1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:27:59.36 ID:mdmebN5N0
※ご注意

※ゆるゆりSSです。

※原作未読だと土台の設定が分かり辛いかもしれません。ご了承ください。

※結京に分類されると思いますが百合成分は薄めです。ご了承ください。

※完結まで書き溜めました。少々長いです。


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:29:50.65 ID:mdmebN5N0
それではよろしくお願いします。


―――――――――――――――――――




 ―革命起こして卒業?―

             」


―――――――――――――――――――


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:32:37.51 ID:mdmebN5N0
「ゆ、結ぅ衣~!」

帰宅を待ち合わせる校門前。

今日は珍しくあかりもちなつちゃんも用事があり、ごらく部の集合をやめて帰る事になったのだった。
そんなシチュエーションとは裏腹に、いつもの調子で京子が大げさに泣きついてくる。

今度は何だろう。同人誌の手伝い? それとも宿題の手伝いかな? あるいは今日泊まらせてとか?
いや、やりかけのゲームがあったっけ? でも、ラムレーズンは今冷凍庫に無かったな。
私のアパートに置きっぱなしのマグカップを返せとかパジャマを返せとか…まあどうせろくでもない事に違いない。

いつものように私も「どうしたの?」と、若干表情を引きつらせて応える。すると彼女は思わせぶりにこう呟いた。


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:33:26.35 ID:mdmebN5N0
「さっき、理科室の前を通りかかったら、すごい事を聞いちゃったんだ」

「何なのそれ?」

「いいか・・・聞いて驚け・・・」

「(ゴクッ・・・)」

(┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・)

「┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド・・・」

「いや、その音出してるのお前かよ」

「てへ☆」

「いいから早く言え」

「あ、はい・・・えっと、何か私たち、卒業できるらしいよ」

「・・・は?」


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:35:51.74 ID:mdmebN5N0

* * *



そう、それは昨日の放課後の出来事。

いつものように、放課後を茶室でのんびりと過ごしていた私たちは、そろそろ帰り支度を始めようかとしていたところだった。
今日も京子はやかましく騒ぎ立てたり何かとちなつちゃんに絡んでいって私に取り押さえられたり。
あと、紙芝居を始めようとしたちなつちゃんを全力で阻止したり。
あかりは・・・バタバタと動いてる私たちの横で居眠りしてたかな・・・。

帰り支度をして茶室の鍵を閉めたところで、私たち4人は大きな爆発音を聞いたのだった。
ごく一般的な女子中学生にとっては大事件なのかもしれないけれど、
私たちにとってのこれはわりとありふれた日常の光景だ。
そしてそれはたぶん理科室での出来事に違いない、と思った。

「今の音は…」

「もしかして…」

「ああ…」

「よーし、見に行こうー!」

そう言って私たちを引っ張っていくのは、決まって京子である。
私たちのほうもどうせ後は帰るだけだし、と半ば成り行きでついていく。


6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:37:56.88 ID:mdmebN5N0
ほどなくして理科室に到着した私たちが目にしたものは、白衣で長身の女性と、どちらかというと小柄で黒い長髪が美しい少女の二人。
そのどちらも黒い煤を被ったような汚れを纏っていた。
爆発音と、この出で立ちの二人が意味するものは、それは。

「うわ、こりゃまたすごい。また実験失敗なの?」

フランクな調子で京子が話しかける。

「わ、わ、大丈夫ですか?先生~、会長~」

オロオロしながら箱のティッシュを差し出すあかり。どこから取り出したんだそれ。

「な~んだ、やっぱりいつも通りですね、結衣センパイ」

落ち着いた様子で口を尖らせるのはちなつちゃん。
彼女はあかりとは対照的に、見慣れたように一瞥して私にくっついてくる。

いずれにしても、私も含めて目の前の二人に対してまるで異常事態を感じていないのは事実だった。
長身のほうの女性が、小柄な女の子のほうを小脇に抱えるような格好で、
「大丈夫か、松本」などと話しかけているのを見ていても、である。
これは普通だ。何ら変わらない、日常である。だから私たちは動じない。

私は、次の話題を探すように軽く質問をしてみる。

「それで西垣先生、今度は何の実験をしていたんですか?」

長身の女性・・・彼女はこの学校の教師で西垣という。その西垣先生は、私の質問で初めてこちらに気付いたようだった。


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:39:23.56 ID:mdmebN5N0
「む、おまえらか。よくぞ聞いてくれた!いいか、聞いて驚くなよ…」

「(ごく・・・)」

「実はな…時の流れを操作できる装置を開発してしまったんだ!

