つぼみVOL.19

百合度★★★★★(5.5)

あまくてやさしい百合アンソロジーつぼみの最新刊VOL.19!
今回はタワーリシチやTOもえ先生のや八神健先生のなど、いろいろな意味で怖い百合が多くて面白かったです。さすが夏に発売されるつぼみということもあって、怖い百合を揃えてきた?……いえ、怪談とかそういう意味で怖いのは全然ないんですけどね(笑)。
コダマナオコ先生の美少女アイドル百合も超可愛かったですし、最終回1回前の花と星もドタバタしつつ大盛り上がりでした♪

・「恋愛のできないお仕事」(コダマナオコ
今回は超待望!なコダマナオコ先生が復帰!ほんと待ってました!そのうち復帰するだろうから大丈夫だろう…と思いつつもなかなか復帰されないんで、アンケートに名前書いて送ってたとこでした(笑)。
念願のアイドルになれたものの、21才と結構年がいっちゃってたので、可愛さをアピールしてる年下のメンバーたちの横でイロモノ担当させられて、人生ままならないとためいきをつくリナですが、言いたいこともずばずば言う辛辣そうな年下の小春は幼なじみで、昔ひとりぼっちだったところをリナがアイドルの真似をして遊んであげたことからぼっちが救われていたのでした。

その関係は年月が経つうちに逆転…したように見えて、小春が怖い思いをしてる時はやっぱり助けてあげるのはリナなのでした♪
隣で歌って踊ってる小春がやっぱり可愛いとリナが見惚れたり、コダマナオコ先生の描く可愛い女の子が百合ってる姿が目の保養になりました!

・「&ドロップアウト」(TOもえ
まんがタイムきららカリノでぱんつ百合描いてて、百合好きの間でもかなり評価が高かった人ですよ。なんどか予告には出ていたもののつぼみ本誌への参加はなくて、好評だったはずのカリノにも2号には参加されてなくて、体調でも崩されたんじゃ…と心配していたんですがようやく参加することが決まって良かったです♪
女子にモテてしまう装置によって女子に迫られてしまう杏はメイドロボのサルミアッキに助けられることになり…というお話。

寝込みを襲われるシーンがマジで怖くて面白かった(笑)。その後毒電波(笑)を解毒するために相手の露出した肩にキスをしたり、自分の体質も元に戻すためにメイドロボにキスされる展開も、無駄にエロくて良かったです(笑)。

・「総合タワーリシチ」(あらた伊里

先生の目の前でひらがなガングロをついに殺っちまう神奈が怖ええ!頭が、この子頭が!優等生人生も終了っぽいですが楽しめたから良し…なのか?(笑)
停学処分も食らって1回お休みの神奈に代わって第7話はチャランポランズのバベル×みゃあの話。絵のコンクールに出るのも面倒でダメダメなちはやに「ちーちゃんはすごいかわいい!!おしゃれだし髪サラサラだし一緒に寝てるとなんかすごいいいにおいするの!それどこのシャンプー!?」とべた褒めしてあげるみゃあが良いですね。そんなみゃあの優しい言葉も耳に入らないバベルですが自分が絵を描き始めたのは昔みゃあに「ちーちゃんの絵大好きだもん」と言ってもらったからで、みゃあが強いのもバベルのことを悪く言っていた男の子に勝つためもあったらしく、2人は鉄板なのでした♪

・「花と星」(鈴菌カリオ)
最終回1話前。待ち合わせの伝言は気づかれず、せっかくしたためたラブレターは風に飛ばされ、一緒に飛ばされた手紙を探してあげようとした花井さんは恥ずかしいので阻止せざるを得ず、相変わらず会話はすれちがってつっかかっているように見られ、どうやっても花井さんに素直に告白出来ない星野さんですが、もつれて転倒した際に押し倒すような格好になってしまい、このチャンスも逃してしまうか…と思いきや、逃しませんでしたね〜。

「私が変なのは全部花井さんが好きだから」告白も出来、翌日返事も返してもらい、幸せすぎて窓から飛び降りようとする星野さんが危ないですが、ようやく気持ちが繋がって良かったですね。

・「ミルノ観察日記」(八神健
アニメ化もされた「ななか6/17」の八神健先生が今回は漫画で参加。

教え子の女児にハァハァして部屋に盗撮カメラをしかけて女児の生活を盗み見しているロリ家庭教師が危うくお縄を頂戴してしまいそうになるお話。
この方こんな女性的な作風でしたっけ?昔はもっと少年漫画テイストだったような…。しかし今の作風、すっごく良いですね!

・「魚の見る夢」(小川麻衣子
お風呂で自分がいかにして巴に恋愛感情を持つようになったか考える御影は、ある日見た巴の姿から意識するようになったようですがその姿とは…?巴も御影が父親になにかされている姿を見てから態度が変わったようですし、お互い自分が相手を見る目が変わったターニングポイントがあるようですね。
単行本第1巻が9月12日に発売決定!

