Sweet Little Devil(南崎いく)

百合度★★★★★(5.5)

南崎いく先生のエッチありでラブラブな百合漫画が初めて百合姫コミックスとして単行本になりました!
表紙、小夜もりっちゃんの胸元にキスしてるのもエロいですが、りっちゃんも何気に小夜の膝を割っていてお互いエロい(笑)。

・「Sweet Little Devil」
高校で結ばれたラブラブ百合カップルが、昔彼氏と付き合っていたことで嫉妬するもののお互い様だということで謝って、晴れてヨリも戻って部室にカギかけてHする話。

小夜とりっちゃんは今時の女子高生らしい軽妙なやりとりをしてるんだけど、絡みシーンは熱い!
描き下ろしカットでは女生徒×女教師プレイをお望みの小夜のため、りっちゃんが先生になっていじめてあげるお話が(笑)。

・「Heart And Soul」
小夜×りっちゃんシリーズ第2話。タイトルはHuey Lewis & the Newsかな?私がパッと思いつくのはこれだけど。
卒業を間近に控えたりっちゃんがイベントで一緒にいられないことをを今までに比べれば寛容に認めていた小夜ですが、制服のボタンをあげちゃだめかと聞かれさすがに「ダメっていうかヤダよ!!」と激しく抗議します。直球はハッキリ打ち返すものの鈍くて変化球に弱いりっちゃんに注意を促す小夜ですが、その後2人でじっくり話し合い、いつも通りとはいえHもしっかりしてしまいます♪

りっちゃんの股間に息を吹きかける小夜のシーンが色っぽい!
「ボタンなんて小夜はいらないでしょ?目の前の誰かさんに胸をドキドキさせてるあたし自身が……全部アンタノモノになってるんだから」と言うりっちゃんのセリフがすごいですね。殺し文句ですよ(笑)。小夜も「泣きそう、てか死にそうなんですけど」と泣き出して愛情を再確認するのでした。
描き下ろしカットでは小夜のポーチから毛抜きを取り出して、他の女性にフラついたら小夜はりっちゃんに本当に剃毛プレイをされてしまいそうです(笑)。

・「Moment Like Fireworks」
小夜×りっちゃんシリーズの第3話。浴衣姿のりっちゃんに「あああぁん!!りっちゃあぁん可愛い!!ちょう可愛いいいい!!」と抱きついて激しい小夜ですが、確かに可愛い♪
薄そうな浴衣姿でグイグイ抱きついてる姿だけでも色っぽいです♪
毎回、年上のりっちゃんを小夜が攻める形が多いんですが、この関係が妙に萌えるんですよね〜。
今回も浴衣姿のりっちゃんを人気のない花火のよく見える穴場につれていって、浴衣を肌蹴させてHをする小夜。

「しているときは…楽しかったりキモチィかったり…でも終わりが近づくと……切なくて死にそうになるのに、なんで人って花火とか…こーいう抱き合ったり…とかしたがるんだろうね」とふと思うりっちゃんが何気に深いですが、それに対しても「終わりがあるから…またしたいと思えるんじゃないの…?」と優しく応えてあげる小夜が良いですね。
激しくHしてかなり浴衣ははだけてしまったはずの2人(特にりっちゃん…笑)ですが、蚊に刺されつつもなんとか浴衣を着て帰宅できたようで、どちらかが着付けも少し出来たのかもしれませんね。あるいはお互い出来るとか。こういう時女子同士だと男女の時ほど困りませんね(笑)。

・「恋愛準備室」
準備室で女子同士激しく絡み合っている椎奈と、詠子。相思相愛かと思いきや椎奈は準備室から見えるグラウンドの、さつきを見るためにこの部にしたというお話でした。

詠子とはセックスをするものの、後ろから責められつつ視線の先には愛しいさつきのすがたが。椎奈の、身体だけ手に入れば良いと口では言っている詠子先輩も切ないですね。2人とも本当に恋愛が出来るのはこれからになりそうで、「恋愛準備室」というタイトルはうまいですね。
描き下ろしカットでは菅原さんと同じようにショートカットにしようかと考える詠子センパイの、意外に健気な様子が(笑)。

・「私たちのミライ計画」
8才年上の女性四季に、恋をして告白、晴れて恋人になれた女子高生の亜澄ですが、年の差がネックになって四季がいつもちゅー以上してくれないことが不満で……というお話。

