1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 15:36:26.16 ID:2/J7CQK8P
向日葵「はぁ…」パカッ
向日葵「お母さんの給料日まであと2週間…」
向日葵「これじゃとてもじゃないけど生活出来ませんわ」
向日葵「…」
楓「…」スースー
向日葵「楓…」
向日葵「またあれをやるしかありませんわね…」
向日葵「…いってきます」ガチャ
楓「ん…お姉ちゃん?」ムニャムニャ
向日葵「!」
楓「どこ行くのお姉ちゃん?もう夜だよ?」
向日葵「少しアルバイトしに行くんですの…」
楓「アルバイト?」
みたいなやつ
向日葵「はぁ…」パカッ
向日葵「お母さんの給料日まであと2週間…」
向日葵「これじゃとてもじゃないけど生活出来ませんわ」
向日葵「…」
楓「…」スースー
向日葵「楓…」
向日葵「またあれをやるしかありませんわね…」
向日葵「…いってきます」ガチャ
楓「ん…お姉ちゃん?」ムニャムニャ
向日葵「!」
楓「どこ行くのお姉ちゃん?もう夜だよ?」
向日葵「少しアルバイトしに行くんですの…」
楓「アルバイト?」
みたいなやつ
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 16:42:25.03 ID:2/J7CQK8P
歓楽街
向日葵「…」トボトボ
男「お嬢ちゃんどうしたの?」
向日葵「はいっ!?」ビクッ
男「そんなに驚かないでよ~」
向日葵「す、すみません」
男「こんな時間に一人でどうしたの?」
向日葵「あ、いや…」
男「もしかして家出とか?」
向日葵「そ、そんなようなものですわ」
男「へ~…お嬢ちゃん可愛いね?」
向日葵「そんなこと…」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 16:53:06.76 ID:2/J7CQK8P
男「かわいいよ~、高校生?」
向日葵「ち、中学生ですわ」
男「マジで?すっげーおっぱい!」
向日葵「えと…」
男「お嬢ちゃんヒマでしょ?俺と遊ばない?」
向日葵「あの…」
男「泊まるとこないんでしょ?俺が朝まで付き合って上げるからさ」
向日葵「………ますか?」
男「え?」
向日葵「お幾ら出していただけますか?」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 17:23:49.82 ID:2/J7CQK8P
男「…」
向日葵「…」
男「そういうことか~」
男「どうしようかなぁ…」
男「2」
向日葵「そんな…!」
男「えー…じゃあ3」
向日葵「4なら…」
男「4!?高いなぁ」
男「お嬢ちゃんちゃんと楽しませてくれる?」
向日葵「が、頑張りますわ」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 17:29:34.27 ID:2/J7CQK8P
男「ん~…まあこんな可愛くておっぱい大きい中学生滅多にいないしなぁ」
向日葵「…」
男「じゃあ3.5は約束するよ」
男「それで俺が満足したら4まで出してあげる」
男「それでいいっしょ?」
向日葵「わかりました…」
向日葵「(頑張らなくては…)」
男「じゃあいこっか」ガシッ
向日葵「っ!?」
男「ね?」
向日葵「はい…」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 17:50:13.14 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「あれ…?」
ちなつ「向日葵ちゃん…だよね?」
ちなつ「誰だろあの男の人」
ちなつ「彼氏…?」
ちなつ「じゃないよね…」
ちなつ「ってあそこ…!」
ちなつ「向日葵ちゃん!」ダッ
向日葵「えっ?」
ちなつ「向日葵ちゃん!あの…」
向日葵「よ、吉川さん!?」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 17:59:13.94 ID:2/J7CQK8P
向日葵「こ、こんなところでなにを…」
ちなつ「こっちのセリフだよ!」
男「誰?お友達?」
向日葵「え、ええ…まあ…」
男「ヘェ~この子も一緒に来てくれるの?」
向日葵「それはっ…!」
ちなつ「向日葵ちゃん…この人誰?」
向日葵「え…いや…」
ちなつ「なんでホテルなんか入ろうとしてたの」
向日葵「その……」
