百合姫S VOL.14
公式
百合度★★★★★(5.5)

百合姫Sは今号がいよいよ最終号!
正直一時はかなり落ち込んでいたんですが、そうは言っても前向きに行動せねば何も意味がなくなってしまうので、気分を変えて明るく紹介していきましょう!

今月号は最終号だというのに、というか最終号だからこそなのか、各作家さんたちの描く百合作品はどれも気合が入ったすごい作品になっていましたね〜。
今回はキスシーンがある作品が多かったんですが、「え?あのキャラとあのキャラが!?」とびっくりしてしまうようなキスシーンが多かったですね。嬉しいサプライズです♪
・「死神アリス」(いづみやおとは
真崎の胸に手を差し入れるひなげしや、上下反転の姿勢でキスをしようとする真崎。そういうことももはや自然な流れになりそうになってる2人の関係が良いですね。
そしてキスしようとする前真崎が「ひなげしはあたしとここにいるときは、ただの女の子」と確認するのもまた良い!好きあってる女の子同士ならキスするのも普通、みたいな流れになってて(笑)。
一応拒否はしたひなげしですが、それは人殺しを生業にする自分に対する後ろめたさからの行動であって、決して真崎が嫌いなわけではないんですね。
今回の過去エピソードは「NOIR」をちょっと思い出してしまうような流れでしたが、これも悪くなかったです。
そしてラストには待望の(?)カメリア登場!今度は意中の相手、ひなげしを捕らえて、次回はひなげしを待ち針でツンツンプレイしたりする展開になるのでしょうか(笑)。あーこういう展開は紙で読みたかったなー。Webだとどうしても読んだ気がしなくって…。単行本2巻が待ち遠しいです。

・「姫と魔法使い」(直江まりも)
お姫さまと魔法使いが互いに相手を惚れさせようとするやりとりも良いんですが、無駄に多いスキンシップにも満足してしまいました(笑)。
単行本になるとしてもだいぶ先だろうし、こういう良い百合作品を保存しておくためにも、百合姫Sは買う必要がありますね。

・「年の差マイステディ」(谷村まりか)
息が苦しくなるほどの激しいキスをしてしまう年下の女の子と、それに応えてムードのあるキスをしてあげる年上の女の子が良いです♪

・「ふ〜ふ」(源久也)
隔月連載も決定ということで、ますます絶好調ですね(笑)。
毎号面白いこの作品ですが今回も面白く、そして今回はちょっぴりエッチでした(笑)。
一緒に旅行に行くふたり。一緒に温泉に入る様子が色っぽいですが、「自宅じゃなくても一緒にお風呂に入れるとか、おそろいの浴衣着て一緒にスキンケアしたり、そういう女の子同士だから感じられる幸せを、いっぱい再発見してね」と書き残したかな姉の伝言に、きなながうっとりして二人が幸せを実感し、裸のまま夕日を背景にキスを交わすシーンが良すぎです!
「かななお姉ちゃんのバリバリ伝説第二回」もちゃんと連載していますね(笑)。

百合作品では結ばれるまでの過程は面白いけど、結ばれてからを描くのは難しいと言われることは多くて事実その通りなんですが、この作品はその壁を越えることが出来そうですね。ただ、これは誰にでも真似出来るような話ではなく、この作者さん独特の作風があってこそ出来る展開だと思います(笑)。類稀な才能を持っているのでしょう(笑)。

・「marriage black」(速瀬羽柴)
リリシィアを殺しに来たと言うルーティエですが、憎んだ事はないとも言っており、愛していることには変わりないんですね。
ルーティエがリリシィアに押し倒されてエッチされてしまったことを知り、激昂する小霊はルーティエが好きなんですね。しかしエッチされたルーティエがそれでもなおリリシィアを庇うのを見て、ルーティエの気持ちが完全にリリシィアに向けられていること、そして自分の想いが届かぬことを知るシーンは切ない。

この作品は、速瀬羽柴先生が百合姫に参加される前に発表されていた作品群と似た雰囲気があって、なので多分百合姫に寄稿された作品の中では一番速瀬羽柴先生の地が出ている作品だと思うんですが、そういう作品でちゃんとした百合展開が描かれているのを見ると、嬉しいというか、何か感慨深いものまで感じちゃいますね。

・「むげんのみなもに」(高崎ゆうき)
第3話。「ちびキイ(猫)は実は私が殺したんです」ととんでもない嘘をつくキイにびっくりしてしまいましたが、それが優しさだとすぐ気づき、その優しさを見つけ出せるみなもは、ある面ではすごく大人で、キイのことを誰よりわかっているんですね。
第4話。放課後とはいえ、教室でエッチして見られちゃったら女子同士でなくてもえらいことになると思うんですが(^^;それはさておき、今回登場の百合カップルはそんな経緯で追い詰められ、心中したいとキイちゃんに申し出るお話。しかし片方の子が直前にためらう胸のうちを告白して、役目も今回はなくなってよかったか…とキイが安心したところ…。前話ののら猫の話がここで伏線になりましたかー。うまいですね。結局殺す事を迫られ葛藤するキイの心境も強く伝わってきます。
しかしキイたちの飼っていた猫は無事戻って来、それが時間商人の計らいだったというラストは、シリアスな展開の中にもほのかに希望が見える、良い終り方でしたね。
単行本が10月18日に発売決定!

