㈱雄松堂書店 古書事業部のBlog

株式会社 雄松堂書店 古書事業部のブログです。 おすすめ古書の紹介や、イベント情報を掲載を致します。

カリフォルニア・ブックフェアに行ってきました

2/10-2/12まで
カリフォルニアでブックフェアが開催されていました

雄松堂は出展はしていませんが、買い付けに行ってきました!

facebook
ページにたくさん写真を載せていますので、
ぜひご覧下さい。
http://www.facebook.com/yushodoantique
私も写真を見て、行った気分を味わいました…!
CABF-1

このブックフェアには200以上の書店さんが参加したそうで…
すごく大きな規模ですね!
のぼりがたっていたり
CABF-2
街をあげてのイベントのようです
CABF-7

会場の中は…
CABF-8
書店さんのブースがずらっと並んでいます

ほかにも

カリフォルニアにある図書館Huntington Library(http://www.huntington.org/を訪問した写真
CABF-3
所蔵品がすごいのはもちろん、展示の仕方も面白い!
CABF-4
CABF-5

そして
日本橋のワールド・アンティーク・ブック・プラザに
出展して下さっている海外書店さんのお写真も掲載しております。

雄松堂facebookページから、
ぜひカリフォルニアにお出かけ下さい。
(…お帰り前に“いいね!”を押して頂けるとうれしいです…!)

チョコレート チョコレート

来週14日はバレンタイン・デーですね。
今回は在庫のレシピの本から、
チョコレートのお菓子のレシピを紹介します!

まずは1733年にロンドンで出版された「イールズ夫人のレシピ」
IMG_2622
よりチョコ・パフの作り方です。

”1ポンド(約450グラム)の砂糖をふるいにかけ、
3オンス(約90グラム)のチョコレートを削り、こし器にかけて、
泡立たせた卵の白身とあわせてペースト状にして、よくまぜたら、
食べやすい大きさで好きなかたちにまとめ、紙の上に並べ、
鉄板にのせて、オーブンで焼きます。”

…ずらずらと一文で書きましたが、本当にそのように書かれているのです。
IMG_2619
今のレシピ本のように、
作り方を順序だてて箇条書きで書かずに、文章で説明しています。

そもそも材料と作り方が分けて書かれていないのも、
今とは違うなぁという感じがします。

次は1790年にロンドンで出版された「菓子作りの名人」より
IMG_2618
チョコレート・ビスケットの作り方。
(本当はこちらもずらずら書いてあるのですが、適宜文章を切っています。)

”1/4ポンド(約110グラム)のチョコレートを鍋にいれ、ストーブの上で温めます。
チョコレートが温まり、やわらかくなったら、1ポンドのふるった砂糖を入れます。
よく混ぜ、約8個の卵の白身を入れ、さらによく混ぜます。
生地がゆるいようでしたら砂糖で調節し、ペースト状になるようにして下さい。
ほどよい固さになったら、クルミ大に整形して紙の上に並べます。
オーブンをほどよい温度に温めたら、生地を入れ、焼きます。
ふくらんで、香ばしく焼きあがったらオーブンから出し、冷まして出来上がりです。”

…”ほどよく”が多くて、初心者には難易度が高いです。
そういえば、レシピ本といえば、写真がたくさん、というイメージですが、
出来上がりの図も何もありません。
IMG_2617
オーブンも今のように”180度”と自動で設定してくれるわけではないのに、
これで作り上げてしまう昔の読者はすごい!

でも、レシピ本を書く側も
文章だけで出来上がりのイメージと、作り方をわかりやすく伝えるのは大変だったでしょうね…!



<今回ご紹介した古書>


イールズ夫人「イールズ夫人のレシピ」

1     Eales, Mary

Mrs. Mary Eales's Receipts. London, 1733.

¥157,000

8vo. 4 ff., 100, (4, ads) pp. Contemporary full calf, corners rubbed, neatly rebacked.

果物に関するレシピを中心に、砂糖漬けにして保存する方法や、ドライフルーツの作り方など126のレシピが収録されています。また、英語の料理の本の中でも、アイスクリームのレシピが掲載されたごく初期のものです。1985年にファクシミリ版も出版されています。


ナット「菓子作りの名人」第2版

2     Nutt, Frederick

The Complete Confectioner; or, the whole art of confectionary: forming a ready Assistant to all genteel families; giving them a perfect knowledge of Confectionary. London, 1790.

¥294,000

Small 8vo. Second edition. xxiv, 212 pp. 10 engraved plates. Contemporary calf, back hinges damaged but firm.

初版は1789年に出されました。



 

2月のWeb古書展 更新しました

Web古書展(ABAJホームページで毎月更新しています)に
2月の出展分を更新致しました。
http://www.abaj.gr.jp/antiq-books/index.html

雄松堂からは、
マリー・ローランサンによる挿絵が収録された本を
3点出品しております。
ローランサン展に出かけた気分になって、お楽しみ下さい。

また、相撲好きの私にとって見逃せない、
江戸時代の相撲の土俵入りの様子を描いた絵も出品されています…!
解説にも、“力士、観衆の表情が豊か。”とありますが、
拡大してみると、一人ひとりの表情まで見え、とても面白いです。
(画像の下にある目盛りで、拡大してご覧頂けます)

右から3番目の力士は、鼻が高くて、なんとなく
先場所優勝した把瑠都に似ているような…

ほかにも、拡大すると…
・両側のはじに、東西の横綱と思われるひときわ大きな力士がいたり、
・今もテレビで見るのと全く同じポーズで
  化粧まわしをひょいと持ち上げて歩くお相撲さんがいたり、
するのがわかります!

この拡大機能、今までの出展品にもついていますので、
ぜひ利用して楽しんでみて下さい。
新しい発見があるかもしれません…!
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