男「なんだよ~めんどくさいな」
男「こっちの子も早く行こうよ」グイッ
ちなつ「やっ!?」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:14:56.69 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「やめて…!」
男「別にいいだろ?」グイグイ
向日葵「ち、ちょっと!」
男「こっちのお嬢ちゃんはオッケー出したんだしさ」
ちなつ「!?」
ちなつ「このっ!」ドンッ
男「いって!」
男「なにしやがんだクソガキ!」
ちなつ「いくよっ!」グイッ
向日葵「あっ…」
男「ま、待ちやがれ!」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:25:30.32 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「はぁ…はぁ…」
向日葵「もう…走れない…」クタッ
ちなつ「流石に…まいたよね?…ふう…」
向日葵「吉川さん…あの…」
ちなつ「…」
向日葵「私…」
パンッ
向日葵「っ!?」
ちなつ「…うして………」
向日葵「ぇ…」
ちなつ「どうしてあんなことしたの!?」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:33:44.00 ID:2/J7CQK8P
向日葵「ぁ…の……お金が…」
ちなつ「お金がないから!?」
ちなつ「だからって!」
ちなつ「だからってあんなこと……」
ちなつ「あんなことしないでよ……」ポロポロ
向日葵「すみません…」
ちなつ「もっと自分を大事にして…」ポロポロ
ちなつ「向日葵ちゃんが楓ちゃんやお母さんを大事に思ってるように…」
ちなつ「向日葵ちゃんを大事に思ってる人もいるんだよ?」ポロポロ
向日葵「吉川さん…」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:41:20.05 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「それに私…協力するって言ったよ?」
向日葵「ええ…」
ちなつ「向日葵ちゃんもお願いっていつまたよね?」
向日葵「そうですけど…」
ちなつ「だったらどうして…!?」
向日葵「…」
向日葵「友達に…」
ちなつ「え?」
向日葵「家の事情で友達にお金を借りるなんて出来ませんわ!」
ちなつ「向日葵ちゃん…」
向日葵「しょうがないじゃありませんか!」
向日葵「うちが…貧乏だから…」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:52:26.83 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「でも他に方法が…」
向日葵「中学生なんてどこも働かせて貰えませんわ…」
ちなつ「…」
向日葵「他にどうしろって言うんですの!?」
ちなつ「なっ…!」ビクッ
向日葵「母は私たちの為に無理して働いてくれています…」
向日葵「これ以上負担はかけられない…」
向日葵「それにまだ小さい楓に不自由はさせたくありませんわ…」
向日葵「私が…私がなんとかするしか…」
向日葵「うぅ…」ポロポロ
ちなつ「向日葵ちゃん…」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:59:59.68 ID:2/J7CQK8P
向日葵「ぅ…ひっく…」ポロポロ
ちなつ「…」
ちなつ「向日葵ちゃん、私の家まで来て」
向日葵「…ぇ?」
ちなつ「いくよ」グイッ
向日葵「ちょ、ちょっと…」
ちなつ「いいから!」
向日葵「でもこんな時間に…」
ちなつ「黙って着いて来て!」
向日葵「っ!?」
向日葵「はい…」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:08:35.07 ID:2/J7CQK8P
吉川家
向日葵「り、立派な家ですわね…」
ちなつ「……うん」
ちなつ「入って」ガラッ
向日葵「お邪魔しますわ…」
ちなつ「こっち」トテトテ
向日葵「はい…」トテトテ
ちなつ「ここが私の部屋だよ」スッ
向日葵「ひ、広いですわね…」
ちなつ「飲み物持ってくるから座ってて」
向日葵「はい…」
