ゆきの咲くにわ (2)
たつねこ (公式
百合度★★★★★(4.5)

幼い頃一緒に遊んでいた雪女にヒロインが求婚されるおとぎ話の第2巻です。
千尋に猛烈に求愛しているゆきの様子は相変わらず。
バレバレだった小野ちゃんや、全然分からなかった茴の正体も次第に明らかになってきて、目が離せない展開になっていますね。
相変わらず男キャラはモブばかりで、新登場するのも女子キャラばかりです(ただし人外が結構多いですが…笑)。
メイド服を着ることになった原因の一端を作ったまひるという少女は澪という少女にトイレに連れて行かれたりしていますが、描き下ろしのカラー扉では胸まで揉まれていますね(笑)。
新キャラの澪(♀)は、クラスに1人女を作っているドたらし。明穂という少女も彼女と付き合っていたのですがコミケと重なってしまい、代わりに澪に指名された千尋がデートに行かされることに。
「なんで私?がっかりされたら悪いかなー」と女の子らしい服を着てくる千尋に「私はね、女の子が好きなの。抱きしめると柔らかくて、いいにおいがするし、なんといってもあの揉み心地……」などと力説しつつ取った手にキスをしたり「あなたはあなたのままでちゃんと求められています」とキザなセリフで落とそうとし、最後には「実は君のために上に部屋をとってあるんだ」とあごに手をかけて本気で誘おうとする澪ですが、掴んだコマ枠を割らんばかりの勢いで「わたしというものがありながら…ッ!せめて一太刀……ッ!」と嫉妬したゆきが切り殺そうとするのももっともですね(笑)。
しかし依頼が終わった後は千尋も依頼代にもらった高級ケーキの無料バイキングチケットでゆきと一緒に誘おうとしていて、やはりゆきのことはちゃんと優先していますね。
停電で暗闇の中2人きりになった時も良い雰囲気で、電気がつかなければキスをしてしまいそうな雰囲気でした♪

帯では「人外美少女の威力は4コマ世界の法則をも破壊する」などと4コマ歴10年らしい「でらぐい」の望月和臣先生によるコメントが寄せられていて仰々しいですが、これは要するにこの作品は2巻ではもはや4コマの形を留めていないコマ割りがめちゃくちゃ多いということなんですね。コマを分割して5コマ6コマにするのは当たり前、分割しすぎて8コマ(4コマ×2本ではない…笑)にまでなってたのは笑ってしまいました。まるで字余りだらけの俳句を読んでいるようです(笑)。起承転結のある4コマという形式の様式美を重んじる人にはなんじゃこりゃという感じでしょうが、まあ私は特にその辺のこだわりはないので問題なかったです(笑)。

巻頭の描き下ろしカラー漫画では茴に出るよう言われた劇で、千尋をコレクションにしようとするゆきに御面ライダーになった小野ちゃんが千尋を守ろうとする劇中劇が。
本編も後半、誤解と自分達の立場の問題から小野ちゃんとゆきが対決するシーンがあるんですが、これは2巻以降で進行されている小野ちゃん×千尋フラグの伏線になっているのかもしれませんね。2巻以降は小野ちゃんが千尋に恋心を抱いていく様子もすごいですよ。お楽しみに♪

しかし千尋の匂いを2キロ先からでも分かる鼻を持っていてカラスと意思疎通してる茴がまさか○○だったとは……これは衝撃でした(笑)。

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