ロロナのアトリエ わたしのたからもの
草野ほうき
百合度★★★★☆(4.5)

「ネコミミデイズ」でネコミミ少女との百合なお話を描いていた作者さんによる、「ロロナのアトリエ」のコミカライズですね。
帯によると
ロロナ、クーデリア、リオネラの3人に焦点を当てたオリジナルストーリー
今回のコミカライズは、女子同士の三角関係を描いていて、途中ちょっとドロドロしたりするところも面白かったですね。いつもロロナのことを気にしてるのに、ロロナの前ではツンツン振舞って最後にデレまくるクーデリアが可愛すぎ(笑)。
ロロナとデートをしたり良い雰囲気で気分の良かった友人のクーデリアは、ある日現れたリオネラという少女とロロナが仲良くなっているのを見て、嫉妬してしまいます。
ロロナに仲の良い友達が出来ただけで嫉妬して怒り出してしまうクーデリアは、良いツンデレ百合娘ですね。
師匠も女性なのですが、いきなり後ろから抱き付いてきたり仕事をさぼったからと「体で払って貰わないとなっ」とキスを迫ってきたり、紐しかない水着を与えたり、可愛い弟子にセクハラまがいのことをする良い味をした女性です(笑)。

嫉妬しつつもしばらくはロロナを介して一緒に行動していたものの、ある日リオネラが、ロロナのアトリエが例え潰れたとしても自分が一緒に旅に連れて行ってあげる、と言っているのを知って我慢出来なくなり「ふざけんじゃないわよ、あんたなんか……この国から出て行きなさいよっ!!」と言ってしまい関係に亀裂が入ってしまいます。
クーデリアはお嬢様だった自分にも、家柄に関係なく普通に接してくれたことが嬉しかったことから、大切な存在になったようですね。
「ロロナに……居なくなって欲しくないの……」と1人想うクーデリアが可愛いです♪

そしてロロナがリオネラより自分を特別に想ってくれるよう、危ない場所に1人で行き、貴重な素材を集めようとしますが、国を出る前にロロナにお礼をしようと考え、同じ事をしようとしていたリオネラとそこでばったり会ってしまいます。
リオネラがロロナのことを本当に想っていることを知ったクーデリアは、「もう少しこの国に残りなさいよ」と心を許すようになり、危険なモンスターを前にしても庇いあって、こちらも友情が芽生えましたね。

一方ロロナも、クーデリアとリオネラと会えないことが寂しくて錬金術にも身が入らず爆発を起こしたりする毎日でしたが、重要な依頼の期限が近づいてきたため向かった先で2人に遭遇します。
「私のために傷ついて……何で!?」と聞くロロナですが、クーデリアは「私だって!!ロロナの力になれるんだから!!」と必死で訴え、それに対しロロナも「もう沢山力を貰ってるよ」と応えて仲直りします。
絆が出来たことで2人を信頼したリオネラは最後に自分の秘密を明かしてピンチも脱出。
そして王国の依頼も無事こなし、またアトリエが潰れる危機がきても、力を合わせればきっと乗り越えられる、とロロナ、クーデリア、リオネラの3人が絆を確認することが出来たのでした。

あとがきのカットも、ロロナの膝枕でクーデリアが眠るイラストが良い感じですね。

長所でもあり、あるいは短所でもあるかもしれませんが(笑)、この作者さんの作品は何かイベントがあっても落ち着いた穏やかな雰囲気で話が進んでいくのが面白いですね。画面に登場するのも女子キャラばかりということで、独特な雰囲気があると思います。淡々と進む作風が淡白に映る人もいるかもしれませんが、まったり穏やかな雰囲気の中で、時に嫉妬までしたりするほど相手の女の子の事を想う展開が描かれている作風が個人的には面白かったです。


原作のゲームの方に関しては白百合の杜さんのところとか雨月円さんのところとかが参考になるんじゃないでしょうか。

原作ゲームは今見たところ品切れになっているようですが、廉価版が9月23日に発売されるらしいので、まだプレイしてないという人はこちらで購入すると良いでしょう。きっとバグも直ってることでしょうしね。


「ネコミミデイズ」の紹介はこちら