そう、名付けて・・・

【スーパーデラックスボンバータイムスクローリングマッシーン!!】

だ!!!!」

(一同)「・・・え?」

「だから、ウルトラハイパーエクストリームクロノマトリックスボックス(仮) だ!!!」

「いやいや・・・長いし。ていうか最初と言ってる事違うし」

「で、そのミラクルアッカリ~ンがどうしたって?」

「どこにもミラクルもアッカリ~ンも出てきてないよ京子ちゃん!?」

・・・そんなわけで、暴走しがちな西垣先生を軌道修正しながら聞いた話によると、だいたい以下の通りになるらしい。

・時間の流れを操作できる?らしい
・操作できるといっても過去や未来に行けるわけではないらしい(いわゆるタイムマシンではない)
・装置は1度しか使えないらしい(試作品だから)
・その他はまだよくわかってないらしい

「つまり…何ができるの?」

皆が口々に問う言葉に対して、先生は「よくわからん」と答えてから少し考える素振りを見せた。


「(だが、もし・・・これが完成すればおまえたち・・・)」

「先生、何か言いました?」

「いや・・・」

次第に私たちも飽きてきて「なーんだ、また爆発損かぁ」などとよくわからない事を口走る京子につられてその場を後にしたのだった。

ただ一人、先生の脇で何かを言いたげに私たちを見つめる小柄の美少女・・・生徒会長・松本りせの姿が印象的だった。


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:40:13.40 ID:mdmebN5N0





「ねー結衣ー」

「んー」

「そのゲームのレベル、どこまで上がるのー?」

「んー、たぶん99かな」

「ふーん・・・」

「・・・」

「ラムレー・・・」

「ない」

「まだ何も言ってないじゃん!」

「おまえの言いたい事はだいたいわかるよ」

「ヤダ、それってもしかしてプロポーズ?」

「・・・何言ってんだバカ」


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:41:24.00 ID:mdmebN5N0
窓の外から、かすかな雨音が聞こえる午後。

夜明けから細かい雨が続いていて、今日はせっかくの休日だけど外に出るのはやめようかな。
まあ元々私はインドアなほうだけど・・・
そんな事を考えながらテレビの電源を入れたところで、チャイムが鳴ったのだった。

「暇だから」とか何とか言ってフラフラとアパートにやってきた京子を隣に置き
私はゲームのレベル上げに没頭していた。
いつも口やかましく話題を振ってくる彼女だけど、こういう時は妙に静かだ。

(テーレッテー!)

途切れとぎ切れな会話の合間に、レベルアップのファンファーレが響く。
ゲームを始めてから、たぶんもう5・6回目くらいになる。


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:42:48.75 ID:mdmebN5N0
私が一人暮らしを始めてから、幾度となく遊びにきている京子は積極的にゲームをやることは少なく、
どちらかというと、今のように私の黙々とした作業を隣で見つめている事のほうが多い。
もちろん、コントローラを譲れば断る事はないだろう。

ただ、以前に私が風邪を引いたとき、見舞いにきた京子にレベル上げをやらせた事があった。

あの時は、低レベルのまんまボスに向かって行く彼女に業を煮やして、結局私が代わったんだっけ。
炎耐性を付ければ楽に勝てるボスだったはず・・・
彼女は全滅か勝利かギリギリな状態で戦うのが好きだ言っていたが、
対照的に私は準備をしてから確実に勝てるレベルで挑む。

それからは、彼女はあまり私の家でゲームに触らなくなったような気がする。
ゲームの進め方にやきもきする私に気を使って・・・ではなくて、
たぶん単純に横から口を出されるのがいやなだけだろうな。
うん。京子の事だし。


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:43:59.30 ID:mdmebN5N0
「ねー結衣ー」