・「flower*flower」(石見翔子)
いきなり空飛んだらそりゃびっくりするでしょう(笑)。怖がるニナがかわいい♪抱きつかれて死にそうになる朱も(笑)。
その後眠ってしまった(ように見えた)朱に「私、貴女も好きよ」と言われたのは悪くなかったんでしょうが、その後の「妹ってこんな感じなのかしら」が気に入らなかったんでしょうね。
なんと朱がニナにキス!舌も入ってますよ!よく見ると唇が離れる瞬間少し唾液も糸を引いてる(笑)。「ん”−んん!!」と苦しがるニナが色っぽい!
「僕の好きはこーいう好きだから!!」朱も行動を起こしましたね…と思ったらやっぱり後で後悔。やはりヘタレ属性は抜けてないところが朱らしいというか(笑)。
しかし起きていたならニナが自分の首に手をかけたことも気付いているでしょうに、そういうことは全然疑う気配すらないのは、朱がニナを信じきっている証拠ですね。

・「カシオペア・ドルチェ」(高木信孝
新キャラ登場…と思ったら「カレンをフってくれてありがとう」といきなりアンナに感謝する彼女は、アンナに振られたことで自分がカレンとつきあえることになったと喜んで、カレンも幸せを手に入れることが出来たようです。カレンの目玉がたいていの人に怖がられる設定がここで百合カップルの関係性の面白さに繋がりましたか(笑)。
一時は片想いしてる子や気が多い子がかなり多くて、着地点が見えなかったこの作品ですが、自然に女子カップルが出来ていて、ラストに向けて話が上手い具合に運んでいるなぁと感じました。

掴まったベルンが知った事実とは…?女子同士キスするのも、人形がしゃべるのも、いつの間にか当たり前になっているのが面白いこの作品ですが、謎が解き明かされる日が来たりするのでしょうか。
毎回密かに楽しみにしている作品です。頭からっぽにして読める作品は良いですよね〜。

・「おっかけ×girls」(石田敦子)
何気に自分のおっぱいをおしつけたり、迫った際よく見るとマユマユのおっぱいを触っていたり(笑)、ついにはキスしそうになる瞳子がナイスですね。もうちょっと続きが読みたかった…。

・「絶対少女アストライア」(東雲水生)
休刊に伴いこの作品も最終回。しかし伏線も回収して、ちゃんと終わっていましたね。作風は違うものの、女子同士の基本構造が「初恋姉妹」にちょっと似ているものがあるような気がしたのは私だけかな?
ストーリーは面白かったです。ただ、女子同士いちゃいちゃするシーンが少なめになってしまったのは急に終わることが決まったためだったに違いないんですが、そこは惜しい。
しかし10月18日に単行本に何かしら追加されることが、あとがきで語られていますね。この辺に美味しいエピソードが来るんじゃないかと期待!

