昨日は、我が人生で唯一無二の恩師である、日本空手道 無門塾 篠原秀嗣塾長の試合前最終調整稽古に参加させていただきました。

試合直前で疲労もピークである時期にも関わらず、最高に充実した表情を拝見し、改めて師匠の凄さを実感しました。

篠原塾長は私の空手の師であるのはもちろんですが、私の人生を暗闇から光りが差す方へと導いてくださった大恩人です。
塾長に出会わなければ、今の人生はありません。
そんな最大限に尊敬する師匠と十数年ぶりに拳を交えさせていただく事が出来ました。

感動です。

しかし、いつの間にか、その感動という感情が消えて行きました…

パンチを打ち、蹴りを返す…スイッチで入る…左ミドルは当たる位置がどうのこうの…
技を出すごとに首をかしげながら…

……以前そうしていたように、
稽古が始まれば、いや稽古前アップの時から、押忍というあいさつ以外は、ほぼ拳で会話。先生が思考してきた技を体現し、私が体感し、反復する。軽く軽くと言いながら、いつの間にか他の道場生も含めて、ヒートアップ。

終われば、みんなボロボロ。

誇らしげに傷めた脚を引きずりながら帰っていく…

そんな日々の感覚にあっという間に戻り、まるで毎回そうしているかのように…
とにかく楽しいという思いが心の中を埋め尽くしたのです。

青春の全てをかけた無門塾で再びそのような思いが出来たのは、懐深く大きな心で受け入れてくださった篠原塾長と無門塾道場生のみなさんのおかげです。
本当にありがとうございました。

しかしこれは、過去を振り返り、過去の思い出に浸るためだけの稽古ではありません。

だから、過去を振り向いて過去に浸っても、そこに篠原塾長も無門塾のみんなもそこにはいません。
それは以前からそうだったように、篠原塾長をはじめ無門塾は日々精進し日々進化をしているのです。

今回も篠原塾長の強さはもちろんコンディションの良さと変わらぬ探求心、無門塾の越智さん、稲益さんをはじめとする、みんなの進化を目の当たりにして、あらためて確信しました。

これは、過去に返るのではなく、俺達も進化し、未来へと進む大いなる第一歩なのだと。

そんな大いなる一歩を踏み出せたように感じた1日でした。

篠原塾長をはじめ無門塾の皆さま本当にありがとうございました。

ここまで来れたのは、道山、有村そして勇心塾の仲間たちのおかげです。感謝。

何かまだまだ前に進めそうな気がしてきた。

押忍


師匠が走り続けているのに弟子は立ち止まれる訳がない。
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みんなスタミナバリバリ。私は早上がり。
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