ふ〜ふ 1 源 久也

百合度★★★★★(5.5)

源久也先生の百合姫初コミックス…というか源久也先生先生初の単行本!
源久也先生の作品を読んだ事がないという人もひょっとしたらいるかもしれませんが、藤枝雅先生の作品のチビキャラシーンはかなりの割合でこの人が描いているっぽいので、絵柄は皆さんも見覚えがあるんじゃないかと思います。アシスタントをしている関係上絵柄は似てますが、作風は全く違います。このブログでも何度か言ったと思いますが、この人は是非参加してほしいと思っていたんですよね。個人的にも超イチオシな作家さんです。天然で何も考えてないような作風ですが、これが良いんですよね〜。な〜んも理屈なしで楽しめる百合作品……簡単そうで難しいんですよね。こういうのが描けるのは、もう才能があるとしか言いようがないかも(笑)。

今回の単行本にはなんと[es]掲載のみやちゃんとセンパイの漫画も収録!!

[es]掲載のあの神百合漫画が収録!!!!
個人的にはめちゃくちゃ嬉しい!!テンションが急激にあがりました!!!!(笑)

やっぱりみやちゃんと(ひより)先輩の漫画は最高だと思うんですよね。初めてこの作品読んだ時はこの人どんだけ天才なんだ!と驚愕してしまったくらいですし(笑)。

[es]は数年前から絶版になっているので、意外に読んだ事がない人が多いのではないでしょうか?[es]というのは百合姫が創刊される前に刊行されていたアンソロジーで、まだ当時は「一迅社」という会社名すらなくて前身の「スタジオDNA」という出版社名で出たアンソロジーで、その後刊行が始まった百合姫にも大きな影響があったアンソロジーです。
源久也先生は2冊出たうちの両方にみやちゃんと先輩の漫画を寄稿されてましたね。裏表紙もみやちゃんと先輩でした。



今以上にシンプルな描線なんだけど、この2人めちゃくちゃ可愛いんですよ!

ぽてぽて歩くセンパイが可愛い!

にこーーーーぉと笑うセンパイと、「ひより」と名前呼びしようと葛藤するもののなかなか出来ないみやちゃんが可愛い!

みやちゃんがセンパイずるずる引きずって歩いてく姿が可愛い!

この作品の良さをお分かりいただけたでしょうか!?
…って全然語ってませんね。分からない人には分からないか(笑)。でも分かる人には分かってもらえると思う。それこそみやちゃんがほとんどしゃべらないのにセンパイが全部理解してしまえるように!(笑)言葉があんまりなくても面白さが伝わってくるのってすごいと思うんですよ。
[es]には素晴らしい百合漫画が数多く収録されてますが、その中でも一番好きな作品でした!

さらに単行本には描き下ろしでみやちゃんとセンパイの新規エピソードが!これは嬉しいですね〜。是非皆さんも単行本を買って、久しぶりに見れる新しいみやちゃんとセンパイの姿を確かめてください♪

ご存知の通り、百合姫掲載の「ふ〜ふ」もパーフェクツに鉄板で面白い百合漫画なんですが、やっぱり個人的にはみやちゃんと先輩の漫画が神すぎて、これを紹介出来ないのは惜しいなぁと思っていたところでした。
これで心置きなく「ふ〜ふ」も紹介出来ますね♪

さてでは以下表題作「ふ〜ふ」の紹介を。
今日から同棲するというきなとすぅちゃん。「今日からお嫁さんなんよね?」と言われて「恥かしくて死ぬ……!」と悶えてしまったりして初々しいですね。「特別になりたい」と新しい呼び名を欲しがるきな。「夫婦」じゃなくて「婦」と「婦」で「婦婦(ふ〜ふ)」、新しいですね。夜一緒の布団に入って寄り添って、キスする2人も良いですが「わたしはすぅちゃんとトロになりたいんよ〜」と照れながらわかるようなわからないようなことを言う独特のセンスも好きです(笑)。

一緒に寝るためのダブルベッド(!)を買いに行く2人がラブラブですが、なにしろ第1話で夫婦ならぬ婦婦(ふ〜ふ)になってしまってますからね。

クールに見えたきなちゃんがベッドに誘ったり、誘ってもらいたがったりして、意外にむっつりなところを見せていて面白かったです。ボケ×ツッコミカップルかと思いきや、ボケ×ボケのバカップルなんですね(笑)。この作品、ツッコミ役は小麦だけかもしれない(笑)。

この「ばっ!!ばっ!!むっぎゅ〜」っての好き(笑)。

第3話ではきななのお姉ちゃんかなな登場。ラブラブだと分かっていながらも2人の仲を引っかきまわして遊んで、他所では女の子に手を出しては浮気で振られ……自由奔放ですね(笑)。
ラスト2、3ページでするようなこと(キス)を冒頭からしているネタとか、巻末でお姉ちゃんが勝手に新連載始めてるネタとか、先のことなど何も考えてなさそうなネタが面白い(笑)。

一緒に旅行に行くふたり。

一緒に温泉に入る様子が色っぽいですが、「自宅じゃなくても一緒にお風呂に入れるとか、おそろいの浴衣着て一緒にスキンケアしたり、そういう女の子同士だから感じられる幸せを、いっぱい再発見してね」と書き残したかな姉の伝言に、きなながうっとりして二人が幸せを実感し、裸のまま夕日を背景にキスを交わすシーンが良すぎです!
「かななお姉ちゃんのバリバリ伝説第二回」もちゃんと連載していますね(笑)。
その後隣に引っ越してきた女子二人はあっさり付き合ってることを教えてくれてカミングアウトが早い(笑)。

隣の部屋のズドン!という音は、ツッコミじゃなくて激しいエッチプレイの音だったと思う(笑)。お互い一緒の時はしませんけど、二人きりになったカップルは何でもしてしまうかもしれませんよ(笑)。
隣も百合カップルで自分も百合カップルだったら、漏れてくる音を聞いたりしてエッチライフも燃えるかも(笑)。
今回はきななが猫になってしまうプレイまでして相変わらずラブラブ♪


かな姉が陥落してしまうとは…。しかし畔ちゃんも魅力的なんで納得ですね。しかし主役のはずだった2人の出番がだんだん少なくなっているような…?巻き返しとかあるんでしょうかね?(笑)

第8話。冒頭同衾してるすぅちゃんときななが良いですね。でれんでれんしてるかなな姉ちゃんが可愛い♪「ちいちゃいのちゃん」もですが「おおきいのちゃん」という呼び方はさらにどうかと思う(笑)。
いきなり4コマ展開(笑)。相変わらず思いつきで展開考えてて緩いのがいいなぁ(笑)。

4コマになっても、狭いコマを利用して密着、四六時中キスしてる2人が良いですね。


各話合間には描き下ろし漫画がいっぱい♪
なんかエロい感じもする表紙の後のエピソードもカバー下に描かれています。その体勢では涎をたらしてしまっても仕方ないですね。美味しいポジションですから(笑)。

百合作品では結ばれるまでの過程は面白いけど、結ばれてからを描くのは難しいと言われることは多くて事実その通りなんですが、この作品はその壁を越えることが出来そうですね。ただ、これは誰にでも真似出来るような話ではなく、この作者さん独特の作風があってこそ出来る展開だと思います(笑)。類稀な才能を持っているのでしょう(笑)。