yurika piano diary

ピアニスト・木村友梨香の日記

ご訪問ありがとうございます。現在ドイツ・ベルリン在住のピアニスト、木村友梨香(きむらゆりか)です。更新頻度はかなり気まぐれですが、ドイツでの生活や、コンサート情報などを載せていきます。
木村友梨香ホームページはこちら→ https://yurika-kimura.com/
プロフィール→ https://yurika-kimura.com/profile.html


すっかり季節も変わり、ベルリンもだいぶ暖かくなりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

毎年夏に北海道にて 開催されています「毎日こどもピアノコンクール」、今年も夏に開催されます。コンクールの課題曲&選択曲のワンポイントアドバイス動画を、今年も作成致しました。
2020年にこの動画作成を始めて、今回第4回目となります。あくまでも私自身の演奏解釈にはなりますが、ぜひ、ご覧いただき少しでも参考になりましたら幸いです。

コンクールサイトはこちら…第42回毎日こどもピアノコンクール

以下、作成したYoutube動画のリンクになります

小学校1・2年生の部










小学校3・4年生の部










小学校5・6年生の部



過去の作成したアドバイス動画は、こちらの専用ページからご覧いただけます。
ワンポイントアドバイス付き演奏動画

また現在、ピアノのオンラインレッスンの募集をしています。ぜひお気軽にお問合せください。
詳しくは以下のリンクよりご覧いただけたら嬉しいです♪
ピアノ・オンラインレッスンのご案内


先月見に行った、ベルリンの桜並木の写真。空の青と桜のピンクのコントラストがとても綺麗でした

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2023年、最初の投稿になりますが、遅ればせながら皆さま今年もよろしくお願いいたします。
昨年もとても充実した1年で、過ぎてみると本当にあっという間でした。
今年も前向きに挑戦しつつ、健康にもしっかり気を付けながら頑張りたいなと感じています

さて、2023年最初の投稿からさっそくですが、オンラインレッスンのご案内をさせていただきます。

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昨年からベルリンの音楽教室にて指導者として、小さな子供から大人の方まで教え始め、少しずつドイツ語でのレッスンにも慣れてきているところですが、ベルリンにいながら日本に向けても何か出来たらなと思いまして、このようにオンラインレッスンのご案内を作成いたしました。

詳しい情報は、私のオフィシャルサイトのオンラインレッスンページをご覧いただけましたら幸いです。リンクはこちら↓




初心者の方や趣味で学びたい方、コンクールを目指している方、音楽高校・大学の受験を希望されている方、子供から大人まで幅広く受け付けています。
ぜひお気軽にお問合せください


【ワンレッスンの料金】

30分 4,000円、45分 5,000円、60分 6,000円

Skype、Line通話などを用いてのレッスンを予定しています。レッスン前に、スムーズにレッスンが行われるか一度接続の確認を行います。
またワンレッスンのみならず、定期で習いたい方(月3~4回、年間40回レッスン)も受け付けておりますので、その際のレッスン時間、お月謝等につきましてはお気軽にご相談ください。
また現在ベルリン在住ですが、日本に一時帰国の際には対面でのレッスンも行います。その際は事前にお知らせいたします。

【お申込み】

オフィシャルサイト内オンラインレッスンページにて、レッスンのお問合せ・お申込みメール送信のアイコンがごさいますので、お名前や簡単なプロフィール、レッスンご希望の曲目などご記入してお送りください。(※スパムメールとの分別の為、メールには「レッスンのお問合せ」とタイトルを記載し、内容をご記入くださいますようお願いいたします。)

また過去に、北海道にて開催されています毎日こどもピアノコンクールの課題曲よりピックアップして作成しましたワンポイント・アドバイス動画もございますので、そちらもご参考いただけましたら嬉しいです。
記事リンク…
第41回毎日こどもピアノコンクール アドバイス動画
第40回毎日こどもピアノコンクール アドバイス動画
第39回毎日こどもピアノコンクール アドバイス動画

