リコとハルと温泉とイルカ 2 ヒジキ

百合度★★★★★(4.5)

ご当地起こししつつ百合百合してる漫画の第2巻!こちらに公式サイトが…っていつのまに出来てたんだ(笑)。
作者のヒジキ先生はPC版「白衣性恋愛症候群 RE:Therapy(リセラピー)」限定版付属のやすこ同人誌を描いて参加されることが発表されましたたね。
作者のヒジキ先生が百合好きということもあったのか、白恋ファンだということがあったのか、あるいは白恋にミンゴスが登場してることがあったのか…(笑)。
こちらの同人誌も楽しみなんですが、ヒジキ先生が描いている百合漫画「リコとハルと温泉とイルカ」の2巻も発売されてます!
白恋ファンもこの機会にヒジキ先生のオリジナル百合作品を読んでみてはいかがでしょうか♪

さて2巻、あとがきでは「これからも押しのキャッキャウフフを中心に、女子のキマシタワー!なシーンをたくさん描いていきたいですね」とのヒジキ先生のコメントが。なんて心強いコメントなんだ!(笑)
ちなみにあとがきでは今回もミンゴス愛が語られています(笑)。

2巻ではちょいちょい新キャラも登場しつつ、そのキャラが恋の鞘当になったりして、相変わらず楽しく百合百合が楽しめますよ♪

店の手伝いでウェイトレスをしている茜は不機嫌だったものの、制服姿が可愛いとリコに言われただけで舞い上がってしまいます。一緒にいたハルはふくれて、自分も店の手伝いくらいするから可愛いでしょ!と言い寄ってるのが可愛いですね。
そんな中イルカ部では新入生を勧誘する方法をあれこれ考えるのですが、田中という少女が置いてあったちらしを見ただけでイルカ部に入部することを決めてしまって新たな女子キャラ登場。

伊流川観光協会の集会に出たリコたちは、そこで双子の姉の碧と出会います。
再会した優子さんは茜に抱きついてきて、気に入ったようですね。

するめも口移しで食べようと誘ったりしてラブラブ…というよりこれは酔っ払いすぎてたのでした。
他のメンバーも酔っ払いばかりで集会はぐだぐだだったのですが、そこにある良い温泉に入れたので良しとします。一人で観光大使をやるのが心もとないから皆でやろうとすがるリコに、自分が一緒にやってあげるとあげる茜は勇気を出しましたね。

そんな茜にリコも裸で抱きついてくれて、茜にとっては大きなご褒美♪
その後一緒にお風呂に入ろうとやってきた優子さんが女子達のお風呂に乱入。

碧と一緒で双子ちゃんは胸がないんだ、と茜は裸の胸までつつかれてしまって、リコのことが好きな茜にとっては災難な話だったのでした(笑)
碧は優子の常に暴走を終始止めに入っているし、優子は碧の胸の大きさをよく知っているようだし、何気に親しげな2人が良いですね。

やってきた新入部員は、ハルの同級生のたえ子という少女。ハルは喜んで抱きつきます。リコの美しすぎる姿が眩しいと目をしかめ、自分の好きなリコにそんな態度を取るたえ子が気に入らないとつっかかっていく茜が怖いですが可愛いですね♪

優子さんと碧さんも、会うなり抱き合っていちゃつき始めて、この2人も完全にデキてる感じ(笑)。
しかし名前に反して地味になりたいというたえ子は、必ずどこかに入らなければいけないから適当に決めて入っただけで、実際のイルカ部の活動を見て失望してやっぱりやめると言い出してしまうのでした。しかしハルが、たえ子が実は倉本先生(もちろん女性ですw)目当てに入部したことを知っているハルがそれをネタに脅し、たえ子はやむなく入部することになり、意中の倉本先生にも接近することができて、やったぜたえちゃん!なのでした♪


イルカ祭りの司会をやることになったもののリコは緊張しまくり。

しかしハルのおでこちゅーひとつで気を取り直し、仕事も上手くこなしてしまえて、ハルのちゅーがリコにとってどれだけ大きい効果があったのかがわかりますね(笑)。
祭りが終わってハルの家に帰ってきたリコは、そこで下宿の上の住人、奈津美さんという女性に会うのですが、窓の外から見える夏祭りが綺麗だと見せてくれて優しそうなのは良かったものの、突然背中を押してきたり寝起きのリコの背中をつつつとなぞる奈津美さんはいたずら好きだったんですね。海外で働く母親が活躍してるのに自分はモデルも休業中で地味な生活を送っていることにコンプレックスを持っていたリコにハルは焦る事はないと励ましてリコも顔を赤らめて良い感じで2巻も終わっていました。


2巻も新キャラが何人か登場したんですが皆百合キャラで、必ず2人一組でカップルが成立しちゃってるのが良いですね。
茜はリコとハルとの3角関係なんじゃ…と思った方は甘い。茜は葵と結ばれることが生まれたときから運命付けられているのです。双子が双子同士でくっつくのは雨傘的宇宙の法則!扉絵見てもこの2人が鉄板なことは分かりますね♪
…となると人数的に余るのは、最後に登場した奈津美さんだけですよね。彼女は旅館に泊まりにはきたものの帰ってしまったので今回きりのキャラクターと考えることも出来ますが、リコ母と結ばれる展開もありえなくはないんじゃないかと個人的には予想しています(笑)。
父親がいるんじゃないかって?…なんで男女でないと人間の女の子は生まれないんでしょうかねえ…理不尽な世の中です。しかしこの話、リコの父親については全然語られてないような(笑)。多分亡くなっているんじゃないかと思いますがこの辺まで含めてこの作品、百合的に安心な世界です(笑)。

この作品、あんまし小難しく語るようなこともないんでレビューもいまいち素っ気無い感じになって申し訳ないんですが、1巻を読んだ人なら分かる通り、相変わらず作画もしっかりしてるし可愛くて百合百合してる楽しい内容です♪
皆さんも気軽に百合百合が楽しめると思いますよ♪

1巻の紹介はこちら