「なに?」

「眠くなってきた・・・」

「寝てていいよ。夕方には起こしてあげるから」

「おお。起きたら夕飯か~楽しみだな~」

「何だそれ・・・ていうか食べてくのかよ」

「もっちろーん! 何ならパジャマもあるよ? 今度は制服忘れてません!(ゴソッ)」

「おい、泊まるのか」

「・・・ダメ?」

「いや、いいけど別に・・・」

「やったー!」

「親御さんには」

「TEL済みです!(スッ)」

「まったく・・・手が早いな」

「で、夕飯の予定はなに?」

「うーん・・・カレーかなあ」

「結衣さん、毎日あなたのカレーが食べたい(キリッ)」

「いや唐突だなおまえ・・・」

「んじゃおやすみ~」

「はいはい」


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:45:22.31 ID:mdmebN5N0
ほどなくして、私の後ろから微かな寝息が聞こえてくる。

寝たかな、と思って振り返るとそこには大の字で着の身着のまま寝転がっている京子の姿。
仕方ないやつだなと思いつつもタオルケットを引っ張りだしてかけてやって、再びテレビの前に座る。

えーと、次どこに行くんだっけ。

さっき町の人に聞いた話では、ここから北の方に山があってそこの峠を越えた先の村が目的地だった、かな。
もう3つくらいレベル上げて、お金ももう少し貯めたら出発しよう。
あ、でも適当なところでセーブして買い出し行かないと。

じゃがいもはまだ冷蔵庫にあったかな。
今日のお肉は、たまにはウインナーじゃなくて牛肉・・・
いや京子はビーフよりウインナーのほうが好きって・・・いやいや、うーん。

うーん、あれ・・・

なんだか眠く・・・なって・・・・・・・・・・・・・


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:46:28.32 ID:mdmebN5N0

―――――
―――――



(ん・・・)


(あれ・・・ここは、私の部屋か)


(外、良い天気だな・・・。ああ、本読んでたんだっけ、私。)


ピンポーン


(・・・!)


(はーい・・・!)パタパタパタ


(『船見さーん、郵便ですー』)


(あ・・・)


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:47:33.11 ID:mdmebN5N0
(そうか・・・。京子は・・・)


(先週、引っ越したんだっけ・・・)


(突然、親の転勤とか。)


(『ハイ、ここにハンコお願いしまーす』)


(・・・。)


(『ありがとうございましたー』)バタン


(・・・・・。)


(そんな、漫画みたいに。)


(あっという間に京子は行ってしまった・・・)


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:48:22.55 ID:mdmebN5N0
(「手紙出すよ」「夏休みとかにはこっちくるから」って)


(そんなの当たり前に決まってるじゃん・・・)


(違うよ、京子・・・いつも、、、一緒にいてよ・・・)


(京子がいないとつまらないよ・・・)


(やっぱり私は)


(私は・・・・・)


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 20:58:32.46 ID:mdmebN5N0

―――――
―――――



・・・いつの間にか時間が飛んでいる。少し眠ってしまったのだろうか。

ひとりでレベル上げしているとたいがい眠くなってしまう。ちょっとマンネリ化してきたかな。

それにしても、妙な夢だった。

京子が引っ越す夢。京子が私の側からいなくなってしまう夢。
夢なのに。どうして私は、こんなに胸が締め付けられているんだろう。

いつの間にか雨はあがり、天井の窓からは夕陽が射していて少し眩しかった。

(あれ・・・京子は?)

部屋を見渡すと彼女の姿はなかった。


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:00:16.39 ID:mdmebN5N0
夕食を食べるんじゃなかったのか?

まったく・・・いきなり現れて勝手にいなくなって。
少しは私の気持ちを・・・って、別に私はあいつがいようが居まいが、特に関係ないし。
一人のほうが気楽だし。
休日にひとりで家にいても、別に寂しくなんかないし。

何だかムカついてきたので京子の事は置いといて、とりあえず出かけよう。

ゲーム機とテーブルの上を片付け、買い物用のバッグを準備する。
財布よし、家の鍵よし。
あ、ついでに出せるゴミも出してしまおうか。
手早く済ませるつもりが案外時間がかかってしまったな、と
デジタル式のアラームクロックに目をやったところで玄関のチャイムが鳴る。


ピンポーン


まさか、と思いつつインターホンに向かうと・・・


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:01:07.60 ID:mdmebN5N0
『森!』

「・・・はい?」

『合い言葉だようあいことばー』

「・・・山」

『川!』

「よし、入れ」

『(なんだかんだでノリいいよね・・・結衣)』

(ガチャッ)

「どこいってたの?」

「ああ、これ。宿題取りに行ってた!」

「なんだ・・・」


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:02:11.19 ID:mdmebN5N0
「ひょっとして、いきなりいなくなって寂しかった?」

