つぼみ VOL.8
公式
百合度★★★★★(5.5)

いよいよ今月号から隔月刊行開始のつぼみVOL.8が発売されました。
前回VOL.7は特別定価ということでしたが、今回はまた値段も戻ってリーズナブルになりました(笑)。
隔月化しても本が薄くなるどころか相変わらず分厚く、中身も安定していて面白かったです!

・「ひみつのレシピ」(森永みるく)
もちろん、今回もつぼみには森永みるく先生も参加されております♪それどころか毎回8ページくらいだったこの作品が今回はなんと24ページも掲載されています!森永みるく先生ファンで今までつぼみを買ってなかった百合好きも今回は必見!…ってさすがにそんな珍しい人はいないか(笑)。

「他の先輩達が来てなくて、部長と私の2人っきりになれますようにー!!」と調理室の扉をなむなむ拝んでる若槻が可愛すぎ!(笑)
そして噂の人、部長の部長だった先輩神戸さん登場!
神戸さんめちゃくちゃ美しいですね〜…というか彼女だけ「GIRL FRIENDS」の時寄りの描き方なんですね。みるく先生は「ひみつのレシピ」の時だけ作画が不調になっているわけではないのです!(笑)ちゃんと描き分けているんですね〜。若槻や部長は「GIRL FRIENDS」のキャラクターの時のような繊細な美しさは影を潜めていますが、コミカルな可愛らしさがあるのでした。

さてその神戸さん、部長のことを「ゆうこりん♪」などと呼んでめっちゃ親しげ。「なにこれ!?きっきにいらないわー」と嫉妬する若槻がやっぱり可愛い(笑)。
散々あてつけのセリフを言った挙句、出すお茶に唐辛子を入れる若槻が痛快です(笑)。
その後、「廃部寸前なんて知ったら、あの人ショックだろうなー」と部長が隠していることをネタに、押し倒してディープキス(!)をしたりパンツの中に指を入れて(!)ふにふにしたりと強引に迫る若槻ですが、さすがに部長には拒否されてしょげてしまいます。お馬鹿ゆえの玉砕が悲しいですが、若槻は悪い子じゃないんですよね。
そこへ神戸さんがやってきて話をすることになる若槻ですが内心、「お前さえ来なければー!!私の大事なお花を荒らす害虫め…!!」と考えてるのが、他の作家さんはあまり描かない、百合少女の嫉妬による激情の部分も描く森永みるく先生の作品らしい(笑)。
しかしそこで神戸さんにアドバイスをもらい、部長と仲直りをするために若槻が自分でお菓子を作る事になり、サンプルにもある展開を経て仲直りすることが出来ました。
昔甘いものが特別だった頃はくれた相手に恋心が芽生えたからお菓子は媚薬のよう…これもすごい発想ですよね。市販品以外で誰かが作ったお菓子を食べることもなければ、自分が作る事もない私には到底思いつかない発想です(笑)。
そこで若槻はすかさず部長のために美味しいお菓子を作って自分への恋心を芽生えさせようと、なんともロマンティックな展開…かと思いきや、女生徒が釣れる要素を部長が思いついたせいで料理部は急に盛況に。
コミカルなオチではありますが、若槻にとっては結構深刻なピンチですよね(笑)。
果たして若槻は部長を自分だけのものにすることは出来るんでしょうか?

・「星川銀座四丁目」玄鉄絢
サンプルがこちらに
リアルタイムで進行しているであろうこのお話ですが、乙女中学1年の10月の今の話は一旦置いて、今回はなんと湊と乙女の出会った時のエピソードです。
この作品、学校が2人の逢瀬の場所でないこともあって、近所の商店街やマンションの中でお話が進行しているんですが、今までの玄鉄絢先生の作品の中でも一番と言っていいほど、生活感溢れる描写が多いですね。細かい描写が作品に厚みを加えています。

