森田さんは無口(2)
佐野妙
百合度★★★★☆(3.8)

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森田さんに倣って無口にしてみようかと挑戦してみましたが、これだとレビューできませんね(笑)。
あまりベラベラしゃべるのは好感が持たれないと分かっていつつも(いえ、私もリアルだとわりと無口な方なんですが…)、レビューするなら文章なしでは何も伝わらないんで今日も余計なことをあれこれしゃべらなければいけない私です(笑)。

女生徒たちと打ち解けた森田さんは、自分で口を挟まず人の話をよく聞くので「真由ってちゃんと話聞いてくれるから好き」と抱きつかれたりして2巻でも女生徒にも大人気。
意外に温かい手やうなじも触りまくってしまったり、せなかをつつーっと何度もなぞったり、黙ってトイレに来ても女子たちは皆ついてきてしまいます。

普段怒らない森田さんが過去に一度だけすごく怒った時、それは悪さをされた美樹のために男の子を叱り付けたことだったのでした。これは幼馴染みの美樹も惚れてしまうわけですね(笑)。
他の女生徒の口添えで、森田さんがたまに他の女の子たちと仲良くしているのを見た際には、美樹は嫉妬してしまいますが、森田さんは美樹の袖をぎゅっと握って、耳元で囁いてあげます。夕日よりも赤くなってしまうその日の2人が良いですね。
美樹は彼氏は欲しいと思うものの結局誰とも実らず、タイプをあげようとすると「優しくて気遣いが出来てちゃんと話を聞いてくれて……」と言いかけて思わず森田さんの方を見てまた赤くなってしまいます♪

前回森田さんに声をかけようとして、なかなか気付いてもらえないことからストーカーと化してしまった眼鏡ちゃんも健在。
この眼鏡ちゃん、1巻では名前が見つからなかったので見落としたかなぁと思っていたんですが、2巻巻頭の登場人物紹介(いることはいるんですがすごく端っこで半分見切れています)でも持っている登場人物紹介の欄が真っ白になっていて、名前が出てないのは確信犯的な演出だったんですね(笑)。
サンタ姿でケーキを売ってる森田さんの笑顔が見たくて、ケーキを買い占めようと鼻血をたらしながらATMまでいく姿がいじらしい(?)ですが、そんなことをしているうちに売り切れてしまうのは悲しい(笑)。
描き下ろしのカットでは、その後眼鏡ちゃんが絡まれていたところを雪乃が助けてあげて眼鏡ちゃんも「ドキン」としてしまうものの、それは雪乃が直前まで側にいた森田さんの匂いをすーはーすーはーさせていたからなのでした(笑)。
ショッピングをしている森田さんを見かけ、今日は見ているだけにしようと思う眼鏡ちゃんですが、フィットルームまで覗こうとしてしまいやはり眼鏡ちゃんは妖しい求愛行動が似合うのでした(笑)。
後ろから「だーれだ」と森田さんの顔を覆う眼鏡ちゃん。「ほらほら早く答えて。んふふふふ」と嬉しそうですが、口を押さえているので森田さんは声が出せません。というか名前知ってるのかという(笑)。
マラソンの際ははぁはぁしながら後ろをついてきますが、これは走って息が切れているのとは違うんですね(笑)。
猛烈に森田さんに執着している彼女と森田さんがもし本当に結ばれたら……どうなるんでしょう?本編で全然会話を交わす機会がないだけに想像がつきません(笑)。

ストレートにストーカー百合な眼鏡ちゃんも良いんですが、美樹と森田さんの幼馴染みの関係が意外に良いんですよね。結局彼氏とも恋は実らず好みのタイプも森田さん……。

無口な女の子って初対面の人やただの知り合いの人などが親しくなることは難しいですが、存在がより近しいので、同性相手の方が心を開いてくれることが多いですね。女子だからこそ無口な森田さんと触れ合うことが出来るんでしょう。
身体など邪な気持ちが目当てだったりする男の子には心を開いてくれないでしょうね。
となると邪な気持ちを持っている眼鏡ちゃんがなかなか森田さんに近づけないのもある種必然の結果……?(笑)
同性でしかも幼馴染みの美樹はその辺でもポイント高い……?(笑)

ちなみに女性が無口なのは少女時代の方が多いですね。社会人になると、何もしゃべらないとあれこれ誤解されたりして不利になることが多くなるので、状況に迫られて饒舌にならざるを得ないことが多く……そして少女はいつしかおばちゃんになってしまうのでした(爆)。
いやね私だって出来ることなら寡黙で好感の持てる人物になりたい……って愚痴はやめましょうか(笑)。
口数が少なくても可愛くて同性から愛されるのは、少女時代の特権かもしれません。

内気な女の子だからこそ親しい同性には特別に愛されるという、外からでは普段見ることが出来ないような少女時代の女子同士の貴重な時間の様子を、この作品では垣間見ることが出来ますね。

1巻の紹介はこちら