「そ・・・そんなわけ、ないだろ」

「あれ? 結衣、泣いてるの?」

「へっ・・・? いや、これは、うとうとしてて、あくびが、その・・・」

「ふーん?」

「べっ、別にお前がいなくても一人で買い出し行けるし

 もともとカレー作るのは変わらないし、さ・・・寂しくなんかないし!」

「(おおう・・・何というテンプレ反応・・・)」

「それより、買い出し行くから手伝えよ!」

「ヘーイ」

(まったく京子のやつ・・・普段何も考えてないくせにこういう時だけ鋭いよな)


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:02:49.56 ID:mdmebN5N0








21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:05:20.04 ID:mdmebN5N0
(二人で)「ごちそうさまでした」「ごちそうさまー!ぷはー」

「結衣さん、あなたのカレーを・・・」

「あ、ナモクエ3もう出るんだ」

「ぶぅー」

スーパーに出掛けて、手早く必要な食材を買い込む。
いつものようにラムレーズンのアイスを勝手にカゴに入れようとする京子を阻止しながら。

カレーを(主に私が)作り、二人でテレビを見ながら食べたのだった。

そういえば、と、一つ気にかけていた事を彼女に聞いてみる。


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:08:12.32 ID:mdmebN5N0
「それより、どうだった? 肉をビーフにしてみたんだけど」

「んー? あ、何かいつもと違うって思ったのはそれだったのか!」

「・・・で、どう?」

「うまいよ!」

「あ、そう・・・」

まあ、こういう反応は予想済みだ。
きっとうちで用意するカレーの味なんか特に気にしていないんだ。

別に残念ではない。
うん。

「ねー結衣ー」

「なに?」

「私たち、中学を卒業したら高校生になるのかな?」


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:09:33.73 ID:mdmebN5N0
「いきなりなに。まあ・・・受かればなれるんじゃないかな」

「そういうもんかー」

「どうしたの? 急に」

珍しく京子は神妙な面持ちだ。

人差し指で自分の髪をいじりながら、もう片方の腕で頬杖をついて。

何となく言い出しにくそうに、斜め右下のほうに目線を向けている。

その様子を少しの間眺めていると、一つため息をついて彼女は口を開いた。


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:13:02.34 ID:mdmebN5N0
「結衣は、高校生になったら何かやりたい事とか、ある?」

「ふむ。唐突だな」

「いーじゃん別に。で、で、部活とかやるのん?」

「うーん・・・特にないかなあ」

「結衣は何か陸上部とか似合いそうなイメージだよね~」

「どんなイメージだよ」

「ちなつちゃんみたいな後輩からキャーキャー言われてる的な?」

「わけが分からん・・・。そういうお前は何やるんだよ」

「私はやっぱり漫研かな~」

「ああ、同人誌の」

「そうそう。会誌とか作っちゃってさ、ゆくゆくは部長に登り詰めて、会誌をミラクるん一色にしてやるぜぃ」

「はは・・・何かありえそう(絵、上手いしね)」

「だろ~」


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:14:49.56 ID:mdmebN5N0
「でも、私たちまだ2年生だし実感沸かないな」

「あとあと、高校ってさあ、パンの売店とか食堂とかあるんだよねー。

 昼休みの鐘が鳴ったらダッシュして焼きそばパン! 私、焼きそばパンは絶対食べたい!」

「あ~、あるある。すぐ売り切れちゃう人気の弁当とかね」

それにしても京子が未来の話をするのは珍しい、と思った。

いつもは「こんな紙切れに私たちの未来は決められないぜ!」みたいな事を言い出して、
今を思い付きと勢いだけで走ってるようなイメージがあるのに。

「で、何なの。急に先の話なんかして」

だから私は、話の腰を折ってみた。彼女の考えてる事は分かりやすいけど、
時々こうして雲を掴むような気分になることがある。

何を考えているか分からない、その一瞬が私を不安にさせる。


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:16:28.85 ID:mdmebN5N0
そんな私の表情を読んだのかどうかは分からないが、
京子は少し悩むような素振りをした後で言葉を繋ぎ始める。

「・・・前にさ、私たち歳を取らないって話あったじゃん」

「あー。なんだっけ・・・何とか時空がどうのこうの?とか」

「うん。でもさー、もし・・・」

「・・・?」

そこでまた、京子が言葉を詰まらせた。

そういえば先週、西垣先生が何か発明に成功したようだった。

それは確か、私たちの時間の流れを変化させるとか何とか。

数日前にも、帰りの待ち合わせの時に京子がおかしなことを口走っていたような覚えがある。


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:18:40.16 ID:mdmebN5N0
卒業できる・・・?

