって、奏のお尻がかわいいと思ってしまったののかが胸をムニムニ揉んでしまったり、「あたしののかが好きなの」と奏がついに告白、キスをされそうになってドキドキしたりして、一転して奏とのフラグが強くなってきました。

えっちで楽しい展開が良いこの作品ですが、この作品は何気に読みやすくしてるのもポイント高いですね。ヒロインの名前なんかも正確には木原乃ノ花というんですが、フルネームで覚えなくてもだいたい「ののか」で通じるし、長年少女漫画畑で描いていた作家さんならではの分かりやすいお話作りが生きていると思います。

・「ときめき☆もののけ女学園」(南国ばなな
ねぎダンスしてるペロとあられが楽しそうですが、このままだとペロは死んでしまうようで……。
当たり前といえば当たり前ですが、このまま人間界であられとペロが結ばれるエンドはないようですね(笑)。
果たしてキリはペロだけを連れ帰るのか、あられも連れ帰るのか、どちらの選択を選ぶのか気になります。
もし連れて帰るなら、当然あられはキリと下のお口でキスをして(笑)妖怪猫又としてキリと一緒に暮らすことになりますが結末やいかに。
気になる結末は単行本最終刊にて!とのこと。

・「ランチボックス」(青木光恵)
それまではバレンタインチョコを交換したり、女子同士じゃれあっている延長で自分の気持ちが伝わると思っていたけど結局意中の相手には伝わっておらず、恋も実らなかったヒロインのゆかり。これからはガツガツ行かなきゃ!と積極的になり、恋に落ちたお姉さんに「舌を入れるかおっぱいを吸うか……だな!!」と真剣に考えて、本当に実行してしまう展開が清清しいですね(笑)。
ナチュラルオーガニックな服の下の豹柄の下着に興奮して、写メを撮ろうとしたり、結局その後2人でHしてる姿をムービーで取ってしまったりして本当に積極的です(笑)。

・「恋文未満」(四ツ原フリコ
女子からラブレターを貰うことが当たり前のように感じて、軽い気持ちだった大路も、真剣に女の子を好きになって出した手紙が張り出されたことによって心に傷を負った岸先輩と接することで、ラブレターを出す相手の気持ちが少し分かるようになったようですね。

・「ゆりっコScramble」(イラスト:河山流)
リニューアルということでナビゲーター少女たちとも今回でお別れ。やっぱりちょっと寂しいですね。

・表紙(タカハシマコ)

一見無表情はふたりですが、片方は相手の髪の匂いを嗅いでいて、片方はセーラー服のリボンをほどこうとしていて、静かにですが相手に欲情している様子がうかがえます。「お家につくまでがまんするの」というあおりも納得ですね。
タカハシマコ先生は漫画も(特に百合作品は)捻りが効いていて面白いですが、表紙イラストも一捻り効かせていて面白いですね。
ちなみにタカハシマコ先生は、今月の「ぱふ」の表紙も手がけられております。

ぱふ8月号

こちらもなかなか良い感じ。

7月17日に同時発売の百合姫関連の本は以下の通り。
百合姫Collection Vol.1
百合姫カラーアートワークスCHRONICLE
ナイフエッジガール 古街キッカ
くちびるに透けたオレンジ ロクロイチ
死神アリス (1) いづみやおとは
flower*flower (2) 石見翔子
HONEY CRUSH (2) / 椿あす
さくら文通 ヒマワリソウヤ
sweet guilty love bites 天野しゅにんた
ヒメ・コイ マシュー正木
ROSE MEETS ROSE 慎結
フィダンツァートのためいき 田中琳
Raubritter*  再田ニカ
今月号本誌と合わせて全部で14冊!
もちろん私は14冊部買いましたし、どれも良かったですね〜。休日の間ずっと読み耽っていられるというこの幸せ(笑)。