・「前略、百合の園より」(須河篤志
相方がスケジュールを間違えたせいで学校で漫画をせっせと描かなきゃいけなくなった百合ですが、休み時間に漫画を描きに抜け出して自分と絡めないことに藤原さんはお冠。呼び出して壁バンまでしちゃってるシチュにドキドキ♪

「逃げるなんて許さないわよ」と迫ってくる藤原さんに「こんなに求められたのは初めてだ…」と真っ赤になっちゃう百合が可愛すぎ!
・「16歳のトリセツ」(とび)
初参加。言いくるめられてなんとなく親友のケイとつき合うことになった光希は恋の相談をする相手を押し倒しちゃったりして迷走しつつも、なんだかんだ言って頑張ってつき合おうとする姿に、ケイもますます遠慮なしになっていくお話(笑)。

・「嘘つきと観覧車」(杉浦次郎)
恋なんて無縁だと思ってお堅い人生を送っていたヒロイン。しかしある日電車で見た女の子にふいに一目惚れしてしまい、その場で弟の服を借りて男装。(脱がされてセーラー服着るはめになって人目につかないよう隠れてる弟が哀れ…笑)
そして男の子の振りをしてデートするものの…というお話。おーこれは結構良いですよ。乙女心とか結構出てますね。やっぱり男性向けな作風が持ち味の作者さんでも、百合を描く以上は乙女心がある程度は描けてた方が断然良いなぁと再認識しました。

・「大正水玉奇譚」(ていか小鳩
初参加。「天乞」の人ですね。
車にひかれて重体で幽体しちゃったお嬢様霞子に平凡な少女晴が取り憑かれて…というお話。
霞子は実体が戻った後も晴の元を離れられないのでした。
ピザだった記憶を都合良く忘れてほっそり美人な姿でいけしゃあしゃあと晴とつき合っていた霞子ですが、愛する人のためにその後ダイエットもがんばりましたね(笑)。それにしてもその食欲と、病床でもすごかった元の体型はやっぱり危ない。車にひかれなくても心筋梗塞か糖尿病にでもなりそうだ。つか意識不明で寝込んでいたのはほんとに車にひかれたせいなんでしょうか?(笑)

・「星川銀座四丁目」(玄鉄絢
やはりこれまでつぼみ掲載のペースと合わせて進んできた物語の法則が最後に変わりましたね。
今回で最終回ということで名残惜しいですが、次回もおまけのお話があるということで、誰のお話になるのか気になりますね。

・「少女サテライト」(はみ
聴きたいというプレセペの要望に応えてキラキラ星をピアノで弾いてあげるエルが良いですね。

・「ベツキス」(百合原明
表紙×2に加えてカラーイラスト、漫画でも参加!

ひかりが愛麗にディープキスされちゃったことに嫉妬してむすっとしてるエイプリルが可愛い(笑)。
輪に近づくな、自分の正体もバレないよう普通に振る舞えと言われてるのに怯えから翌日明らかに不審な態度で接してくるひかりにぶちぎれる愛麗。それでも愛麗と仲良くしたいというひかりはふと中庭の噂の吸血鬼の霊が愛麗なのではないかと思うようになり…。

・「銭湯ハワイ 番外編」(かずといずみ
番外編は清が女子高生だった頃のお話。その頃から清は女子にモテてて、想いを馳せる女生徒こずえに部活に勧誘されていたんですね。自分の家の銭湯の手伝いのためにすぐ帰ってしまう彼女を追ってゲリラ豪雨にあってしまうこずえですが、清に見つけられ銭湯に誘われ、下着まで脱がされてしまって清の温泉にも浸かれて良かったですね。

かずといずみ先生といえば最近発売された「蒲田魔女」が百合好きにも超おすすめです♪

・「神さまばかり恋をする」(一花ハナ)

コトリはお風呂に入っている間、暑がりもするし汗も流すし涙も流す自分のような神も恋もする…とふと思いつき聡香……のことじゃなくて千佳のことを思い浮かべてどうする!(笑)

・「エデンの東戸塚」(袴田めら
作品紹介する際自分が菊ちゃんにおっぱいを揉まれたことしか語らない日吉さんはまだ菊ちゃんに脈があると考えて良いのか(笑)。

・「しまいずむ」(吉富昭仁
26話。2人きりになって、ひろみに意味深に「しよっか」と言い出すサキはシャワーを浴び「ひろみってばちゃんと出来るのかしら…フフフ」と楽しそう。「前に約束しわたよね。もう私たち大人なんだから…キスから先に進もう…って。やりかた分かる?」と言い出すサキは何かオチがある…かと思いきやほとんどオチがなく、ほんとにしそうになってる展開にびっくりした!(笑)

途中で虫プレイに走ってしまったのはマニアックすぎですが(笑)。
27話。氷の妹たちをペロペロしてるお姉ちゃんたちが変態ですが、像を作ったお礼におっぱい舐めさせてとお願いする芳子がそのうちほんとに遙とそういうことしちゃいそう♪

■前に各つぼみコミックスのあとがきから、あまり前面に出てこないつぼみの編集者さんの全体像を掴んでみようというストーカー企画をやったんですが(あらやだ怖い!)、「エデンの東戸塚」のあとがきによると、担当作品が一番多いつぼみのメインの編集者さん深澤さんは女性だったんですね。スカートはいてますし(笑)。一応この本は男性向けという建前ではあるんですが、女性的なやさしい雰囲気が漂ってるのはメインの編集者さんが女性ということも大きいんでしょう。私はそんなやさしいつぼみの雰囲気は大好きです。みなさんもこの本のやさしい雰囲気は好感を持たれている方も多いのではないでしょうか?これからも是非応援していきたいアンソロジーですね。

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