【木村友梨香 プロフィール】

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 北海道岩見沢市出身。4歳よりピアノを始める。東京音楽大学付属高等学校及び東京音楽大学(ピアノ演奏家コース)卒業。高校・大学在籍全期間、特待奨学生として学ぶ。ベルリン芸術大学修士課程修了。ヤマハ音楽振興会音楽支援奨学生(2012~2014年度)。平成29年度文化庁新進芸術家海外研修員。これまでに宮澤功行、宮澤陽子、菊地麗子、石井克典、鈴木弘尚、Markus Groh氏の各氏に師事。

 ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会にて、B級金賞、C級ベスト賞、D級ベスト賞、Jr.G級銀賞、特級ファイナリスト。福田靖子賞選考会奨励賞(第3位)受賞。
 2011年 第4回ASEAN国際協奏曲コンクール(ジャカルタ)第1位、F.リスト特別賞受賞。
 2012年 第13回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA、プロフェッショナル部門アジア大会銀賞受賞(最高位)。
 2013年 日墺文化協会フレッシュコンクール最優秀賞受賞。
 2015年 第17回ショパン国際ピアノコンクール(ワルシャワ)本大会出場。
 2016年 第8回ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール(ウィーン)グランプリ受賞。
 2018年 第6回スヴェティスラフ・スタンチッチ国際ピアノコンクール(ザグレブ)第5位。

 これまで海外に於いてドイツ、フランス、スペイン、オーストリア、カナダ、ロシア、ポーランド、韓国等にて多数コンサートやリサイタルに出演。2010年、バンクーバー「Art Gallery」、「Silk Purse」にて海外初のソロリサイタルを開催。2014年、韓国にてソウル国際音楽祭の関連企画「Fringe Concert」に出演。2017年3月、ウィーン「Bösendorfer Saal」にてソロリサイタルを開催。2020年10月、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホールにてジョイントリサイタルに出演。

 また国内に於いては、東京文化会館にて日本ピアノ調律師協会新人演奏会、東京丸ビルにてラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン丸の内エリアコンサート等多数コンサートに出演、またリサイタルを開催するなど、積極的に演奏活動を行う。

 これまでにポーランド・クラクフ室内管弦楽団、オーケストラHARUKA、ワルシャワ・ストリング・カルテット、東京フィルハーモニー交響楽団、クロアチア放送交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、札幌交響楽団等と共演。

 2019年、ベートーヴェン、リスト、シューマンの作品が収録された初のアルバム「Carnaval」をKNS Classicalよりリリース。


早いもので12月……今年もあと半月となりました。

すっかり冬のベルリン。ガス代が一気に上がった影響もあってなかなか暖房も上げられずにいましたが、電気ストーブを今年初めて購入してちょこちょこと付けながら、生活しています。
私の地元の北海道は、外は凍えるように寒くてもお部屋の中はとても暖くて、お部屋があたたかくて当たり前…そんな中で育ったので、この冬ベルリンで乗り切れるか不安でしたが…なんとか生活しています。

今少し落ち着いたので、今年一年を少し振り返ってみますが、改めて色んな場所に行き弾かせていただいた年でした。その時その時の本番に向き合うのに必死で全然近況も書けませんでしたが、毎回その時出来る精一杯の演奏をしようと、自分なりに向き合っていました。
今年は、朝方に起きて電車もしくはバスに乗り移動し、その日すぐ本番、なんてことも普通にあったので、ちょっとはタフになったかなぁと

少し落ち着いたらホッとしたのか…はたまた寒さにやられてしまったのか…??12月はじめのほうに久しぶりに少しダウンしてしまいましたが、今はもう元気です。



せっかくなので振り返りもかねて、今年色んな場所に行った写真をつらつらと載せてみます…!



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6月、ドレスデン駅にて

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7月、ワルシャワにて

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9月はミュンヘンへ。ミュンヘン音大前の広場にて

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10月は、ベルリンの教会にて演奏させていただきました。浴衣の着付けをしていただき弾かせていただくという初めての経験で、とても新鮮な気持ちでした!