向日葵「すごい家…」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:15:37.20 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「おまたせ」スッ
向日葵「ありがとうございますわ」ゴクッ
向日葵「美味しい…私の家のお茶とは比べ物になりませんわ」
ちなつ「そう…」
向日葵「それで…なぜ私をここに?」
ちなつ「…」
向日葵「吉川さん?」
ちなつ「あんなことはもうやめて」
向日葵「!?」
向日葵「えと……」
ちなつ「絶対にしないって約束して」
向日葵「でも…」
ちなつ「代わりに…」
向日葵「え?」
ちなつ「代わりに私が向日葵ちゃんを買う!」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:23:51.00 ID:2/J7CQK8P
向日葵「え…え!?」
ちなつ「さっきはいくらだったの?」
向日葵「4万円ですけど……あの…」
ちなつ「じゃあ5万円出すね」
向日葵「そ、そんなに…!?」
ちなつ「うん」
向日葵「いや、でもそうじゃなくて…」
ちなつ「なに?」
向日葵「本気…ですの…?」
ちなつ「そうだよ?」
向日葵「え、えと…あの/////」
ちなつ「嫌なの?」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:33:06.98 ID:2/J7CQK8P
向日葵「いやと言うか…////」
ちなつ「なに?」
向日葵「こういうことはあんまりよくないというか…」
ちなつ「さっき向日葵ちゃんがしようとしてた事と何が違うの?」
向日葵「ぁ…」
向日葵「そうですわね…」
ちなつ「いいよね?」ドッ
向日葵「わっ!」ドサッ
ちなつ「向日葵ちゃん…」スッ
向日葵「え、ぁ…よ、吉川さん…ちょっと…本気で…」
向日葵「ちょちょっ…んっ!?」
ちなつ「んっ…」
向日葵「ん…?んん~~!!?」バタバタ
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:41:48.47 ID:2/J7CQK8P
向日葵「んはっ…!はぁはぁ…な、なんてこと…」
ちなつ「え?まだキスしかしてないよ?」
向日葵「キ、キキキキスしかって//////」
ちなつ「まだまだ5万円分働いてもらわないと」
向日葵「なっ…」
ちなつ「向日葵ちゃんは私が買ったんだよ?」
向日葵「そ、それは…」
ちなつ「ん?」
向日葵「で、でも私…こういうの初めてで…/////」
ちなつ「え?」
ちなつ「そうなの?」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:48:38.35 ID:2/J7CQK8P
向日葵「は、はい…そうですの…」
ちなつ「あれは今日が初めてだったの?」
向日葵「いえ…2回目ですが…」
向日葵「前回は直前に逃げ出してしまいましたわ…」
ちなつ「そうだったんだ…」
向日葵「私…怖くて…とても怖くて…」
向日葵「でも…楓やお母さんの為に…やらなくちゃって……」
ちなつ「向日葵ちゃん…」
向日葵「今日も…吉川さんが助けてくれてすごくほっとしましたわ……」
ちなつ「うん…」
ちなつ「大丈夫だよ、向日葵ちゃん」ギュッ
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:56:44.05 ID:2/J7CQK8P
向日葵「でも…せめて吉川さんが相手なら…」
向日葵「だからその…優しく…お願いしますわ…」
ちなつ「ふふっ…大丈夫だよ」
ちなつ「私これ以上なんにもしないもん」
向日葵「え?」
ちなつ「私は向日葵ちゃんとのキスを5万円で買ったの」
ちなつ「だからもうおしまい!」
向日葵「ぇ……あの…」
ちなつ「二度とあんなことしないでね、お願い…」
向日葵「吉川さん……私…うぅ…」ポロッ
向日葵「うわあああああああ!!」ポロポロ
ちなつ「よしよし…大丈夫だから」ギュッ
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:03:57.27 ID:2/J7CQK8P
向日葵「…」スゥスゥ
ちなつ「泣きつかれて寝ちゃったか…」
ちなつ「ごめんね、向日葵ちゃん…」
ちなつ「協力するって言ったのに、向日葵ちゃんがどれだけ大変なのか知りもしなかった…」
ちなつ「本当にごめんね…」
