「とわ缶 大島永遠作品集」
百合度★★★★☆

「女子高生」でお馴染み大島永遠先生の成年向け作品です。収録作品中大半を占める「ローズヒップダイアリー」が完全百合作品です。
笹屋敷学園の新体操(ローズヒップ)部では、2年生が1年生を個別(マンツーマン)で徹底教育するのが伝統。
後輩は先輩に身も心も捧げ、契りを交わした2人の間には絶対的な信頼関係が築かれる。

……という設定のお話。なんだかオリンピック期間中に私がしてたくだらん妄想と似てるところがあって良いですね(笑)。
贅沢を言えば、新体操部の設定なんだからもうちょっと新体操やってるところを描いて欲しかったかな。

先輩が後輩を指導する……といいつつHしまくりなので、Hシーンは満載です。
どっか他の批評でエロ漫画なのにあまりエロくない、というのを聞きましたがどうなんでしょうね?私は充分エロいと思いますが。まぁエロの基準は人それぞれということでしょうか。

話は設定どおり、「マリア様がみてる」とか「おにいさまへ……」なんかと通ずるソロリティものですが、この手の作品が大抵そうであるように、シリアスなんだかギャグなんだかいまいちよく分からない内容です。
真面目にエロをやってるところが見たいという人にはちょっとふざけているように見えるところがネックかもしれませんね。まぁでも面白いですよ。

個人的にはHシーンは少ないけど番外編が良かった。
主人公のクラスメートが主役の話なんですが、これが同氏の作品「女子高生」ちっくで良い感じです。
ソロリティ系のお話も変わっていて面白いですが、やはり大島先生はこういう俗っぽい少女を描かせたら、右に出るものはいないですね。
次回作では是非こういうのでお願いします。

主人公の相手が男装っぽい女性ということで評価が分かれているところもあるのかな?(一応スカートは穿いてるけど)
サンジュストさまとか、杏里とか、レオとか(←おい!)、そういうタイプ。
この手のキャラは好みが分かれますからね。
特に男性読者に不評な気がする。
私はあんましそういうのは気にならないので大丈夫でした。

というわけで「ローズヒップダイアリー」は私の中ではかなり評価高いです。
男も全く絡まないし。
ちなみに「ローズヒップダイアリー」が単行本全体に占める割合は1/3ちょいくらいです。
単行本購入の際目安にしてください。

百合度は★★★★☆
くらいにしておきましょうか。
もちろん「ローズヒップダイアリー」のみなら文句なしで満点です。