つまり、私たちが3年生になって、高校を受験して合格して、もしかしたら別の学校に進級して。

あかりやちなつちゃんは学年が一つ下だから、私たちが卒業したら、ごらく部は二人になっちゃうのかな。

千歳や綾乃。あの子たちと同じ学校に行けるのかな。

今まで、考えた事もなかった。

当然のように、今がずっと続くものだと思っていたから。

京子はどうするのだろう。

彼女のことだ、どうせギリギリまで受験勉強をサボっておいて、
きっと一夜漬けで合格しちゃったりするんだろうな

その時は私も同じ学校に・・・行きたいのかな?

それで高校も卒業したら、今度は大学生になるのかな。

大学を卒業したら、どこかの会社に就職したり、結婚したり。

私のお父さんお母さんのように、子供を育てるようになるのかな。

・・・京子も?

京子にもいつか、彼氏が出来て・・・結婚して・・・いやいや、全然想像できない。

全くできない・・・。


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:20:37.84 ID:mdmebN5N0
マイペースで自分が一番好きで、

ちなつちゃんや千鶴にちょっかいばっかりかけて

どこまでが本気なのかふざけてるのかいまいち掴めない、でも目が離せない。


ずっとずっと昔から、あかりと一緒に腐れ縁で、毎日学校に行って、

帰ってからも公園とかで遊んで。

何も変わらない日常。変わらないはずの、毎日。

毎日なんでもない事が大事件で、なんだかんだで楽しくて、大好きな毎日。

それはたぶん、京子がいるから・・・

だから、私は卒業なんて、しなくてもいい。

今はまだ・・・いや、これからもずっと、この時間を楽しんでいたい。


それが私の本音。


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:22:41.30 ID:mdmebN5N0
「・・・したくない」

「・・・え? 結衣?」

「私はもう少し・・・このままがいいよ。

おまえはバカだし滅多に気が利かないし、

ラムレーズンとかプリンとか勝手に食べるし、

いつも落ち着きなくて子供みたいだし、

ちなつちゃんには迷惑かけてばかりだし、

宿題もプリントも忘れるし授業中はいつも涎垂らして寝てるし」

「ぬー・・・(言い返せない)」

「人の家に押し掛けて勝手に枕持ち込んだりパジャマ常備したり歯ブラシ置いたりするし、

寝る時布団の中で冷たい足で触ってくるし、つーか寝相悪いし・・・

昔からホントにホントにホントに・・・

ホントに・・・お前から目が離せなくて。

だから。

お前に・・・」



(これからも、一緒にいてほしい)


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:24:20.67 ID:mdmebN5N0
「私に・・・?」

「・・・。やっぱり、何でも無い」

「えー」

「何でもないよ。そ、それより洗い物手伝えよ」

「しょうがないにゃあ・・・」

・・・私、今すごく恥ずかしい事言おうとしてた?

何となく気恥ずかしくなって、食器を持って移動する私。

なんだろう。こんな気分、私らしくない。

「そっかー。結衣は卒業したくないのかー」

「へっ・・・!?」

いつの間にか、食器を洗う私の隣に京子がいた。

何だよもう・・・変な声出ちゃったじゃないか。

洗い終わった食器を渡すと、何も言わずにタオルで拭いてくれる。

ちょっと・・・これって・・・夫婦っぽい・・・。


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:35:48.38 ID:mdmebN5N0
「この前のさ、西垣ちゃんの発明覚えてる?」

そんな私の勝手な妄想とはお構いなく、話題は転換する。

「あ、あぁ・・・この前の爆発の」

「あの発明は、どうやら私たちの時間を前に進める、とかそういうものらしい」

「なんかそんな事を言ってたような気がする」

「西垣ちゃんが言うには、

 『あたしらの世界は、カメラの外側の都合のいいように作られてるんだ』

ってことみたいだよ。何の事だかさっぱりわからないけど」

「カメラ・・・? 何の事かさっぱりわからないな」

「とにかく、生徒会が選挙しないのも私たちが進級しないのもそういう理由なんだって」

「へえ。それで、結局どうするんだろう?」

「なにが?」


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:38:04.11 ID:mdmebN5N0
「その発明を使って、私たち、卒業するの?」