向日葵「…」スゥスゥ
ちなつ「…」
ちなつ「もう一回ぐらいキス…していいよね?」
向日葵「…」スゥスゥ
ちなつ「おやすみ、向日葵ちゃん」チュッ
ちなつ「ふふっ…」
ちなつ「あとは…」スッ
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:13:42.16 ID:2/J7CQK8P
向日葵「ん…んあ~…」モゾモゾ
向日葵「あれ…私…」ムクリ
向日葵「そうか…吉川さんの家で…」
ちなつ「あ、向日葵ちゃん起きた?」スッ
向日葵「吉川さん…」
向日葵「あっ!私家に…」ガバッ
ちなつ「大丈夫だよ、電話しておいたから」
ちなつ「楓ちゃんもパン焼いて食べてるって」
向日葵「そうでしたか…」
向日葵「…」
向日葵「あの…吉川さん…昨日はご迷惑おかけしました…」
向日葵「私…」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:18:14.65 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「全然いいよ、気にしないで!」
向日葵「感謝しますわ…」
ちなつ「あっ、そうだ…」ゴソゴソ
向日葵「?」
ちなつ「はいっ!5万円」スッ
向日葵「ぁ…」
ちなつ「約束だもんね」
向日葵「…」
ちなつ「向日葵ちゃん?」
向日葵「やっぱりいただけませんわ…」
ちなつ「え…?」
向日葵「これはいただけません…」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:23:14.64 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「でも…」
向日葵「吉川さんがいって下さいましたもの…」
向日葵「自分を大切にしろって…」
ちなつ「あ…」
向日葵「こんなことでお金を稼ぐなんて出来ませんわ」
ちなつ「向日葵ちゃん…」
ちなつ「本当にいいの?お金大変なんじゃ…」
向日葵「ええ…吉川さんとの約束ですもの」
ちなつ「そっか…」
ちなつ「よかった…約束だよ?」
向日葵「はい!」
ちなつ「えへへ…じゃあ…」ゴソゴソ
向日葵「?」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:30:10.16 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「はいこれ!」スッ
向日葵「これは?」
ちなつ「開けてみて!」
向日葵「え、ええ…」ガサガサ
向日葵「あ…」
ちなつ「お父さんに頼んだの」
ちなつ「そしたら知り合いの店が中学生でも働かせてくれるって」
ちなつ「よかったね!向日葵ちゃん!」
向日葵「吉川さん…私…私っ…!」ポロポロ
向日葵「なんてお礼を言えば…」ポロポロ
向日葵「ありがとう…本当に…!」ポロポロ
ちなつ「えへへ」
歓楽街
向日葵「…」トボトボ
男「お嬢ちゃんどうしたの?」
向日葵「はいっ!?」ビクッ
男「そんなに驚かないでよ~」
向日葵「す、すみません」
男「こんな時間に一人でどうしたの?」
向日葵「あ、いや…」
男「もしかして家出とか?」
向日葵「そ、そんなようなものですわ」
男「へ~…お嬢ちゃん可愛いね?」
向日葵「そんなこと…」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 16:53:06.76 ID:2/J7CQK8P
男「かわいいよ~、高校生?」
向日葵「ち、中学生ですわ」
男「マジで?すっげーおっぱい!」
向日葵「えと…」
男「お嬢ちゃんヒマでしょ?俺と遊ばない?」
向日葵「あの…」
男「泊まるとこないんでしょ?俺が朝まで付き合って上げるからさ」
向日葵「………ますか?」
男「え?」
向日葵「お幾ら出していただけますか?」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 17:23:49.82 ID:2/J7CQK8P
男「…」
向日葵「…」
男「そういうことか~」
男「どうしようかなぁ…」
男「2」
向日葵「そんな…!」
男「えー…じゃあ3」
向日葵「4なら…」
男「4!?高いなぁ」
男「お嬢ちゃんちゃんと楽しませてくれる?」
向日葵「が、頑張りますわ」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 17:29:34.27 ID:2/J7CQK8P