・「Green.3話」(大朋めがね
サンプルがこちらに
最初の方はつぐみの兄の結婚相手の女性良子さんと、その大学の先輩山村さんのお話。昔山村さんが良子さんに対して恋心のようなものもあったような、教育実習で良子さんと白石恵と何かあったような雰囲気は漂ってますが、はっきりしたことはこれから明かされていくんでしょうか。にしても88ページのモノローグはどっちのものか分かりづらい(笑)。顔も変わりすぎですしねえ。大沢さんの睨んだ顔が怖すぎるよ(笑)。
大沢さんは相変わらずつぐみのことを愛しているようですが、大宮さんは恵への想いはもう吹っ切れたようで、今は完全に大沢さんラブになったようですね。本人の目の前で「大沢さんと一緒にいようとしたら、山里さんとも仲良くなった方がいいんでしょ?」と聞いていて怖いくらい積極的になりました(笑)。
つぐみが男から告白されたことを知り、めぐみが急に「はじめて会った時から私の心はあなたのものなのに」などと、つぐみのことを一途に愛していたという心情が分かり始め、つぐみのお弁当を蹴飛ばした後「好き」と告白。「ヘンよね」「じゃ…私もヘンなのかな」とお互い顔を赤らめつつそのままキス…。
この辺も展開がめちゃくちゃ唐突な気がするんですが、不完全さも含めて私は大朋めがね先生の作品が好きです(笑)。

単行本が出るには充分な原稿が掲載されているにも関わらずなかなか出ないこの作者さん、相変わらず賛否両論かもしれませんが、出たら買うし私は応援しますよ〜。芳文社さん、どうですか?(笑)

■追記:…とか先行記事で書いてたら本当に単行本化のニュースが来ました(笑)。
もちろん応援しますよ〜♪
また上の紹介のように褒めてるんだか貶してるんだか分からない感じになるかもしれませんが(爆)、基本的にこの人の作品は好きなんです(笑)。

ちなみに話の終りに「end」と出てますがこれは全作品共通なんで「Green.」はまだ続くと思いますよ。打ち切りにならなければ、の話ですが(笑)。恵と良子の過去も何かありそうですし、時折意味深に出てくるアクセサリーの秘密もありそうですしね。

・「花と星第1話」(鈴菌カリオ)
初登場にして新連載。サンプルがこちらに
卓球で中学時代競い合って、ことごとく負けていた少女星野さんと同じ高校の隣同士の席になることになって、卓球はやめたものの相手より充実した高校生活を過ごそうとするヒロイン花井さん。しかし名前はなかなか覚えてもくれないくせにくっついてきて、最後寝ぼけてキスまでしようとしてくる星野さんに、心をかき乱されまくりなヒロインが良いですね。女子同士ということで恋愛感情にまでは気付いていないようですが、星野さんを意識する花井さんも、もう恋に落ちているかも?
仏頂面一辺倒だった星野さんが、最後に花井さんの夢を見てキスしそうになってしまったと告白する際、初めて恥かしそうな表情をしていたのも印象的です。

この方は初参加。IKKIで活躍されている女性漫画家さんですね。


・「めとらば(後編)」(かずといずみ
前編は主にお嫁さんシステムという特異なサービス会社と、その中で働く少女小桃の甲斐甲斐しすぎる姿、欲に駆られての仕事中毒に陥って堕落して行く沙々子の姿が描かれていましたが、後半は一転、小説家である沙々子と、実は愛読者であった小桃との関係が描かれていましたね。
やはり会うまでは作品が好きでも、本当に恋愛関係を抱くのは、実際に会ってからですね。
書きたいことを書いていたはずが、いつの間にか仕事としてこなすようになってしまう、執筆活動の怖さも面白かったです。
かずといずみ先生は最初同人誌でやっていた「貧乏姉妹」がアニメ化にまでなって、慌しい日々を送った過程も経て、今はこの「つぼみ」以外では商業活動もしておらず同人活動をメインに好きなことを描きながら活動されておられるようなんですが、そういう経験が作品の中で生きていたように感じました。

・「レンアイマンガ」(コダマナオコ)
こちらは編集者×漫画家の関係。こういうのも面白いですよねー。
寝込んでいる黒井先生にご飯を作ってあげるハルカさんが甲斐甲斐しい(笑)。
しかし見開きで寝起き姿が映っている黒井先生は妙に色っぽいというか、やっぱり胸の強調は作者さんが確信犯的にやっていると思う(笑)。
まだ仕事を続けようとする黒井先生をハルカが無理矢理寝させるものの、その後先生が「誰かがいてくれるって安心するものですね…」と言ってハルカがずっきゅーんとしてしまうのも分かります。黒井先生可愛いですもんね(笑)。お見合いにいかざるを得なくなったハルカの手を握る黒井先生も可愛い♪
倉庫から昔のやりとりを発掘したハルカさんは前担当の編集長と黒井先生の、仲睦まじいやりとりと、その結果出来上がった名作に比べ、自分がそこまで黒井先生の力になれていないことに落ち込むのですが…。
ところで黒井先生の連載が載ってる雑誌「月刊スイーツ」は読んでみたい。「新連載!ときめいて自己破産」って一体(笑)。