「いや、しない!」

「え、なんで・・・京子は高校に行きたいんじゃ」

「だって、卒業しなければ結衣とずっと一緒にいられるじゃん」

「えっ・・・(ドキッ)」

「結衣、顔赤いよ?」

「バッ・・・!そんなわけ・・・ないだろ」

「結衣、もしかして照れてる?」

「照れてない!」

「そうなの? まあいいけど」

「まったく・・・(京子が鈍感でよかった)」

本当に、私らしくない。溜め息を一つ。


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:40:22.91 ID:mdmebN5N0
というか・・・本当にそれでいいのだろうか。問いかけは消えない。

でもその陰で、京子やちなつちゃん、あかりたちが居て、
今のようなぐだぐだでゆるくて、変わり映えのしない日常、でも大切な日常があって。

今がずっとずっと続いて行けばいいな。

そんな風に思う事も事実だ。

(まあ・・・いっか。)

色々考えるのが面倒になって、私はまた溜め息をつく。

だいたい、あの西垣先生の発明だぞ。

いままでまともな物が完成したという話は聞いた事がない。
そもそも爆発してたし。

なんだか、急に怪しくなってきた・・・。


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:43:25.92 ID:mdmebN5N0





『きょうこは、わたしがまもってあげるから!』










(結衣・・・。)


(私、あれから変わったよ)


(私だって結衣を守れるよ)


(結衣がああ言ってくれたこと、ずっと忘れないから)


(結衣が寂しいときはすぐ会いにいくから)


(私が寂しいときはすぐ会いにきてよね)


(私も、ずっと一緒にいるよ、結衣・・・)


36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:47:57.83 ID:mdmebN5N0





翌日の放課後。

私と京子はクラスの掃除当番で部室に向かうのが遅くなっていた。

二人で茶室に入ると、ごらく部のあかり、ちなつちゃん、
それに綾乃、千歳の生徒会コンビとその後輩たち(大室さんに古谷さん)、
そして千歳の双子の妹・千鶴までもが勢揃いしていた。

部屋の奥で腕組みをしているのは西垣先生。

その隣に黒髪の美少女、生徒会長の松本りせ。

そこに私たち2人が加わる。

あまりの大所帯に驚いた私たちが千歳に聞くところによれば、
先生から何かの話があってここに集められたのだという。

「よし、みんな集まったな」


37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:49:28.20 ID:mdmebN5N0
「先生、これは・・・」

「うむ。松本、アレを」

促されて、生徒会長が紙袋から取り出したものは、一つの目覚まし時計。

いや・・・正確には目覚まし時計の形をした、スイッチのような装置に見えた。

細長い筒のようなものが何本もくくりつけられていて、
赤、青、黄色などのコード類が無秩序に飛び出している。

「西垣ちゃん、それなに~?」

好奇心に釣られて京子が先陣を切る。

「BTSM01-DXII、だ」

(全員で)「・・・は?」


38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:52:10.06 ID:mdmebN5N0
「だから、BTSM01-DXIIだと言っている」

「いや、そんなコードネームみたいなもので言われてもわからないし」

「しょうがない奴らだな・・・松本は分かるよな?」

「・・・・・・。」

「うむ。良く分かってるじゃないか」

満足気な表情で先生は頷く。

生徒会長の声は極端に小さすぎて、どうやら西垣先生にしか解読できないらしい。

西垣先生のセンス自体、私たちには疑問符しか浮かばないけど
あの生徒会長には理解できるようだし、通じ合っているというのは噂だけではないみたいだ。

「で、何なんですか? その目覚まし時計は」

しびれを切らして綾乃が問うと、先生は「フッ・・・」などと含み笑いをして語り出した。


39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:54:09.05 ID:mdmebN5N0
「これはな、あれだ。先週の実験で完成したもの・・・

