ひゃくえん! 2
遠山えま
百合度★★★☆☆(3.5)

女子2人で貧乏でつつましい……はずのルームシェア生活を送るお話の第2巻です。

2巻では男が登場することは分かっていたんですが、円と百のルームシェア生活が良い感じすぎるんで、結局買ってしまいましたね〜。
この作品の掲載媒体は少女漫画ではないですが、「なかよし」でも連載を持っているこの作者さんの作風は少女漫画だから、私の好みに合うという事もあると思いますね。
女子が肌を露出するシーンは結構多いんですが、男性的なエロスというよりはなかよし、ティーンズラブ系のえっち描写だと思うし。

巻末にはWeb未掲載のお話が。こたつに一緒に入った百と円が2人とも服を脱いで、楽しそうにしているお話でした(笑)。
女子同士一緒に銭湯に入るお話も良かったですね。
広いお風呂に入る百と円ですが、百は広くてもついいつものように円にピトッと寄り添い、胸まであててる姿を見て周りの女子たちも「えっあんたたちそーゆーアレなの!?」と理解してしまいます。
皆で一緒にお風呂に入るのが初めてな京華は、「ふ…ふつつか者ですが…よろしくお願いいたします…」と恥かしがりながらかしこまって挨拶してしまいますが、百が「日本人は裸の付き合いで親密度大幅アップだよ!」と背中を流してあげ、それでもビクっと固まっている京華を見て、女子同士連なった背中の流しっこの最後尾の兆子が背中に「おちつけ」と文字を書いて最前列の京華まで送って、結局それは「ちちもめ」になってしまって百が京華の裸の乳を揉むことになってしまうのですが、そんな姿を見て京華は打ち解けることが出来て良かったですね。

いつもどおり同衾している百が夜中に耳元で「円ぁ」と囁きながら意味深に円に後ろから抱き付いてくるシーンも良かったですね。

男は前半登場よく登場して婚約者を名乗る男が円に求愛して円が頑なに拒むシーンや、無防備な百が肌をさらして相手が鼻血を出したりするシーンがありますが、後半は出番がどんどん少なくなっていきます。百は「黒い人」などと呼んでいて名前すら覚えてないようですね。

最終的に女の子同士結ばれるか男に走るかは公式の最新話を読んだほうが早いと思うので、男絡みが気になる人はそちらでチェックしてください。
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登場するキャラクターには皆数字がついているこの作品ですが、円だけは数字じゃない名前になっていて、もちろんこれは日本の通貨単位の名称なんですが、それ以外にもひょっとしたら円の周りを他のキャラクターが「円」になって繋がって仲良くなっていく話なのでは……などとも推測してしまいます。(「十六円目」なんか読むと特に)
だから多分、円は両親とも和解すると思うんですよね。和解するということはつまり親が勝手に決めたという白い人との婚約は解消されるだろうと予測されます。ただ男と完全に関係が断ち切れて顔も見ないようになるということもないかもしれません。
まあしかしタイトルからして「百」と「円」ですし、この2人は一緒にいることは最後まで変わらないでしょう。
そして百はいつか、円を自動二輪の後ろに乗せてツーリングに連れて行ってくれるんでしょうね。