モチベーションを科学し、ビジネス現場への応用を試みた本書。
モチベーションのOS は時代とともに変化しており、現代版のOS 3.0に合わせたコミュニケーションをとることの必要性、そしてその方法についても言及しています。
モチベーション3.0のOSを駆動させる方法論などはとても参考になりました。

これまで色々な組織を見て来ましたが、組織のエネルギーは個々のモチベーションの総和と言っても良いんじゃないかと感じています。
どのようにしてメンバーの内発的動機づけを促すか。
論理だけでない、モチベーションという感情に配慮したマネジメントが益々必要となってくるんだと思います。
※ちなみに本書では、メンバーの内面に内発的動機づけが起こればマネジメントすら要らなくなるとまで説いています。
ファシリテーター型のリーダーを目指す方は是非読んで見てください。


【モチベーションOSの遷移】
1.0:生存を目的とする人類最初のOS
2.0:アメとムチ=賞罰に基づく、与えられた動機づけによるOS
3.0:自分の内面から出る「やる気」に基づくOS

モチベーション2.0の人はタイプX:外部からの欲求によってエネルギーを得る(コストがかかる)
モチベーション3.0の人はタイプI:活動そのものから生じる満足感と結びついている(安価で無限再生)

【モチベーション2.0が奏功する場合】
・その作業が必要だという論理的な根拠を示す
・その作業は退屈であると認める
・参加者のやり方を尊重する

【ソーヤー効果(The Sawyer Effect)】
報酬により遊びが仕事になり、内発的動機づけが下がる現象。
自律性が失われ、思考の明晰化と創造性の向上を拒むことになる。
これを防ぐには”思いがけない報酬”を与える(事前に言わず、後でサプライズ)

【モチベーション3.0の3つの要素】
ー律性(オートノミー):自由に好きなように仕事をすること
ROWE(Results Only Work Environment) 完全結果志向
1.課題:何をするのか
2.時間:いつするのか
3手法:どのようなやり方でするのか
4.チーム:誰とするのか

▲泪好織蝓次塀話):何か価値あることを上達させたいという欲求
法則1: マインドセット(キャロル・ドゥエックの言う拡張的(Growth)マインドセットが○、Fixed×)
法則2: 苦痛(根性)が必要。つまりGRITを有していること。
法則3: 漸近線:完全には到達できない 

L榲:自分以外のより大きな目的と結びつけるとさらに多くを達成できる
目標(Goal):真の意味で利益追及だけでない目的を持つ企業は強い
言葉(Words):組織内でどんな言葉が使われているか、WeかTheyか
指針(Policy):単に報酬額を上げるよりも、誰かの役に立つことを提供する方が満足度が上がる