此花亭奇譚 (2)
天乃咲哉
百合度★★★★☆(4.0)

いやしかしふんどし手ぬぐいはどうだろうなあ(笑)。ということできつねのお宿でお仕事に励んだり、きつねっ娘同士がじゃれあったり、旅館の中や町での行事に癒されたりするほんわか漫画です。

描き下ろしエピソードは2本収録されています。柚×皐のエピソードは、布団を隣にして寝る事になった2人が、お互いに意識しまくりで可愛いですね。
蓮×棗のエピソードは、幼い頃から棗が蓮のことを気づかっていてあげて、蓮が同じ場所に帰れたらいいのになぁと願うお話。此花亭で一緒に働く事になって、その願いは叶えられたんですね。

あとがきによると作者さんは桐×皐もおいしいとのこと。実は私もそれ同感です!いや、公式のカップリングじゃないと思うんで言っちゃいけないかなーと思って言わなかったんですが、桐×皐って妙に萌えるんですよね(笑)。

描き下ろしとしては珍しい話だと思うんですが、雑誌掲載分の第6話に扉絵が2枚(やはり柚×皐、蓮×棗です)描きおろされています。前半と後半で2枚なんですが……つまり単行本では第6話を2話に分けているんですね。そのせいで雑誌掲載分の第7話が8話になってます。これだと雑誌と話数がずれていくことになると思いますが……まあ別に問題はないか。でもちょっと珍しい話でした。

この作品とは直接関係ない話ですが、帯には次号百合姫のラインナップに乙ひより先生の名前が追加されていますね。新創刊しても引き続き乙先生の作品が読めそうで、こちらも楽しみです♪

今回は盆踊りや夏祭り、川遊び、怪談など、夏を舞台にしたお話が収録されます。1巻は春を舞台にしていましたし、単行本1冊ごとに季節が変わっていくのかもしれませんね。
メインは柚と皐のキツネ女子2人だと思うんですが、この2人の仲は2巻でもそんなに進展してはいないです。しかしだからと言って展開をせかそうという気分にもならず、まったりとした雰囲気を満喫出来ます。
幽霊少女や河童との交流に加え、蓮と棗の関係も意外と進展していましたね。
あと個人的には、此花亭の中で唯一できてるカップル、桐と櫻が、みんなにないしょでいちゃいちゃしている姿がちょっと見れたのも嬉しかったです(笑)。
第5話は夜の怪談のお話。怖がりな皐に抱きしめてもらう柚が嬉しそうだったり、蓮が棗(偽者ですが…)にキスされそうになってズキュンとしてしまったり、お化けの女生徒を含めて絆が深まりましたね。

第6話、盆の踊りの途中、迷ってあの世に渡ってしまいそうになった柚を助けたのは、前回5話で出てきた幽霊少女ですね。
前回は三途の川の向こうまで連れて行ってしまいそうになった少女ですが、嫌がらずに自分に付き合ってくれたことが嬉しかったのでしょう。今回は逆に柚があの世へ行かないよう、導いてくれました。
第7話、櫻の持ち帰った桐へのおみやげはキツネ(多分桐の面影を感じたんでしょうね)の姿を残していなかったですが、「『初めて』を私にくれたことが何より嬉しい」と両端から飴をペロペロ舐めあって、ラブラブですね。さすがこの作品の中で唯一すでにデキているカップルだけある(笑)。

第8話の櫻は……あららすっぽんぽんですね。単行本では乳首の加筆などあったりするんでしょうか?とはいえ加筆されても、つるぺたの櫻の胸では興奮する人としない人は分かれるでしょうが(笑)。
ちなみに今回登場した河童も性別は女の子だそうで、櫻×河童少女の関係も百合なんですね(笑)。


表紙、映っているのは柚と蓮ということで、やや意外な組み合わせでしたね。カップルごとかと思っていました。
前回は1冊丸ごと春の時期のお話でしたが、今回は夏ということで表紙も爽やかな感じになっていますね。

1巻の紹介はこちら