最後、一緒にお風呂に入って熱くHをしてあげるところとか、初めてのキスの際亜澄の身体がビクンとしてしまうところとか、この人の描く女子同士の絡みシーンはほんとに良いですね〜。

・「スターティング・オーバー」
3年間気になっていた相手と卒業式の後ようやく話すことが出来て、寄せ書きで相手も自分のことが好きな事を知る…というお話。灯里は自分の気持ちに「卒業」する決意もしたんですが、春ちゃんは灯里に連絡を取ろうと最後行動していて、離れ離れになってもきっと2人は交際を始めていけそうな、良い予感のする終わり方でしたね。

描き下ろしは小夜とりっちゃんのラブラブ朝チュンシーン

ラブい!ラブすぎる!
幼い時からりっちゃんとひっついて一緒にいたかったという小夜の本質は、高校を卒業しても変わらない描写が描かれていたのが清清しかったですね。
カバー下では小夜がりっちゃんに上のお口もお下のお口も塞がれることをおねだりしてしまう、これまたエロくてラブい会話が♪
カバー下には「スターティング・オーバー」の二人も載っていますね。ヨネちゃんがなぜクロサワさんに惹かれるようになったかが明らかに(笑)。
作中で唯一プラトニックカップルだった2人ですが、あとがきページではお医者さんごっこをしていて妖しい(笑)。ヨネちゃんはナース志望ということではありましたが(笑)。しかしラブラブそうな様子が見れたのは嬉しいですね。

あとがきコメントでは南崎いく先生、本のタイトルの割に小悪魔キャラがいなくて「いっそ黒髪ロング祭りとかの方が合ってるかも」と仰られていますが、言われて見れば確かに黒髪ロング率は高い。これは南崎いく先生が「舞-HiME」の静留xナツキのカップリングがお好きで同人誌も発表されていたことも関係しているかもしれません(笑)。

東雲水生先生の「恋愛彼岸〜猫目堂ココロ譚〜」もめっちゃ私の好みの作品が収録されていましたし、今月の百合姫コミックスは数はそれほど多くないものの、私好みの豪華なラインナップになりましたね。

南崎いく先生、女子同士のHシーンは濃厚で、エロティックな雰囲気満載、しかも心理面もしっかり描いていてほんと素晴らしい作家さんですよね。
作品を読んで私も一目で気に入ってしまったんですが、デビュー前の同人時代からも根強いファンがいる人ですね。うちのサイトでも同人時代から追っかけているファンの人の何人かから紹介していただきました。しかしプッシュしたい気持ちは溢れているんだけどコメントは「静留xナツキの百合同人を描いていた方です」だけとか、わりと短いコメントが多かったです。でも気持ちは分かりますね。良い作品を描く人なのは確かなんだけど、ブログで延々批評を書くには向いてない作風のような気がします。黙って黙々と読み耽って楽しんでしまうみたいな(笑)。なので私もあまりレビューで語ることがないです。でも毎回めちゃくちゃ楽しませていただいております(笑)。

■南崎いく先生の作品はもちろんエロなしでも良いんですが、エロエロで百合百合な作品は素晴らしすぎるんですよね。普通ならエッチシーンの描写を入れると入れたページ数だけ心理面の描写が減ってしまうものなんですが、南崎いく先生は会話しながらエッチをしていく独特の手法を持っているので、エッチ描写を入れても心理描写が減る事がない!これはすごいことですよ。
南崎いく先生の描く女の子は、萌え系のふわふわしたキャラではなく、実際にいそうな女子ばかりですよね。なのでぬいぐるみ同士がHしているような感じではなく、本当に生身の女の子同士の熱さが伝わってくるようなエッチシーンが描ける作家さんだと思います。ほんと貴重な作家さんですよね〜

しかしあとがきでは「私はこれからもオナゴを描き続ける日々ですよ」と仰りながらも「また何らかのカタチでお目にかかれば嬉しいです!!」とも仰られていて、何やら今後の商業作品の仕事の予定がちゃんと決まってないようにも見えるコメントが…。今後南崎いく先生の作品が読めないなんてことになったら私は我慢出来ないですよ!
これからも百合でエッチありな作品を発表する場が引き続きあって、南崎いく先生の作品を存分に楽しめる環境が整うことを強く強く希望します!

南崎いく先生の「クイーンズブレイド -Hide&Seek-」1巻の紹介はこちら。
2巻の紹介はこちら
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4巻の紹介はこちら
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