・「神様とあめふらし」(由多ちゆ)
女神と雨女のお話?サンプルがこちらに
ヒロインの夏子は最初、自分が雨女だということを気にしていたのに、好きな少女あかりに期待してもらって、逆に雨が降らせられないのではないかと心配するようになってしまうところが面白いですね。
一方晴れの日は嫌いだったというあかりも、夏子と一緒なら晴れの日の夏祭りも悪くないと一緒に回ることになり、結局2人とも一緒にいることがお互いにとって一番大事だったんでしょうね。
夏子から渡されたチョコもほんとは嫌いだったのかも(笑)。

・「ふとめちっくくらぶ」(小川ひだり)
まさかのおでぶな女の子の百合が来ましたね…。ちょっと太目の、くらいの女の子の百合ならよく見かけるんですが、ここまで本格的におでぶだと珍しい。
しかも相手に「むつみはお肉つきすぎ!」とまで言われているのに当の本人があまり気にしていないところがまたすごい(笑)。
そしてレオタードを着るシーンでは相手のお肉をぐいぐい押し込んだり、レオタードの紐が切れて胸が見えてしまってかえでが鼻血を出すシーン、そして最後すごい量のお弁当をむつみが食べるシーンは…何かクるものがあります!
ひょっとして私もデブ専への道が開眼しそう…!?いやまさかそんな(笑)。

・「夏の思い出」(宮内由香)
今回の作品もすごいですね…。宮内由香先生は、自分の想いが叶わない悲恋百合を何度か描かれていますが、まるで、実際にご自身にもそういう体験があったんじゃないかと思わず詮索してしてしまう程、ヒロインの気持ちがひしひしと伝わってくる描写です。
男の子たちが元気にプールで遊ぶことが楽しみなのと対照的に、布団の中で包まって静かにしていたい綾乃。そんな彼女の布団に大好きな大好きな従姉妹のしょうこちゃんが一緒に潜り込んで来て、何もなくてもしょうこが一緒にいれば楽しいと感じ、「綺麗な肌」としょうこちゃんが顔をすり寄せて、唇にキスをされて幸せを感じてしまうシーンとか、女子同士ならではという雰囲気が出ていますね。
しかしその後強引に引き止めることも出来ず、しょうこちゃんが男と結婚する姿を見守るしかない姿も女子同士ならではのものかも…。
切なすぎで泣ける…。

・「タンデムLOVER」(カサハラテツロー
第4話。今回出てきたシマっちは第1話で出てきた少女なんですね。あの時は敵陣に正面から突撃しようとしてパートナーのコダに諌められ、操縦権を完全に奪われてしまったりと暴走少女だったシマですが、今回はすっかり落ち着いた雰囲気で、精神的に成長した様子がうかがえますね。

同じ中学で優秀なコンビだったメルとシマっち。お互い違う高校に進学することになってしまい久々の対面だったのですが、一緒の布団でねることになって仲が良いですね。
また一緒に搭乗したいメルは、成績が芳しくないというシマっちをパートナーのせいだからと、自分の高校に転校してきてもらおうと、自分の腕を見せ付けようとするのですが…。
「あたしと組んで一緒にタンデマイン乗ろ!」と熱く誘うメルに対し、メルではない、どこかを見て少し幸せそうになるシマっちの表情が印象的です。多分、今のパートナーコダ(キスもしてしまった間柄ですしね…)のことを思い出していたんでしょうが、そう考えるとこのシーンは切ないですね。

今回使ったロボットは、主に上半身がメル、下半身をシマっちが操縦しているという解釈で良いんでしょうかね。そう解釈すると操縦とロボットの動きとの関係や、2人の連携のシーンがスムーズに、より臨場感を持って読める。

単行本発売が決定してめでたいですね。発売は年明けということで、今回までの作品に加えて、12月発売のVOL.9収録の第5話まで(&多分描き下ろし)を収録して発売されそうな感じです。

