帰宅したら家が無くなっていたことがあった。

丁度受験シーズンで、学校→図書館の自習室で勉強→帰宅。
で、帰ると付近が焦げ臭い。なんだ?とおもって角を曲がると、家がなかった。
無かったというか、2階が焦げて柱だけ、1階も外壁があるけど裏がない。

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昔の長屋を改装した住宅地で、背中合わせの裏の家から出火。
裏の家と両隣、我が家と右側2軒、左側1軒が全焼。
消火活動も現場検証も終わって消防の人も引き上げてた。




結構大規模な火事で、地元ラジオでは報道したらしい
でも、新聞とテレビの報道は無し。


近所の誼か、わずかずつだけど賠償金が出たよ。
あと、火災保険で賄われたり。後で親に聞いたら、かなり揉めたらしい。
そのせいか、出火元の家の人は引っ越していったな。
新しく建て直された住宅は、焼け出された家の住民が優先的に入れるように便宜が計らわれた。
立て直されるまでは、町会長が大家や不動産屋に掛け合って、近所の空き店に入れるように口をきいてくれたり。
小中学校でも、カンパを呼びかけてノートや筆記具中心に文具が集まった。
制服は、卒業生などのお下がりで貰った。
教科書は、学校の備品を新学期まで貸し出し。となった。

古い住宅地・・・というか、長屋だったから、
焼け出された日や翌日の朝食は、近所の人がお裾分けを持って来てくれたよ。
近所のスーパーに勤めてる人が、売れ残りで悪いけど・・といって、お総菜を持って来てくれたりね。
鍋釜、茶碗、箸、タオル、布団に毛布なんかも、近所の人が余剰品を持って来てくれた。
なので暫く、内の食卓の皿は、顔も知らない人の結婚式の引き出物だったりした。
(随分昔の物らしく、新郎新婦の写真入。という皿だった)