百合が原の住人

札幌百合の会病院のスタッフブログです。 地域の事、病院の取組、スタッフの紹介、全然関係ない趣味の事まで気楽に書いていく予定ですので楽しみにして下さい。

令和5年11月 朝礼

 早いもので今年も2カ月を残すばかりとなりました。高緯度、高地より山、林、庭木の
順に着々と紅葉が進み、札幌でも雪虫飛来と手稲山や藻岩山の初冠雪の知らせなど、秋
を通り越し、冬の訪れを感じる今日この頃ですね。峠越えをする方は冬タイヤの交換を
はじめ、皆さんの家庭では暖房器具の点検・試運転をし、そして冬物への衣替えの準備
を進める時期となりました。病院ではエアコンから暖房へ、施設車のタイヤの交換準備
入院患者さん、職員みなさんのインフルエンザ・コロナワクチン接種も進行中です。
 この10月は、外来も、再診患者さんの他、発熱の初診患者さん、ワクチン接種の受診
の方、秋の職場の検診者の方々と毎日沢山の方が見えられ、診察・検査などお待たせす
ることも多く大変ご迷惑をおかけしております。
 いつでも自然や季節が変わりなく巡るように、当病院がいつまでも地域の方々に必要
な病院、選んでいただける病院として職員一同頑張ってまいりましょう。
                      
                            札幌百合の会病院 院長

令和5年10月 朝礼

今年の夏は、例年にない真夏日の連続と残暑に、寝苦しい夜も多く、体力も気力も萎える毎日でしたが、ようやく清々しい日々がやって参りました。実りの秋を迎え、衣替えの季節になり、充実した日々を送れるような今日この頃でしょうか。一方、現在懸念されることとして5類になった新型コロナの第9波を迎えていることです。当院の外来でも先週からCOVID-19抗原陽性の患者さんが急増、今週の月曜日には今までと違いたくさんの患者さんが受診され、午前の外来が午後にもかかり診察せざる負えない状況になっていました。2類から5類になったとは言え、CTを撮れば典型的な両側の間質性肺炎を呈し、酸素マスク6L/minで酸素飽和度90%といいった重症の患者さんもいて、決して侮れません。このケースは市内の基幹病院3件に転院の要請をしましたが、院内クラスターなどを理由に受け入れてもらえないといった状況です。札幌市内の病院でも機能不全に近い状況になりつつあります。私たちもくれぐれも一人一人「感染しない」、「感染させない」をモットーに生活ください。
宜しくお願い致します。             
                           
                            札幌百合の会病院 院長

令和59月 朝礼

今年の夏は本当に暑かった。全国的に異常な暑さが続き、熱中症で救急搬送される方、また自宅で死亡されている方など連日報道されておりました。令和3年の夏も暑かった記憶がありますが、札幌においても今年は特別でした。気象庁が全国的に統計を取り始めた1875年(明治8年)5月(ちなみに日本で最初に気象観測したのは「函館気候測量所」の1872年(明治5年)です)から、本年823日札幌市で最高気温36.3℃を記録し、8月の夏日(30℃以上)が18日、猛暑日(35℃以上)が3日と歴代最多であります。また8月の熱帯夜(最低気温25℃以上)は9日とこちらも観測史上最多であります。温暖化が言われだして久しいですが、気象庁発表の8月の平均最低気温のここ60年間を見比べても明らかに気温は上昇してきております。そんな中、札幌市の公立小学校にはエアコンがまだ完備されていないとのこと、「市長さん、オリンピックより、まずエアコン設置を!」と思ったのは私だけでしょうか?未だに外来でも高齢者だけの家庭ではエアコンがないお宅が多いのが実態です。また北海道の病院の大半は数年前までエアコンがなく、その頃は点滴ボトルを冷凍庫で凍らし、患者さんの腋や、股の近くに置き、体温上昇を防ぐよう看護師さんが苦労していた時代がありました。今エアコンがなかったらと思うとぞっとします。

明るい話題としては、おかげさまで8月にかけて、病床も埋まり、病院外壁も明るい白に化粧替えされ、病院敷地周囲の雑草もきれいに刈り取られ、オーダリングシステムの稼働も順調です。

実りの秋に向けて、気持ちも新たに、前進してまいりましょう。              

                         札幌百合の会病院 院長

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