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11月はビドゴシュチへ。

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クラクフ、世界遺産にもなっているヴィエリチカ岩塩坑へ。

ベルリンは寒く、日が落ちるのも早く暗い日が続きますが、この時期はクリスマスのイルミネーションが綺麗でとても癒されます。またマーケットの写真などお届けできたらと思います。


7月末から約一か月強の日本滞在を経て、またベルリンに戻ってきております。9月に入り、一気に秋らしく、そして気温も肌寒くなりました。


日本帰国中の様子、たくさんの写真をアップいたします(主に食べ物) まずは8月11日北海道、そして8月22日東京にて行われたピアノリサイタルに
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

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札幌、カムオンホールにて

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東京、KMアートホールにて

どちらの会場も初めて弾かせていただきましたが、弾いていて響きが心地よく、素敵な会場でした。
貴重な機会を与えてくださった主催の音楽ネットワーク「えん」、佐伯さんはじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。

日本での1ヶ月はあっという間すぎてあまりゆっくり満喫出来ませんでしたが……食べ物だけは、美味しいものをしっかり食べられたので、充分に満たされました…

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地元の北海道で食べた、ソフトクリーム

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東京にて。演奏会前日には、「つばめグリル」でがっつりとハンバーグ


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ホッとする和食の朝食。今回帰国中、大好きな納豆をとにかくたくさん食べることが出来て嬉しかったです


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飛行機の機内食と、途中で出てきたパン2つ、カレーパンとコーンマヨパン。

今回ベルリンから日本へ戻る時はフランクフルトまで電車で、フランクフルトから飛行機でしたが、

なんとベルリンに戻る時、フランクフルトからベルリンまでのちょうど良い時間帯の電車が無く……フランクフルトから夜行バスで約8時間かけてベルリンへ戻りました

身体がさすがにバキバキになりましたが…無事に何事もなく戻ることができて良かったです。

そして少し体調整えて、9月に入り、ARDミュンヘン国際コンクールの参加のためミュンヘンへ。

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終わったあとに審査員の先生方ともお話出来アドバイスもいただき、濃い時間を過ごすことができました。とても良い経験だったので、今後に活かしていきたいです。

とにかく移動が多かったここ最近ですが……なによりも体調を崩さないで乗り切ることが出来て良かったなと、ほっとしています。

ベルリンに戻って今はまた日常に戻り、新しい曲の勉強や音楽教室で生徒さんにレッスンしたりと、変わらずに元気に過ごしていますとにかく季節も変わり、寒くなってきたので引き続き体調には気を付けつつ、過ごしたいと思います。


 リサイタルのお知らせです♪

 この夏は、札幌と東京にてリサイタルをさせていただきます。実家が北海道ということもあり、帰国後の隔離のこともあってしばらく日本に帰れていませんでしたが、緩和もされ、久々に夏は約1ヶ月ほど日本に一時帰国をします。
久しぶりのソロリサイタルということで、私自身とても気合が入っていますプログラムも大好きな作品達で、お久しぶりのシューマンや初挑戦のヴィトマンなど魅力的な作品をたっぷりとお届けいたします。
久々に日本で演奏できますことを今からとても楽しみにしています!ぜひ足を運んでいただけましたら嬉しいです。
メッセージをいただけましたら私の方でもご予約可能です。宜しくお願い致します。

木村友梨香ピアノ・リサイタル

【札幌】
日程:2022年8月11日(木)
会場:カムオンホール(北海道札幌市豊平区中の島2条1丁目3番25号 カムオンビル)
開場:14:00 開演:14:30
一般:3,500円 大学生以下:2,500円

【東京】
日程:2022年8月22日(月)
会場:KMアートホール(東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目23-20)
開場:18:30 開演:19:00
一般:4,000円 大学生以下:2,500円