14冊全部本屋にあればの話ですが(全部は揃ってない可能性の方が圧倒的に高いでしょう)、あったとしてもこの量……文字通りレジの前に山積みすることになると思いますが、かなりの迫力になりそうで、店員さんもびっくりしてしまうかもしれません(笑)。

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これから百合姫Sが合流するということですが、3ヶ月に2冊出ていた百合雑誌が2ヶ月に1本になってしまうということは刊行ペースが4分の3に減ってしまうわけで、今までの百合姫、Sと合わせた分よりボリュームが減らないかということなんですがこれはどうなりますことやら。
百合作品が増えてきたことは嬉しいことですが、だからといって安心しすぎるのは危険なんですよね。
レベルの高くない作品が消えれば頂点の作品のクオリティがあがるなどと考える人はなぜか妙に多いような気がしますが、そんなことは絶対ありません。
裾野が削られれば頂上も低くなるか、もしくは崩壊するのが自然の摂理というものです。

レベルの低い作品が消えるということはどういうことか……皆さん具体的に考えていますか?なんとなく思ってるだけだとしたら危ない。
ピンと来てない人もいるようなのであえて具体的に言いましょう。
例えば田仲みのる先生、すこやか先生、さわななお先生の作品と、森永みるく先生、森島明子先生、林家志弦先生の作品、どちらか片方を選べと言われたら皆さんはどちらを取りますか?
やっぱりベテラン作家さんの後者グループを取ってしまうと思います。実績のあるベテラン作家さんと、実績のない新人さん、ましてやまだデビューしてない人と比べたら、やっぱりこれまでに良い作品を提供してくれた、恩のある作家さんの方に肩入れするのは仕方のない話でしょう。

百合作品の数を減らすとなれば、当然まだデビューしていない人の方から発表の場が削られていくことでしょう。不況時の会社の求人状況と同じことです。
百合姫と百合姫Sは、新人賞を取った作家さんの作品の発表の場でもありましたよね。(ちなみに「つぼみ」はまだ百合漫画の新人賞を開催していません)
そういう場が少しずつ消えていくということは、まだデビューしてない作家さんがデビューする機会も減っていくということです。当たり前のことですね。

特に、今後小説や漫画など、百合作品を投稿してデビューしたいという夢を持っている人の中に、作品数が減った方が良いという考えを持っているとしたらとんでもないことです。そんな人はいますぐすっぱりと夢を諦めてください。また同人などで活躍している百合作家さんが商業でデビューすることを応援しているという人も諦めてください。作品の数が減っても良いと考えるのが簡単なら、それくらい出来るでしょう。というか出来なければいけないでしょう。

また、森永みるく先生など百合は同人で趣味で書くことになっても構わないという考えで、商業誌にあまりこだわっていない作家さんもいるので、商業誌の環境が悪くなれば、裾野じゃなくて頂点の作家さんがいきなり消えるということも充分ありえます。

あと百合好きの好みの最大公約数的なものだけを残すとするならば、男性作家、女性でも若くない作家、デビューを支える編集者に比べてなりたい人の多すぎる小説家なども優先的に消えていくことになるでしょう。あるいは社会人百合も消えて全部女子高生同士の作品ばかりになることも考えられます。

もちろんこれは、どっちか選ばなければいけないという状況自体が問題なのは言うまでもないです。たくさんの作品が生き残ることが出来る、ジャンルの裾野が広い状態ならそんなことは全部解決しますよね。
やっぱり百合作品の作品数が減ることは、絶対危険だと思うし、私は反対の立場です。

編集者作家さん同様、読者である私たちも慢心しないように気をつけたいところですよね。

百合作品が減った方が良いと安易に考える人が多いような気がしたのでつい後半では真面目に語ってしまいましたが、そんなことがなければ全然問題ないんです。まあ私もあまり真面目に語るのは好きじゃないですしね(笑)。楽しく今月号の百合姫を読みましょう♪

百合姫VOL.20の紹介はこちら。それ以前のバックナンバーは全部在庫切れ。