男「ん~…まあこんな可愛くておっぱい大きい中学生滅多にいないしなぁ」
向日葵「…」
男「じゃあ3.5は約束するよ」
男「それで俺が満足したら4まで出してあげる」
男「それでいいっしょ?」
向日葵「わかりました…」
向日葵「(頑張らなくては…)」
男「じゃあいこっか」ガシッ
向日葵「っ!?」
男「ね?」
向日葵「はい…」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 17:50:13.14 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「あれ…?」
ちなつ「向日葵ちゃん…だよね?」
ちなつ「誰だろあの男の人」
ちなつ「彼氏…?」
ちなつ「じゃないよね…」
ちなつ「ってあそこ…!」
ちなつ「向日葵ちゃん!」ダッ
向日葵「えっ?」
ちなつ「向日葵ちゃん!あの…」
向日葵「よ、吉川さん!?」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 17:59:13.94 ID:2/J7CQK8P
向日葵「こ、こんなところでなにを…」
ちなつ「こっちのセリフだよ!」
男「誰?お友達?」
向日葵「え、ええ…まあ…」
男「ヘェ~この子も一緒に来てくれるの?」
向日葵「それはっ…!」
ちなつ「向日葵ちゃん…この人誰?」
向日葵「え…いや…」
ちなつ「なんでホテルなんか入ろうとしてたの」
向日葵「その……」
男「なんだよ~めんどくさいな」
男「こっちの子も早く行こうよ」グイッ
ちなつ「やっ!?」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:14:56.69 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「やめて…!」
男「別にいいだろ?」グイグイ
向日葵「ち、ちょっと!」
男「こっちのお嬢ちゃんはオッケー出したんだしさ」
ちなつ「!?」
ちなつ「このっ!」ドンッ
男「いって!」
男「なにしやがんだクソガキ!」
ちなつ「いくよっ!」グイッ
向日葵「あっ…」
男「ま、待ちやがれ!」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:25:30.32 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「はぁ…はぁ…」
向日葵「もう…走れない…」クタッ
ちなつ「流石に…まいたよね?…ふう…」
向日葵「吉川さん…あの…」
ちなつ「…」
向日葵「私…」
パンッ
向日葵「っ!?」
ちなつ「…うして………」
向日葵「ぇ…」
ちなつ「どうしてあんなことしたの!?」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:33:44.00 ID:2/J7CQK8P
向日葵「ぁ…の……お金が…」
ちなつ「お金がないから!?」
ちなつ「だからって!」
ちなつ「だからってあんなこと……」
ちなつ「あんなことしないでよ……」ポロポロ
向日葵「すみません…」
ちなつ「もっと自分を大事にして…」ポロポロ
ちなつ「向日葵ちゃんが楓ちゃんやお母さんを大事に思ってるように…」
ちなつ「向日葵ちゃんを大事に思ってる人もいるんだよ?」ポロポロ
向日葵「吉川さん…」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:41:20.05 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「それに私…協力するって言ったよ?」
向日葵「ええ…」
ちなつ「向日葵ちゃんもお願いっていつまたよね?」
向日葵「そうですけど…」
ちなつ「だったらどうして…!?」
向日葵「…」
向日葵「友達に…」
ちなつ「え?」
向日葵「家の事情で友達にお金を借りるなんて出来ませんわ!」
ちなつ「向日葵ちゃん…」
向日葵「しょうがないじゃありませんか!」
向日葵「うちが…貧乏だから…」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:52:26.83 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「でも他に方法が…」
