みなさん知っていますか?去年北米で爆発的に売れ、今も人気が続いているミステリースリラー。
私は書店にて購入しましたが、トロントでもものすごい人気です。今でも新書がぶわーっと山積みにされてます。
今回、なかなか順調に読み進めることができ、3週間くらいで読了することができました。私にしては上出来です。ちゃんと読み切れた洋書はこれが初めてです。
なんせこれまで『Alice in Wonderland』や『Twilight』などを始めとするペーパーバックを買うだけ買って、1ページ、頑張っても3ページでギブしていたのですから!本当です。
記念すべきその本は・・・Paula Hawkinsの、『The Girl on the Train』という作品です。
聞いたことありますか?既に日本語にも翻訳されています。手に取ろうと思ったきっかけである「信頼できない語り手」というキャッチコピー、超面白そうですよね?
今日はThe Girl on the Trainの内容と、読了できた理由について書いていこうと思います。
▼あらすじ
アル中で無職、愛する夫に愛想を尽かされ捨てられたバツイチの主人公RACHEL。そんなどん底なRACHELは、まるで以前の職場に通うかのように、電車に乗ってロンドンへ行き来している。電車に乗っているときに毎日目にする風景の中に2人の若き夫婦の庭が。かつて愛し合っていた夫との思い出を馳せながら、二人の若き夫婦に想像上の名前をつけて毎日妄想する主人公。それもそのはず、若き夫婦の近所に元旦那が再婚相手とその二人の間にできた子と一緒に住んでいるから。ある日、完璧に見えた若き夫婦の美人妻が見知らぬ男性とキスをするところを目撃。そして翌日、その美人妻が行方不明に。まるで関係の無いRACHELは事件にかかわっていく。
ふー、ドキドキの展開。
そしておもしろいのは、主要キャラが交互に、それぞれの視点から物語を語っていくんです。日記を読んでいる感覚。そして最後に真実がひとつになり犯人がわかっていく訳です。その中でもメインキャラのRACHELはアル中なので信憑性がなく、大事なところで、「あれ?どうだったんだっけ?」みたいなこと言い出すので、どれが真実でどれが嘘なのか混乱するところもあってハラハラさせられます。
はい。そして、ここからは私の話。
なぜあんなにも読めなかった洋書がここまでスムーズに読了できたか考えてみたところ、
1、単純に面白そうという理由で購入した。
2、比較的読みやすい英語が使われていた。
3、物語が単調で、リズム感があった。
という3点が大きな要因であると感じます。
よくいろんな洋書を読もうぜ!みたいな支援サイトに、自分が興味のあるもの、「面白そう!」と思ったものが1番良いと書いてありますが、やはりそれは本当だと痛感しました。
それに加えて、読みやすい英語が使われているものというのも大切だと思います。わからない単語や、複雑な文章が多すぎて1センテンスずつ調べていたら、絶対洋書アレルギーになるからです。簡単な作品であればその手間はなくなりますし、もしわからなくても、文章の意味が理解できないのでモヤモヤしますがなるべく辞書は引かず、文法もいちいち確認せず進めていくのです。
最後に、物語にリズムがあるのも良い効果です。物語の展開が速いので、辞書を使わず理解できなかった先ほどの問題も、少し先を読むことで自分の頭でつなげることができます。私もそんな感じで「あー!そういう意味だったのか!」とジワジワ理解していく感じで進めることができました。
そして、次はどんな展開だろう?と先を急ぐうちに、洋書を読んでいるとか、文字を追う作業から離れていきました。読書本来の楽しさ、頭の中に自然とシチュエーションがイメージできるようになってきます。日本語が英語に変わっただけで。
またここにきてから少しだけ、活字に慣れたというのもあるかもしれません。
私はその後同じテイストの作品『GONE GIRL』に挑戦しましたがこちらは文章が難解すぎて、すぐギブし、『ROOM』という本に再チャレンジし、こちらは読了することができました。いろいろすごかったので、過去記事見てみてください。
諦めの早さもなんだかんだ大事かも?(笑)
どちらの作品も日本語に翻訳されているみたいなので日本語でも楽しめますが、やっぱり原作である英語で読んだ方がそのままの雰囲気を楽しめますし、洋書を読むことの醍醐味ですよね。
読了したら自信になります。
ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
ではまた明日!
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