●プログラム
・D.スカルラッティ/ ソナタ ホ長調 K.162 L.21、ソナタ ト長調 K.427 L.286
・L.v.ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ第26番 Op.81a 変ホ長調 『告別』
・J.ヴィトマン / 11のフモレスケより 6.なぜ? 7.間奏曲 10.夢の中の歌 11.ユーモアと繊細さを持って
・F.ショパン / 舟歌 Op.60 嬰ヘ長調
・R.シューマン / ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26

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こんにちは。ベルリンは大分外も暖かくなり、半袖で歩いている人もちらほら見かけるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年2022年夏に北海道にて行われる、第41回毎日こどもピアノコンクールの課題曲&選択曲ワンポイントアドバイス動画を作成しました(コンクールのサイトURLはこちら→毎日こどもピアノコンクールサイト )

このアドバイス動画は2年前、2020年の時に、新型コロナウイルスが大流行していて私も日本の実家で何かできることないかなと思って始めたのがきっかけなのですが、2020年、そして昨年2021年も動画を作成して、今回は3回目になります。

今まで小学校1・2年生と3・4年生の部のみに絞っての動画アップでしたが、今回は小学校1・2年生と3・4年生に加えて、5・6年生の部の曲も少しだけ加えてみました。何か少しでも、コンクールに出場します皆様の参考になりましたら、とても嬉しいです。

以下、各作品の動画の、YouTubeリンクになります。ぜひご覧いただけましたら幸いです。


小学校1・2年生の部

🎥J.C.F.バッハ / シュヴェービッシュ

🎥L.モーツァルト / ブレ

🎥コレネフスカヤ / あめ

🎥湯山昭 / 「こどものせかい」より 11.ぼくのゆめ


小学校3・4年生の部

🎥W.F.バッハ / メヌエット ト長調

🎥L.モーツァルト / アングレーズ

🎥キルンベルガー / バレエ

🎥ベートーヴェン / ソナチネ ヘ長調 第2楽章

🎥ショパン / ソステヌート 変ホ長調 遺作

🎥チャイコフスキー / 「こどものためのアルバム Op.39」より 16.フランスの古い歌


小学校5・6年生の部

🎥J.S.バッハ / フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV817より ポロネーズ

🎥ハイドン / ソナタ ニ長調 Hob.ⅩⅥ/37 第3楽章

🎥メンデルスゾーン / 「無言歌集 第2巻 Op.30」より 3.なぐさめ


過去のアドバイス動画に関するブログ記事は、以下のリンクよりご覧いただけます↓

第40回毎日こどもピアノコンクール

第39回毎日こどもピアノコンクール


余談ですが、私の住んでいるアパートの階は一番上で、日当たり良好すぎるくらい良好、特に午前中はピアノのお部屋に日差しがガンガン入るのでその中での撮影はなかなか過酷でした
アングルなども試行錯誤重ねながらもの凄い数のテイク撮りましたが、撮影ってやはり難しい……
今後また何か動画を撮る機会あれば、また改良重ねていきたいです。

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 またまたご無沙汰しております。気が付けば前の投稿は昨年2021年…時間が経つのはほんとにあっという間で、年明けから色々なことがありましたがなかなかゆっくり振り返られずに、過ぎてしまいました。


こちらベルリン、やっとあったかくなって春がきたかなぁと思っていたのですが、一昨日、昨日あたりなぜかめちゃくちゃ寒くて、服も厚着をしていました。


やっと少し落ち着いたので、まずは年明け早々1月に学校で修士修了試験があり、そのことについて少し振り返り綴ります(TwitterやFacebookではちょこちょこ書きましたが)…何といってもそれが自分にとってめちゃくちゃ大切な本番で、12月と1月はプローベとレッスンに通う日々でした。




今回の私の試験はLiederabend(リートリサイタル)と、室内楽コンサートで構成されており、Liederabendではソプラノの井上詩紀さん、そして室内楽ではヴィオリストの東条慧さんとサクソフォニストの安泰旭さんに、それぞれ共演していただきました。