向日葵「中学生なんてどこも働かせて貰えませんわ…」
ちなつ「…」
向日葵「他にどうしろって言うんですの!?」
ちなつ「なっ…!」ビクッ
向日葵「母は私たちの為に無理して働いてくれています…」
向日葵「これ以上負担はかけられない…」
向日葵「それにまだ小さい楓に不自由はさせたくありませんわ…」
向日葵「私が…私がなんとかするしか…」
向日葵「うぅ…」ポロポロ
ちなつ「向日葵ちゃん…」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 18:59:59.68 ID:2/J7CQK8P
向日葵「ぅ…ひっく…」ポロポロ
ちなつ「…」
ちなつ「向日葵ちゃん、私の家まで来て」
向日葵「…ぇ?」
ちなつ「いくよ」グイッ
向日葵「ちょ、ちょっと…」
ちなつ「いいから!」
向日葵「でもこんな時間に…」
ちなつ「黙って着いて来て!」
向日葵「っ!?」
向日葵「はい…」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:08:35.07 ID:2/J7CQK8P
吉川家
向日葵「り、立派な家ですわね…」
ちなつ「……うん」
ちなつ「入って」ガラッ
向日葵「お邪魔しますわ…」
ちなつ「こっち」トテトテ
向日葵「はい…」トテトテ
ちなつ「ここが私の部屋だよ」スッ
向日葵「ひ、広いですわね…」
ちなつ「飲み物持ってくるから座ってて」
向日葵「はい…」
向日葵「すごい家…」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:15:37.20 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「おまたせ」スッ
向日葵「ありがとうございますわ」ゴクッ
向日葵「美味しい…私の家のお茶とは比べ物になりませんわ」
ちなつ「そう…」
向日葵「それで…なぜ私をここに?」
ちなつ「…」
向日葵「吉川さん?」
ちなつ「あんなことはもうやめて」
向日葵「!?」
向日葵「えと……」
ちなつ「絶対にしないって約束して」
向日葵「でも…」
ちなつ「代わりに…」
向日葵「え?」
ちなつ「代わりに私が向日葵ちゃんを買う!」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:23:51.00 ID:2/J7CQK8P
向日葵「え…え!?」
ちなつ「さっきはいくらだったの?」
向日葵「4万円ですけど……あの…」
ちなつ「じゃあ5万円出すね」
向日葵「そ、そんなに…!?」
ちなつ「うん」
向日葵「いや、でもそうじゃなくて…」
ちなつ「なに?」
向日葵「本気…ですの…?」
ちなつ「そうだよ?」
向日葵「え、えと…あの/////」
ちなつ「嫌なの?」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:33:06.98 ID:2/J7CQK8P
向日葵「いやと言うか…////」
ちなつ「なに?」
向日葵「こういうことはあんまりよくないというか…」
ちなつ「さっき向日葵ちゃんがしようとしてた事と何が違うの?」
向日葵「ぁ…」
向日葵「そうですわね…」
ちなつ「いいよね?」ドッ
向日葵「わっ!」ドサッ
ちなつ「向日葵ちゃん…」スッ
向日葵「え、ぁ…よ、吉川さん…ちょっと…本気で…」
向日葵「ちょちょっ…んっ!?」
ちなつ「んっ…」
向日葵「ん…?んん~~!!?」バタバタ
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:41:48.47 ID:2/J7CQK8P
向日葵「んはっ…!はぁはぁ…な、なんてこと…」
ちなつ「え?まだキスしかしてないよ?」
向日葵「キ、キキキキスしかって//////」
ちなつ「まだまだ5万円分働いてもらわないと」
向日葵「なっ…」
ちなつ「向日葵ちゃんは私が買ったんだよ?」
向日葵「そ、それは…」
ちなつ「ん?」
向日葵「で、でも私…こういうの初めてで…/////」
ちなつ「え?」
ちなつ「そうなの?」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:48:38.35 ID:2/J7CQK8P
向日葵「は、はい…そうですの…」
ちなつ「あれは今日が初めてだったの?」