そう、あれをBTSM PT0 ver0.1.5とすると、

あれから毎日改良に改良を重ねてバージョンアップしていったものを更に外装を整えてごまかし・・・

じゃなくて、カモフラージュ。

そう、偽装して"目覚まし時計のような何か”に見えるものに作り替えた完成品なのだよ!!11」

(全員で)「な、なんだってー!!!」

「クックック・・・驚いただろう。このマッ●サイエンティストの(以下略」

「おっとそこまでだ!」

「というか、偽装って・・・怪しい雰囲気しか感じないんですけど?」

「(・・・あ、あかり、先生が何言ってるのか全然わからないよぉ)」

「よし向日葵! あれが何か正体を先に当てたほうが次期生徒会副会長な!」

「それは聞き捨てなりませんわね。わたくしのほうが絶対先に当ててみますわ!」

「いやいやあんたたち、選挙しなさいよ」


40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:56:24.73 ID:mdmebN5N0
後輩二人の勝手な言い分に綾乃がすかさず突っ込みを入れる。

「それより綾乃ー、生徒会室の冷蔵庫にプリンない? お腹減っちゃってさー」

「と、歳納京子! あなたって人は本当に緊張感がないわね!」

「あらあら、うふふ・・・」

綾乃と京子のやり取りに早速妄想を始める千歳。その風景も、もはや見慣れたものだ。

「きゃっ・・・結衣先輩、私なんだか怖いですぅ~」

大げさに反応して、私の腕に絡まってくるちなつちゃん。

あざとい・・・と思いつつも私は「だ、大丈夫だよ」などと声を掛けてなだめる。

それも日常。

「(うぅ・・・あかり、誰にも絡めないよぉ・・・)」

あかりは・・・何か一人で落ち込んでるようだけど、まあいいか。

「(・・・じゅる)」

千鶴はまた涎を垂らしてる・・・。まったくあの姉妹は、とため息をつく私。


41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:57:07.29 ID:mdmebN5N0








42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:58:45.11 ID:mdmebN5N0
まるでまとまりの無いこの場を収めるべく、私は本題に切り込む。

「それで、先生。その装置って、もしかして・・・」

「おお。船見は察しが良いな。

 そう、何とこれは時間を操作できてしまうすごいマッスィーンなのだ」

「私たちが卒業できる、ということですか?」

「うむ。正確に言うと、卒業に向かうための時間軸に戻すような効果がある、ということだな」

「えっと・・・よくわかりませんけど。

 私たちの世界に何かおかしいところがあって、それをあるべき、場所・・・に戻す、

 ということですか」

「だいたい合ってる」


43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:00:19.93 ID:mdmebN5N0
「・・・・・・。」

ふと、生徒会長が私を見つめている事に気付く。

確か、一週間前を理科室に訪れたときにも感じた視線。


(あなたは、どうしたいの?)


なぜだか、そう問われているような気がして。

後ろめたい気持ちが沸いて。

つい視線を逸らしてしまう。

「まあ、そういうことだ。今日集まってもらったのは他でもない」

「えっ・・・先生、まさか」


44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:02:19.22 ID:mdmebN5N0
「このBTSM01-DXIIの、

 完成記念のお披露目式かつ、栄えある人体実験の被験者第一号に選ばれた諸君のために、

 私自らが馳せ参じたというわけさ」

「ちょ・・・それって」

「というわけで、ぽちっとな」

「・・・先生!それ古い! じゃなくって!!

 待って・・・!

 だ、ダメ・・・・・

 ダメー!!!!」


45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:03:05.76 ID:mdmebN5N0








46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:04:51.24 ID:mdmebN5N0





私の腕が届くのが先か、先生の指がボタンを押すのが先か。

ほんの一瞬の出来事だった。

私は先生の行為を止めることができたのだろうか?

まるで分からない。

とにかく、あまりその時の記憶が確かではない。

結論から言うと、あの一瞬の直後に爆発が起きた。


47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:07:10.63 ID:mdmebN5N0
まったく、あの西垣先生らしい。

あの装置に な ぜ か 爆薬が仕掛けられていたようで、
爆発の後私たちは無事だったものの
あかりが、あかりが・・・犠牲になって・・・

(ちょ、ちょっと結衣ちゃん!? 私生きてる!生きてるよぉ!!勝手に死んだ事にしないでよぉ~!)

ん・・・?