まずは、1月10日にLiederabendがありました。今までに他の楽器との室内楽は取り組んでいましたが、リート伴奏に関しては東京音大時代に授業でほんの少しやっただけで、なんとそれ以来。本格的に取り組むのは今回初めてでした。なのでとにかく不安が大きくて自分でも「大丈夫か~」と心配でした
ですがここ数年、もっともっと自分の音楽表現力を深めたいと強く感じていて、そのために歌の方との共演は絶対に良い刺激を得られ自分にとっても大きな経験だろうと思ったので、挑戦する気持ちで取り組みました。


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プログラムは、詩紀さんからも案をもらいつつ話し合って決めましたが、とにかくどの作品も素敵で、また美しくて、練習や合わせをしていてもひたすらキュンキュンときめいていて……作品が素敵だからこそ、乗り越えられた本番だったかなと思います。音楽の力って、本当に偉大です。


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こちらが当日のプログラム↑


前半がフランス歌曲、そして後半がドイツ歌曲でした。なかでもフォーレはソロでも演奏したことがなく、またシュトラウスも初めてでとても新鮮でした。歌詞の意味、言葉の意味を自分なりに理解して最大限イメージする…そしてこれだけの作品を、それぞれ違った世界観を把握して表現する、さらにはピアノの役割としてピアノの音で歌に彩を与えて表現へ導いていく、そのプロセスは取り組んでいてもとても難しかったのですが、でも本番になると全て忘れて、純粋に楽しむことができました。
何より詩紀さんの素敵な歌声に、たくさん支えていただいたように振り返って思います。


詩紀さんとは、またぜひ違う作品も取り組みたいと話しているので、またいつか皆様に聴いていただける機会があったらとてもうれしいなぁと思います




そしてこの一週間後、1月17日には室内楽での修了試験がありました。



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室内楽のプログラムは、ヒンデミットのアルトサクソフォン&ピアノのソナタ、ヴィオラ&ピアノのソナタOp.11-4、ヴィオラ&ヘッケルフォン(テナーサクソフォン)&ピアノのトリオOp.47という、オール・ヒンデミットのプログラムでこれも自分にとっても初挑戦でした。


ここ最近、ソロではベートーヴェンやモーツァルト、ショパンといった古典&ロマン派中心にたくさんレパートリーが増えていましたが、ヒンデミットのような世界観の作品はちょっとご無沙汰だったので、室内楽で取り組んでいて楽しくて自分の中でもなにか発散されているような感覚でした


特にトリオOp.47は、練習で一人で何度弾いていてもなかなか作品を掴めずに苦労しましたが、プローベを重ねるごとにだんだんとイメージも沸いて、とにかくめっちゃかっこいい作品だなと感じるようになりました。


当日の演奏をYouTubeに安さんが動画をアップしてくださったので、ぜひどんな作品か、聴いていただけたら嬉しいです。





出だしはびっくりのピアノのソロからはじまりますが、途中ヴィオラとサクソフォンの音の絡み合いをぜひ楽しんで、聴いていただけたらと思います。


プローベ中たくさん支えていただいた東条さんと、安さんには心から感謝です。素敵な共演者の方々と音楽を作り上げ、ヒンデミットのプログラムをやり遂げられたことは私にとっても大きな財産になりました。


試験のあとは、少しまたソロに集中し、マスタークラスを受けたり新しい曲に取り組んだりもしていました。


ここ最近になって、練習していてどう音楽を作り上げるか一人で考えたりする中で、過去に日本にいたときから、そしてベルリンに来てから先生に言われる言葉だったりアドバイスを、よく思い出すようになります。その時はその言葉の意図をよくわからなかったり、本当の意味では理解できてなかったりしましたが今となってハッと思い出して、大切なことだなと実感して……そして、改めて自分のいた&いる環境のありがたさをひしひしと感じています。


そして3月は、練習以外の色々な作業や書類作成などでなかなか落ち着かず(しかもドイツ語…)あたふたしていましたが、普段なかなか人に頼ることが出来ず甘えるのが苦手な自分も、さすがにまわりの先輩や友人にアドバイスもらったり協力をしてもらいながらなんとかやり終えました。とてもありがたかったです……この期間はピアノも落ち着いて弾けなかったので、今月は思いっきりピアノ弾きたいー-!!!!!と思っています。




3月26日に誕生日をむかえてまたひとつ歳を重ねましたが、これからも自分なりにひたむきに音楽と向き合い、向上心も持ちつつ日々大切をにしながら、過ごしていきたいです。



(おまけ)

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かなり前ですが、年明けにサーカスを観にいった時の、会場前での写真サーカス、おそらく人生で初めてだった気がしますが、とても面白かったです!