・「エンドレスルーム」(藤が丘ユミチ)
第3話。最初に読んだあとがきで双子って書いてあったから双子モノかと思って最初読んでしまったんですが、互いの母親同士が仲が良くて、お腹の中にいる時から一緒ではあったんですが血は繋がっておらず、姉妹百合ではないんですね。
しかし双子ファッションをしている(最近流行ってるらしいですね。良いことだと思います…笑)実羽と理々奈の2人はお互いまだ13歳ということで、幼いのに、愛し合う者同士がする行為だという意味もしっかり分かりつつお互いの意思でキスもしあって(!)「新婚旅行ごっこ」だと、ホテルの部屋を借りて2人きりになってたりして、ラブラブなのが…可愛すぎです!
「くっつき合っても、ひっつき合っても足りないくらい」「ひとつに溶け合いたい」と思う2人が良いですね。
しっかりしていたはずの理々奈ですが、頼りないと思っていた実羽が自分から離れて行ってしまうのでは…と不安に駆られ意外な行動を取ってしまうものの、腹を割って話し合って仲も元通り…どころかますますいい関係になって、2つの椅子に向かい合って座ってケーキを食べさせあっている姿がますます良いです♪

・「ゆめよりすてきな」(縞野やえ)
サンプルがこちらに。「やっぱり女子高生の生足は迫力あるなー。すげー…」と女子高生の足に見惚れてしまうお姉さんがなんか面白い(笑)。
もしあの子と同級生だったら…などと一緒に体操服に着替えながらお話をしたり、一緒にデートをするシチュエーションを考えてつつ、後をつけてストーキングをしてしまうお姉さん(女の子が後をつけられるのはめっちゃ怖いと思うのでリアルではやめましょう…(^^;)。
どうせ彼氏がいるんだろうなーなどと考えつつも百合作品としてはやはり最後に接触する展開になるか…と思いきや、その子の待ち合わせの相手が女の子だと知り、さらに2人が明らかに付き合っていることを知って、結局声もかけることもなく、しかしリアル百合っ子を見て「うわっうわ、うわーっ。イイ!!」と興奮して、それで充実感を得てハッピーエンドを迎えてしまう結末はさすがに予想外(笑)。
でもヒロインに共感してしまった人は多いんじゃないでしょうか(笑)。

縞野やえ先生HPを仮開設されたようですね。それによると、KISS+でデビューしてスピカにも掲載されたことがあるそうで、やはり少女漫画の人ですね。百合な同人誌も出されていたようです。

・「プライベート・レッスン」(ナヲコ
第5話。作者さんブログによると(というか見なくてもすぐ分かりますが…)P.313、「とりちゃん」を「はねちゃん」にしてしまった誤植があります。盛り上がっていただけにちょっと残念ですね。
うちのサイトもほぼ1日に1冊くらいのペースで百合物件を紹介していて、頭に入れなければいけない登場キャラクターが千とか万とか、あるいはそれ以上に登る(ちなみに記憶容量を節約するため男キャラはわざと覚えないようにしてます)ため間違いは多いはずで、間違えたのに気付いた際は失礼なことをしたなぁと落ち込んだりするんですが、作者さん自身も間違えることもあると聞いてちょっとほっとした部分もあったりして。(^^;

しかしはねさんがとり姉にガチな恋愛感情を持っていたとは。最初にピアノを聞いた時に感極まって泣き出してしまったとり姉もはねさんには特別な思い入れがあったようですが、はねさんはそれ以上の感情をとりさんに持っていたようです。
「言ってしまったらもう会ってもらえないだろうか、もう笑ってくれないだろうか。そう考えたら、こわくて言えない」と気持ちを吐露しながらボロボロ泣いてしまうはねさんの姿が胸にしみます…。
百合な作品は今までにもよく描いていたナヲコ先生ですが、ここまで深くはっきりした女性同士の恋愛感情が描写されたのは初めて見たような気がします。
そして、教えてもらっていたピアノが一向に上達もせず自信も失い、とり姉と一緒にいた時間が当たり前すぎて、自分のとり姉が好きだという気持ちが分からなくなっていたたまこはとり姉の元へもう3日行ってなくていつか自分が姿を消したら、とり姉がどう感じるのか、さみしがってくれるのか、なんとも思ってくれないのか考え出したら涙が溢れてきたたまこは、はねさんの姿を見て、思うところがあったようで駆け出して…。

