りぼんスペシャル冬の大増刊号


今月のりぼんスペシャルには「ブルーフレンド」最終話のその後を描いたアフターストーリーが100ページも掲載!

今回のお話は、文化祭で美鈴が劇のヒロインになったり、楽しいシーンも交えながら、ちゃんと描かなければいけない部分もきちんと描いてあって最後は…まあとにかく読んでみてください!

・「ブルーフレンド~after days~」(えばんふみ)百合度★★★★★
退院して学校に行けるようになった美鈴は、ある決意を秘めていたのですが、帰ってくるのを待っていた歩は本当に嬉しそうで、学校に来るのを待ちきれずに美鈴の家までお迎えにきてしまいます。
しばらく見ないうちに少し伸びた、歩の髪の毛にさえドキドキする美鈴は、手を繋いで引いてくれることに幸せを感じつつも、このまま甘えてはいけないと思っていたのでした。
「あたしと一緒にいることで、昔みたいに歩の負担になりたくない」と伝える美鈴ですが、そんな美鈴に歩は「あんたと一緒にいるのは、あたしの個人的なワガママだよ」と優しく答えてあげます。
しかしそれでもまだ自分の気持ちが治まらない美鈴は、劇でお姫さま役をやることになり、それは相手の王子役が歩ではなく普通の男だったのですが、あえてそれを引き受けることにするのでした。
決心はしたものの、ヒロインのくじが回ってきた時と実際のセリフを見て引きつった表情の美鈴が可愛い(笑)。
劇などやったことがなく、最初は感情を込めることが出来なかった美鈴ですが、歩に心配してもらって歩のことを想うことで、お姫様が王子様に恋する気持ちが分かっていく様子が良いですね。
しかし障害はまだあって、実際に王子役の男と抱き合わなければいけないシーンは、抵抗から思わず男の手を振り払ってしまって練習が中断してしまったりもするのですが、「男が怖かったら、相手をあたしだと思いな。大丈夫、あたしがついてる」と歩に抱きしめられて勇気付けられ、実際に文化祭本番では相手を歩だと思ってその胸に飛び込むのでした(笑)。

劇は大成功。劇の練習の最中に怪我をした女の子の手当てもしてあげて、他の人の心配をすることも出来るようになった美鈴は、本当に自立することが出来ましたね。
ただ、単なるワキ役の兵士役をやっただけでまたモテてしまって女の子に囲まれる歩には、腕を取って独占欲を露にしてしまいますが(笑)。
文化祭の夜、水をかけてじゃれたりしつつ手を取り合って美鈴は「歩と出会えてよかった。この気持ちはずっと、一生変わらない」と思うのでした。

「さみしーね。あたしには最後までベッタリしてくれなかったなーって」と寂しがる東さんは男がいてとっかえひっかえしてるとの美鈴の談ですが、歩も「もしかしてずっと美鈴のこと」と疑ってる通り、やっぱり一番好きだったのは美鈴だったように見えますね(笑)。

そして2人は中学を卒業。
なんと美鈴は歩と別々の高校を選んだんですね。しかしそれは歩と離れたいからではなく、歩がいないところでもひとりでやっていけるようになるためだったのでした。
美鈴は、自分が歩の重荷になっていることを気にしていたんですね。「バイバイ、歩。元気でね」と言う美鈴。
しかし歩はこの表情!

この表情がすべてを物語っています。歩は、例え美鈴が自分に重い存在であっても、それでももはや一緒にいたい気持ちになっていたんですね。
そして歩は「『バイバイ』じゃなくて『またね』でしょ」と訂正。
2人は、最後にもまた熱いキスを交わしつつ、物語は終わるのでした…!


学校は違っても携帯などでいつでも連絡を取れて繋がっていられる仲で、タイプ分けするとすれば、森永みるく先生の瞳×奈々シリーズとちょっと似た感じの終り方とも言えるでしょうか。
美鈴はちゃんと自立することが出来つつ、しかし歩とは女子同士キスもしあうままでいられて、ハッピーエンドでしたね。この作品良かった~…。

少女漫画でよくぞここまで、と褒め称えたい気分になる(笑)、素晴らしい百合漫画でした!