向日葵「いえ…2回目ですが…」
向日葵「前回は直前に逃げ出してしまいましたわ…」
ちなつ「そうだったんだ…」
向日葵「私…怖くて…とても怖くて…」
向日葵「でも…楓やお母さんの為に…やらなくちゃって……」
ちなつ「向日葵ちゃん…」
向日葵「今日も…吉川さんが助けてくれてすごくほっとしましたわ……」
ちなつ「うん…」
ちなつ「大丈夫だよ、向日葵ちゃん」ギュッ
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 19:56:44.05 ID:2/J7CQK8P
向日葵「でも…せめて吉川さんが相手なら…」
向日葵「だからその…優しく…お願いしますわ…」
ちなつ「ふふっ…大丈夫だよ」
ちなつ「私これ以上なんにもしないもん」
向日葵「え?」
ちなつ「私は向日葵ちゃんとのキスを5万円で買ったの」
ちなつ「だからもうおしまい!」
向日葵「ぇ……あの…」
ちなつ「二度とあんなことしないでね、お願い…」
向日葵「吉川さん……私…うぅ…」ポロッ
向日葵「うわあああああああ!!」ポロポロ
ちなつ「よしよし…大丈夫だから」ギュッ
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:03:57.27 ID:2/J7CQK8P
向日葵「…」スゥスゥ
ちなつ「泣きつかれて寝ちゃったか…」
ちなつ「ごめんね、向日葵ちゃん…」
ちなつ「協力するって言ったのに、向日葵ちゃんがどれだけ大変なのか知りもしなかった…」
ちなつ「本当にごめんね…」
向日葵「…」スゥスゥ
ちなつ「…」
ちなつ「もう一回ぐらいキス…していいよね?」
向日葵「…」スゥスゥ
ちなつ「おやすみ、向日葵ちゃん」チュッ
ちなつ「ふふっ…」
ちなつ「あとは…」スッ
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:13:42.16 ID:2/J7CQK8P
向日葵「ん…んあ~…」モゾモゾ
向日葵「あれ…私…」ムクリ
向日葵「そうか…吉川さんの家で…」
ちなつ「あ、向日葵ちゃん起きた?」スッ
向日葵「吉川さん…」
向日葵「あっ!私家に…」ガバッ
ちなつ「大丈夫だよ、電話しておいたから」
ちなつ「楓ちゃんもパン焼いて食べてるって」
向日葵「そうでしたか…」
向日葵「…」
向日葵「あの…吉川さん…昨日はご迷惑おかけしました…」
向日葵「私…」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:18:14.65 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「全然いいよ、気にしないで!」
向日葵「感謝しますわ…」
ちなつ「あっ、そうだ…」ゴソゴソ
向日葵「?」
ちなつ「はいっ!5万円」スッ
向日葵「ぁ…」
ちなつ「約束だもんね」
向日葵「…」
ちなつ「向日葵ちゃん?」
向日葵「やっぱりいただけませんわ…」
ちなつ「え…?」
向日葵「これはいただけません…」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:23:14.64 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「でも…」
向日葵「吉川さんがいって下さいましたもの…」
向日葵「自分を大切にしろって…」
ちなつ「あ…」
向日葵「こんなことでお金を稼ぐなんて出来ませんわ」
ちなつ「向日葵ちゃん…」
ちなつ「本当にいいの?お金大変なんじゃ…」
向日葵「ええ…吉川さんとの約束ですもの」
ちなつ「そっか…」
ちなつ「よかった…約束だよ?」
向日葵「はい!」
ちなつ「えへへ…じゃあ…」ゴソゴソ
向日葵「?」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 20:30:10.16 ID:2/J7CQK8P
ちなつ「はいこれ!」スッ
向日葵「これは?」
ちなつ「開けてみて!」
向日葵「え、ええ…」ガサガサ
向日葵「あ…」
ちなつ「お父さんに頼んだの」
ちなつ「そしたら知り合いの店が中学生でも働かせてくれるって」
ちなつ「よかったね!向日葵ちゃん!」
向日葵「吉川さん…私…私っ…!」ポロポロ
向日葵「なんてお礼を言えば…」ポロポロ
向日葵「ありがとう…本当に…!」ポロポロ
ちなつ「えへへ」