年末、買い物中に久しぶりにA(♂)と出会った
幼稚園からの幼なじみで、久しぶりだったので互いに元気だった?と喜んでいた
ら、彼女がいると紹介された

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「良かったねぇ。いつ結婚?」「え?いやぁ」
と話していたら、彼女、B子はしばらく私を見てからいきなり
「Aくん。もうこの人と友達やめな」
と言い出した





「だってこんな服だよ。お金持ちのAくんとは合わないよ。こんな子、Aくんの友達にしちゃだめ」 
確かに仕事帰りでおしゃれとは言えない服装はしていた 
「まぁ・・ブランド身に付けてするような仕事してないし」 
と苦笑していたら、Aは悲しそうな顔をした 
「どうしてそんなこと言うんだよ」 
その言葉にB子は 
「だってAくんちお金持ちなんだよ?付き合う人もお金持ちじゃないと!」 
「私、間違ってないよ!!」と自信満々で私に「Aくんと友達やめてね」と言ってきた 
返す言葉が分からず、ただAの悲しそうな顔を見ていたら 
「おれ、お前とこれ以上付き合いたくない」 
とB子に言った 
「おれの大事な友だちをそんな風にしか見られないような女、おれ嫌い」 
途端に泣き出すB子 
「Aくんはお金持ちなんだよ!!」を繰り返す彼女にAは「おれ、もうこんな女嫌だ」 
と首を振るとそのまま歩いて行ってしまった 
「やだ~!!Aくんいっちゃやだ~!!」 
と後を追い掛けるB子 
もう何も言えずため息つくしかなかった 
Aからはその後、丁重な謝罪電話と共に 
「ずっと変わらず友達でいてくれ」 
と言われた 
B子のことを聞くと 
「親に紹介する寸前」の仲だったらしい 
しかしその前に本性が分かって良かった、と言っていた 





確かに笑うしかないよね
幼なじみはほとんど良家の子だけど、だから何だということもなく
「○○くん/△△さんちってすごいねぇ」
とは言っていたけれど、それで友達になろうとは思いもしなかった
彼らもいつもブランドに身を固めているわけはなく、出自をひけらかしもしなかった
ただ「幼稚園から小学校から同じ」つながり、それだけだったからB子の言葉は
「小説の中の言葉」
でしかなく
「本当に言うんだ。そんなこと!」
と変な感動をしてしまった

週末、Aも含めてみんなで新年会を開くことになっている
Aのあの悲しそうな顔が元気になっているといいけれど



あ、言い忘れてた

でも、Aは幼稚園の頃に私たち女の子侍らせてメイドごっこしたり自分のことを「おれさま」と言ってたりしてたけど(20数年前のことです)

でも、みんな顔が変わってないんだよね
昔のまま大きくなったみたい
まぁ、私も幼稚園から顔変わってないからエラソーなこと言えないけど



幼なじみ過ぎて恋愛感情、それ以前に異性として見てなかったな
何か「Aくん」でしかなかったし、これからもそう
彼の家に嫁ごうなんて人は私たちの中にはいないね
電話取り次いでもらえないもん
Aの携帯番号、謝罪電話が来た時に聞いておいて良かったよ

多分、良家であるほどに近づく人の思っていることが敏感に分かるのかもね
何が目的(こんな言い方悲しいけど)で来るのかが


ごめん、言い方が悪かった
取り次いでくれないのはお手伝いさん
まず必ず最初にお手伝いさんが出るんだよ
そしてお手伝いさんの判断で取り次ぐか決める
職場にAのお母さんが来た時、「今度、みんなで夕食会開くけど、Aくん誘いにお家に電話かけてもいいですか?」「いいわよ」という会話があってもダメ
こっちがきちんと名乗ってもダメ
お母さんにも取り次いでもらえない
だからこれまで5回、誘いの電話かけてもだめだった

そういう家だから嫁ごうとは私たち幼なじみの女の子たちは思いません


家に電話かける時、いつも思ったものだった
「あ~昨日、会ったのに携帯聞いておけばよかった!!」
出勤途中のコンビニでよく会うから、その時に聞いておけばよかった・・とお手伝いさんの声を聞きながらいつも思ってたよ
小さい頃は取り次いでもらえたけど、
「友達なのに携帯知らないの?」
と怪しんでいる空気がひしひしと伝わって・・

そんな訳でめったなのと付き合えず、Aは上にお姉さんとお兄さんがいるけれど、みんな独身みたいです