こんにちは。
今年も残すところあと一か月半となりました。ベルリンは、すっかり寒く、季節はあっという間に冬…といった感じであたたかい飲み物や食べ物がとても恋しい季節です。因みに今日も最高気温7度。ううぅ、寒いです。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?


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ベルリンの夜景…友人とフリードリッヒシュトラッセ付近をお散歩中にパシャリ。


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ちょうどハロウィンの前、スタバとマックのパンプキンスパイスラテを飲み比べてみたり。
スタバは練習と合わせの合間に、マックは練習前に学校のロビーでパシャリ


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数年ぶり?に、火鍋をいただきました!2種類で味が違うのですが、赤い方がホットチリで辛かった…!けれどもとてもおいしかったです(そして満面の笑顔)


10月入って冬学期も始まり、レッスンもあり、ここ最近ピアノはひたすら新しいレパートリーに取り組んでいますが、ソロだけではなくLiedbegleitung(リート伴奏)や、室内楽も練習しています。
特にLiedbegleitungは以前から勉強したいなぁぁと思っていて、でもなかなかそこまで余裕もなく取り組むことが出来なかったのですが、やっと出来て嬉しい…。今年上半期はコンクールもあってショパンのレパートリーをメインに多く練習していましたが、ショパンにおいては特にベルカントで「歌っているかのように弾く」というのは私の中のひとつの目標でもあり、更に昔からよくレッスンでも先生から言われたことを覚えており、歌の方への憧れはずっとあったので勉強になります。そして人の声、言葉というものの力は改めて凄いなぁと…





そんなこんなで元気に過ごしていますが、せっかくなので、ちょこっとだけ、夏から秋にかけてのことも振り返りたいなと思います




8月には2泊3日で、気分転換にニュルンベルクへ行きました。留学してからなかなかドイツ国内の他の都市へ全然行けていなかったのですごく新鮮でした。ベルリンとまた全然違う街の雰囲気を味わうことが出来てすごく楽しかったです。

そして9月にはマスタークラスでレッスンを受けるため、イタリアのブレシアへ。


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期間中のコンサートでも弾かせていただきましたが、その会場がとっても素敵でよく響くところだった…!




街の様子の写真はインスタグラムにもアップしています


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これはベルリンに帰ってきてから、ブレシアのカフェで買ったリガトーニという太い麺のパスタを使ってミートソースパスタ作ってみました。







そんなこんなで、ここ最近のドイツは、新型コロナウイルスの感染者がまた増えています。私も移動の際にはFFP2マスクをして消毒スプレーを持ち歩き、感染に気を付けています。そしてたまに、ドラッグストアで売っている自分で行う抗原検査のキットで定期的に自分でテストを行いチェックしたり…
以前にも書いたことがありますが、私は実家が北海道なので、直接帰れず帰国後は東京で隔離をしなければならないということもありなかなか日本へ帰れず、日本でコンサートなどなかなか演奏を聴いていただけないのがとても心苦しいですが、今の増えているドイツの感染者数を見るとまたなんとも複雑な気持ちに……。
兎にも角にも、また演奏を聴いていただける日まで体調に気を付けながら、引き続きベルリンで頑張りたいと思います…!


最後に…約1年ほど留学日記の連載を担当させていただいていた「ピアノの本」、10-12月号で私の連載は最終回となります。お見かけの際にはぜひ、お手に取って読んでいただけましたら嬉しいです。よろしくお願いいたします

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