絶対少女アストライア
東雲水生
百合度★★★★★(5.5)

お嬢様校、聖アストライア女学院に転校してきた主人公・小日向里都は、学院のアイドルである生徒会書記・月見里伊織と出会い、優しい伊織と学園生活を満喫できると思った矢先、伊織は生徒総会でゲリラ演説を敢行。現生徒会と決別し、新生徒会を設立する伊織はなぜか里都を敵だと言い、本当の気持ちを知りたい里都は新生徒会に協力することになり、対立することになってしまって…というお話です。

描き下ろしは17ページでカラーもあるということで、豪華ですね♪
東雲水生先生のツイートによると、「描き下ろしは里都と伊織がかなりラブラブ(?)してるので本編とは違う世界観が楽しめたらいいなぁ…と思ってます」「里都と伊織の意外な姿とか描きました〜本来こんなノリでやりたかった!ってのがあったのでギャップがあるかもですが」とのことで、期待通りの描き下ろしが収録されていました!
むしろ「絶対少女アストライア」という作品的には、百合姫雑誌掲載分よりこっちの方が重要だったかもしれません(笑)。

一段落して本編の後、拗ねてる伊織。何かと思えば自分と一緒にいなかった時、里都がトモルと一緒にお風呂に入っていたことに嫉妬していたのでした(笑)。
いきなり下着で待機してる伊織が面白い(笑)。本編では部屋でもう里都を脱がそうとしてましたし、伊織の妙な性格が出ていますね(笑)。
その後横から入ってきたトモルにプールに誘われ、水着展開に(笑)。
恥かしがって椿の前でビキニを着れない文音が可愛い。「気にしないでいいじゃん!女の子同士だしさー」と声をかける椿ですが一言余計だったために殴られることに(笑)。
正面を向き合ってお互いにオイルを塗りあうすずと御影もきゃっきゃいちゃいちゃしてますね。
そして里都は泳げない伊織のために温泉に誘いますが、やっぱり(?)里都の水着を脱がせようとする伊織。脱がせたがり、脱ぎたがりな子ですね(笑)。
しかし恥かしがりながらも、今度は里都も伊織の水着を脱がせていってラブラブエンド。目の保養にもなった描き下ろしでした♪

カバー下のあとがきも注目ですね。4話以降もあれば本編でやる予定だったエピソードがイラスト入りで紹介されているのですが、ヤンデレで伊織を押し倒す夏芽とか、里都を巡って伊織とトモルが剣道で対決する展開とか、実はいとこ同士で、こっそり隠れていちゃいちゃするすずと御影とか、簡単な紹介を見てるだけでも面白いさが伝わってきますね。

以下本編の紹介。
学園に転校してきた里都は、あやうく噴水でずぶ濡れになってしまうところだったのを、颯爽と手を引いて助けてくれた相手、伊織に胸がときめいてしまいルームメイトだということで出会ったその日から一緒の部屋で眠ることになり「女同士なのに、なんで…?」と思いつつも、伊織のことで頭がいっぱいになり、夜も眠れなくなってしまいます。
伊織は女生徒のファンが多いため、同室になった里都は呼び出され非難されてしまいますが、そこを助けてあげる剣道少女、トモルが優しくて気さくですね。

伊織と一緒だと意識してしまい、恥かしくてお風呂にも行けない里都ですが、「恥かしがってる?女同士なのに。女の子とお風呂入ったことない?」と里都の服のボタンを外していく伊織。里都は相手が伊織だからこそ恥かしがっているのですが、分かっているのかいないのか、「…脱がせてあげたら、一緒に行くかな?」とリードしていく伊織は罪な女ですね(笑)。

しかし脱がせていく伊織は里都のペンダントに気付くなり態度が豹変。翌日の総会では全校生徒の前で学園を変えることを宣言し、里都のことを敵だと言い切り、呆然としてしまう里都…。

ちなみに革命宣言の中で伊織が共学化も叫んでいますが、そんなことは実現しませんし、作中に男性キャラが出てくることもありませんので、その辺はご安心を(笑)。

演説の前、必死で励まそうとしている副会長の文音の姿を見て、会長の椿も自分のやるべきことを思い出した会長と副会長の絆も良かったですね。演説は上手く行ったもののその後、椿が大勢の女生徒たちに慕われる姿を見る文音の気持ちはやはり複雑なようです(笑)。

その後現生徒会に入り、伊織と本当に敵対関係の勢力に入ってしまう里都。作戦を考え付いて提案するのですが、着眼点は椿と文音に褒められたものの、しきりに「意外に」を連発されてしまっているのが笑える(笑)。

現生徒会では伊織のことが好きなカレンという少女とも、和を乱す原因だと思われ冷たくされてしまいますが、伊織の本心を知りたい気持ちは同じだと気付いて和解出来て良かったですね。

その夜はトモルたちと一緒にお風呂へ。伊織とは意識するので恥かしくて一緒にお風呂に入れなかった里都も、トモルとは抵抗なく一緒にお風呂に入れて「一番の友だちはトモルだよっ」と言う笑顔に、トモルのほうが赤くなってしまっていて可愛い♪

ペンダントにまつわる因縁のせいで敵対していた伊織ですが、里都が怪我をしそうになった時は身を挺して守ってあげ、やはり里都のことは敵どころか、内心大切に思っていたんですね。

伊織×里都の関係も良かったですが、里都のトモルとの関係、理事長代理の宮守すずとメイドさんの関係も何気に良かったですね♪

百合姫S休刊に伴い連載も駆け足気味に終了してしまいましたが、伊織×里都のメインストーリーはちゃんと完結していましたし、限られたページ数の中でうまく結末をつけていましたね。単行本ではこれに加えてさらに伊織×里都のラブラブも見れて、単行本は本当に良かったです♪

表紙、破れたストッキングや絡んでる2人の足が色っぽい♪

東雲水生先生の百合姫コミックスはこれで6冊目ですね。
ざっと思いつくのを頭の中で数えてみると、森島明子先生が5冊。乙ひより先生、袴田めら先生が4冊。ひょっとして最多?
しかし私はそれだけでは飽き足らず、東雲水生先生の単行本は百合以外の作品も集めているんで、部屋の中にはそれ以上に東雲水生先生の作品はいっぱいあったりします(笑)。

「初恋姉妹1」の紹介はこちら。
「初恋姉妹2」の紹介はこちら。
「初恋姉妹3」の紹介はこちら。
「少女薄命〜猫目堂ココロ憚」の紹介はこちら。
「百合心中〜猫目堂ココロ譚〜」の紹介はこちら。