ワーホリにきて良かったと思うことの一つに、『洋書が読めるようになったこと』があります。
といってもトロントにきて文法を完璧にしたから読めるようになったとかいうのではありません。単純に、英語に対する免疫がとれたからだと思います。大の読書好きで、活字を読みたくてしょがなかったっていうのもあるでしょうね。
ワーホリ半年過ぎたころから本を手にし始め、完全に洋書の虜になってきています・・・
その中でも昨日読み終わった作品、"ROOM"がいろんな意味ですごかったのでシェアしたいと思います。
いつも洋書を買っては最初の数ページで眠りにつき、部屋の隅に放置・・・そんな日本での私のような経験を持っている方でも読めますよ。なぜなら語り手が5歳の男の子だから。私もちょこちょこ辞書は引きましたが、難解な単語が続けざまに現れることはないですし、苦になりません。
ちなみに著者はEmma Donoghueというオンタリオ州にあるロンドン在住の女性。映画にもなったこの作品は、2015年のトロント国際映画祭で観客賞を受賞しているなどカナダに縁があるものでした。

以下、あらすじなのですがネタバレも若干含まれていますのでご了承を・・・
Jackが5歳の誕生日に部屋で目を覚ますところから物語が始まります。
彼がママと暮らしている小さな部屋にはバスタブ、キッチン、冷蔵庫などがあり、天井には空が見える小さな窓(Skylight)が1つ。外へ続くドアはいつも閉められていて、開けることができない。でも何日かに一度、Jackが洋服ダンスの中で眠りにつく頃、唯一ドアを開けられるOld Nickというおじさんが現れて2人のための食糧や衣類を届けてくれる。
ママからいつも聞かされていること。この部屋にあるものだけがリアルで、TVの中ののものはフェイク。
読み進めていくうちにJackの幼い文体から、だんだんこの部屋の普通ではない感が浮き彫りになってきます。
そして、ママが7年もの間監禁・虐待されていた事実が明るみになります。Jack目線で描写される、ママが虐待される部分は本当に心が痛かったです。
かなりスリリングな展開とともに中盤で2人は助かるのですが、そこからの社会復帰するまでがまたさらに2人を苦しめます。そんな辛さから、Jackはあのおぞましい部屋に帰りたいと言い出したところなんてうわぁ・・・ですよ(泣)
犯罪者の子供を愛せない祖父など・・・後半の方が考えさせられることが多かったりと内容が濃いです。
全体的に重い内容ではありますが、同じくらい母と子の愛を感じられる作品でした。また、私でもわかるようなBringの過去形BroughtをBrungと言っっちゃったりする間違いがところどころに散りばめられてあったり、くすくす笑えるところも多かったです。
本当におすすめ。ぜひ読んでみてくださいね。
ではまた明日!
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