・「しまいずむ」(吉富昭仁
サンプルがこちらに。今回は腋舐めですか。また濃い。相変わらず変態ですね(笑)。オレンジ味はしなかったという芳子ですが…(笑)。
芳子が遥のを舐めるシーンはともかく、遥が芳子の腋を舐めるシーンは恥らいつつ声まで出してしまう芳子が色っぽい…と思うと同時に、実際恋人同士がやったら2・3日で飽きて気持ち悪くなって、お互いの恋心が冷めてしまうんじゃないかと余計な心配もしてしまった(笑)。
ともあれ妹への愛はもはやどこへやら(笑)、芳子と遥の仲はちゃくちゃくと進展していますね。

・表紙(私屋カヲル)
表紙も悪くないけど、裏表紙で「しなさいよ!」と言わんばかりにキスをせがんでいるお嬢様と、戸惑っているメイドさんの絵が特に良いですね。

・カラーイラスト(加茂)
この方は百合姫の付録イラストで一回登場していましたが、今回は女子同士のガチチューということで、百合姫の時よりはるかに百合度が高くなりました…というか過去のつぼみのイラストの中でも最高の百合度だったのでしょうか。
セーラー服を着た女生徒が2人、誰もいなさそうな教室でガチチュー…。
元々性器とかをバーンとかかなくても色気の感じられるイラストを描ける人ですので、肉感的でもあり繊細でもあり…とにかく最高です!

・「ロンサム・エコー 下編」(きぎたつみ
これだけはネタバレすると面白くなくなるような気がしたんでたたんでおきます。
サンプルがこちらに。
ピアノを教えていた先生は、律子のことをぶつ癖があったようで、「おかしいだろ、ただの師弟でこんな…」と問い詰めたところ目をそらす律子を見て、ヨーコが「…ああ、そういう…」と納得をして、つまり先生は律子に対してサディスティックな性的嗜好を持っていたことが分かるのですが、衝撃的ですね。
「あなたが必要なの。傍にいて欲しいの」とまで言っていることから、やはり先生は律子に対してある種の愛はあったんでしょうが、それはおもちゃに対する愛とほとんど同じで、ちょっと歪みすぎていました。

「心配しないで、私がずっと面倒見てあげるわ」と言いつつ先生が「いっそ二度と弾けなくなればいいのよ」とまで考えていることを知り、律子も「…いや…です」とようやく反発。それを聞いたヨーコも一緒に行って立ち向かい、律子を先生の手から解放してあげてハッピーエンド。

予想以上に濃い展開でしたが、良かったですね。私は面白かったです!ラストの展開が予想がつかなかったのが面白く感じた原因のひとつかも。オチが予想できていたという人はそれほど目新しい展開でもなかったかもしれませんが。そんなわけでこれだけネタバレ対策でたたんでおきました。
いろいろ加筆修正もされそうで、12月に発売される単行本も楽しみです!

単行本作業(2冊分!)のため今回は参加されていませんが、水谷フーカ先生のつぼみコミックス第2段(4冊目)「この靴しりませんか」が10月12日に同時発売!
描き下ろしも2編収録されていますし、こちらも要チェックです♪

VOL.8は森永みるく先生が復帰されていますが、「ガルフレ」も一段落してとりあえず今抱えている連載はこのつぼみ掲載の「ひみつのレシピ」だけということで執筆に専念しやすかったのか、みるく先生の素晴らしい百合作品がまたたくさん読めましたね♪

今回特にそうですが、「つぼみ」はバリエーションが豊富ですね。例えば私の好きな大朋めがね先生の作品も欠点だらけですし、カサハラテツロー先生の作品も独特すぎて好みが分かれるでしょうし、みるく先生の作品だって王道の切ない系百合話じゃなくてコミカルな百合話で、ちょっと人を選ぶところはあります。
100人が読んで100人ともが良いと思える作品は意外にない。でも読後感が良いのは、どの作品も何かしら光るものを持っているからだと思いますね。どの作品も良いところがちゃんとあるんですよ。
この辺は編集者のまとめ方の上手さも感じてしまいますね。

刊行ペースもあがって単行本刊行も始まって、「つぼみ」の勢いはますます加速しています。
次号も楽しみですね♪

1巻の紹介はこちら
2巻の紹介はこちら
3巻の紹介はこちら
4巻の紹介はこちら
5巻の紹介はこちら
6巻の紹介はこちら
7巻の紹介はこちら