・「ゆるゆり」(なもり
36話。綾乃の役職が副会長だったんで、生徒会長が気になっていたんですが今回登場しましたね。コマに入ってないだけで生徒会室にいたのか!(笑)ひょっとして向日葵と櫻子が初登場で2人だけでやりとりしてた回とかも!?
代弁させたり、人体実験を受け入れたり、パートナーの先生とは不思議な関係です。
実験の内容を聞かれて恥かしがって赤くなる生徒会長。これは多分あれだ、「2週間のアバンチュール」みたいなことしてるんですよ(笑)。
37話。双子姉妹、千歳と千鶴が一緒にお風呂に入ったり一緒の布団に入ったりしているのを知って嬉しくなったものの、そのすぐ後に千歳と話す綾乃を見て百合妄想を千鶴がしているのは…喜んでいいのかどうなのか(笑)。百合(妄想)キャラだけど、千歳に一途というわけでもないんですね。なんで京子には冷たいのか(笑)。
そして第38話はなんとキス祭りに!千歳が綾乃、京子、結衣のに次々キスしていく展開に!千歳じゃなくてこっちが鼻血出してしまいそうです!
千歳にキスされてうっとりしてしまう綾乃が良いですね〜。いやあんた京子が好きなんじゃなかったのかという気持ちも一方であるんですが(笑)。
今回の一連のエピソードで、綾乃×千歳という線もありそうに見えてきましたね。元々一緒にいることの多い2人ですが、意外に盲点でした(笑)。
39話。あかりは弄ばれ、ちなつはM字開脚に…京子は恐ろしい子ですね(笑)。
ちなつの作ったねんどはエロいの?グロいの?八ツ橋は伏線になっているとは(笑)。
あかりの作った猫、京子が手足を伸ばしてしまう図に笑ってしまいましたが、「ゆるゆり」は絵の造詣で笑わせてくれることが多いですね。アニメ化とかするにしてもこの絵柄のクオリティが求められるでしょう。
あんまり話が多いから途中で広告ページが挟まれてる(笑)。百合姫Sから生まれた鬼才、すこやか先生の初単行本は10月18日発売!
40話からは修学旅行編。皆でお風呂に入ることを綾乃が恥かしがったり、京子が見る気満々だったり(笑)「今夜は寝かさないぜ」と宣言したり、楽しそうだなぁ〜。
もちろん自由行動のシーンなんでしょうけども引率の先生が出てくるシーンすらないですね。しかし登場人物が少なくて読みやすいのでこういう描き方は良いと思います。
胎内の中で京子はお尻やもっと際どいところまで触ってしまったようですが、綾乃の胎内まで触ってしまったのでしょうか。手つきからしていやらしい感じですもんねえ(笑)。
41話。枕投げだというのに「綾乃!キスして!」と京子が叫んだり、汗だくで組み合って「もいっかいお風呂入る?」などと一戦終えた後の感覚に浸っていたり、なにやらいやらしい感じに、千歳と一緒に私も鼻血が出そうです(笑)。
42話。2人だけで徒歩で旅行に行こうとする向日葵と櫻子、行く前から部屋で一緒になっていて、この2人、ほんとに仲が良いですね〜。
43話。2年生が修学旅行ということで、向日葵や櫻子同様残されたちなつとあかりが再び2人きりに。膝枕してもらったり激しいマッサージをしてもらったり、また一歩深い関係になりましたね。個人的にはこの2人もカップリング的に鉄板コースだと思う(笑)。

「ゆるゆり」だけでどんだけレビュー長くなってるんだよという感じになってしまいましたが、実際「ゆるゆり」が100ページもあったんだからしょうがない(笑)。しかし読み応えがあってページ数分以上に面白かったです♪

・「幼馴染と呼ばないで!」(黒柾志西)
今回はむつみちゃんによる登場人物〜単行本の紹介まで。黒柾志西先生の百合漫画がツボに入る人は、先日発売された「魔法とパンツとオレ」も必見ですよ〜♪

・「Yurihime Scoop Lamd」
このコーナーも最後までラムドのままでしたね(笑)。うちのサイトでも取り上げた「白衣性恋愛症候群」、「たまゆら」も早速取り上げられていますね。
「白衣性恋愛症候群」は着替え中らしきヒロインに抱きつく少女のシーンも掲載されていて、「ソルフェージュ」と同様、ちょっと色っぽい百合シーンもあるゲームになりそうで、ますます楽しみになりました♪

・広告「とらのあな」
久しぶりにとらのあなの広告見たら、描いてるのがマシュー正木先生になってた(笑)。登場人物も百合っぽいし、合ってるんじゃないでしょうかね。

・表紙(なもり)

最終号の表紙はなんとなもり先生の「ゆるゆり」!表紙も描いて漫画も100ページ描いて限定版4巻も発売予定って…(笑)。すごいお仕事量です。
しかしなもり先生が百合姫Sの最終号の表紙を務めるのは納得ですね。京子×結衣のカップリングは私も好きでしたが、この表紙も素晴らしいです。壁紙にしたいくらい(笑)。
惜しむらくはこの雑誌がなくなってしまうこと…。


巻末には告知が。「webコミック百合姫 ON LINE(仮)」というそうです。PCでも読めるwebコミック。開始時期は今冬。詳細はコミック百合姫1月号で発表とのこと。
石見翔子先生の「flower*flower」、睫攷孝先生の「カシオペアドルチェ」、いずみやおとは先生の「死神アリス」、速瀬羽柴先生の「marriageblack」がwebに移籍するそうです。
有料か無料か、ブラウザは読みやすいのかどうかなど気になりますね。
今後は新人さんの作品がどんどん発表される場になっていったりするのでしょうか。
Web漫画は読みづらいんで出来れば私は百合姫Sで続けて欲しかったんですが…贅沢ばかりも言ってられないようです。しかしやるからには一迅社には頑張って欲しいですね。


以下まだ在庫のあるバックナンバー、百合姫S VOL.7の紹介はこちら。
VOL.12の紹介はこちら
VOL.13の紹介はこちら


最終号も、最高に面白かったです。
今までありがとう、百合姫S!