何か今、空耳が聞こえたような・・・まあ、いいか。

とにかく、その後も私たちは、いつもの日常に、何一つ変わらぬ日常に戻った。

相変わらずやかましくて自由奔放な京子、私への好意をオープンに伝えてくるちなつちゃん。

ごらく部の面々はもちろん、生徒会のほうも毎日多くの書類と戦う毎日だ。

次期生徒会の役員選挙もそろそろ、とか言っていたな。

あの後輩の二人の勝負の行方はどうなることやら。


48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:09:44.67 ID:mdmebN5N0
そして私と京子も特に変わらずだ。

突然遊びに来ては夕飯をたかり、いつの間にか持参していたパジャマに着替えて、
布団の上でラムレーズンアイスをだらしなく食べたり。

それをたしなめる私も、以前と何ら変わらない。

すっかり彼女の私物が部屋に馴染みつつある。

そんな秋から冬へのページを捲る、とある日のこと。

「おい、京子。そろそろ期末テストだよ。ちゃんと勉強やってる?」

「んー。冬の原稿が忙しくってさあ」

「言い訳になりません」

「ぶぅ~。いいモン、また一夜漬けで何とかするモン!」

「手伝わないよ」

「え~」

「自分でやれ」

「えぇ~・・・結衣・・・私はこんなにも貴女を愛しているというのに」

「な、何言ってんの・・・」

「神様結衣さま~お願いします!」

「しょうがないにゃあ・・・いいよ」

「ふおお・・・」


49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:10:44.31 ID:mdmebN5N0
既に風は冷たく、朝と夜に吐く息は白く輝き私たちの手を暖める。

もうマフラーが必要になるかな。

そのうち、ごらく部のみんなを誘って買いに行こう。

来年はきっと、今年以上に忙しくなるだろう。

私たちの日常は守られたのだ。たぶん。

いつまでも一緒にいて楽しい、こんな日々が続きますように。









50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:17:22.83 ID:mdmebN5N0

* * *



「ねー結衣ー」

「ん?」

「私・・・卒業できるかな」

「出来なきゃ高校行けないだろ・・・せっかく合格したのに」

「結衣だけ高校行けなくても、私たち、ずっと友達だよ?」

「その台詞そっくりお前に返すわ」

「えへ☆」

「でも・・・うん。(ずっと、か・・・悪く、ない)」


51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:18:50.87 ID:mdmebN5N0
「何か言ったー?」

「いーや、何も」

「・・・ねー結衣ー」

「今度はなに?」

「私たち、本当に卒業できるのかな?」

「だからちゃんと勉強していれば・・・」

「そうじゃなくって。何となく・・・中学がずっと続いてくような気がしてさー」

「京子・・・熱でもある?」

「だから違うってば~!」


52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:20:30.91 ID:mdmebN5N0
「あはは、ごめんごめん。でも・・・そうだね。そうだったらきっと楽しいよね。

 毎日部室に行って・・・ちなつちゃんの淹れてくれたお茶を飲んで、
 
 あかりの特徴とか良いところとか考えてあげたり、
 
 綾乃と千歳が飛び込んできて勝負しかけられてさ、
 
 千鶴にちょっかい出すお前を止めたり、
 
 あと西垣先生と生徒会長と生徒会の古谷さんと大室さんも誘ってまた合宿したり・・・
 
 きっと・・・楽しい事ばかりだよね」

「あれ、結衣・・・泣いてるの?」

「・・・! ち、ちがう、泣いてなんか、ない・・・よ」


53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:21:43.36 ID:mdmebN5N0
「結衣」

「グスッ・・・」

「ねえ、結衣・・・」

「・・・。」

「私、高校に行ってもごらく部作るから」

「ん・・・。」

「私も結衣を守ってあげるから。これからもずっと一緒だよ」

「・・・うん。」




~おわり~


54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 22:23:40.85 ID:mdmebN5N0
以上、長文おつきあいいただきありがとうございましたー

またお話が出来たら書き込ませていただきますね


55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県):2011/11/13(日) 22:26:11.09 ID:A4gqSkjwo
オツカレサマですー
時間の経過で変わってしまうほど、この二人の関係は脆くないよね


56:以下、VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/14(月) 00:13:16.81 ID:CR+ZSPT60
イイハナシダナー


57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県):2011/11/14(月) 06:54:32.01 ID:jZYEQsN10
あれ? おわり?


58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県):2011/11/14(月) 09:35:35.67 ID:0buQhLouo
いいじゃない
続きも気になるけど、また思い付いたら書いて欲しい
さびしんぼ結衣ちゃんかわいかったよ