明日の熱狂予定ポゴレリチ事件@ラ・フォル・ジュルネ

2010年05月04日

2010年の熱狂報告

一応こちらにも記録を残しておくことにします。ツイッターだとそのうち流れて闇に呑まれてしまうので。

◇M.ケオハネ、リチェルカール・コンソートのヘンデルアリア集
全くノーマークだったケオハネが素晴らしかった!
華やかで明るい曲になると、ちょっと音がはまってなかったりたまに気になる点もあったのですが、しっとり系の曲目(「リナルド」のあれとか)ほとんど完璧。リチェルカール・コンソートも、元気な曲よりは表現力が前面に出る暗めの曲、抒情的な曲の方がよかったかな。ともかくポゴレリチ以外ではこの日聴いたうちのベストです。

◇ポゴレリチ、 チチナゼ&シンフォニア・ヴァルソヴィアのPf協1(訂正と追加5/5:ショパンのピアノ協奏曲第2番+エルスネルの交響曲op.11)
(またあとで)

◇ベレゾフスキー、リス&ウラル・フィルのPf協2(訂正5/5:ショパンのピアノ協奏曲第1番)
ベレゾフスキーはヴィルサラーゼやリヒテルやネイガウスなんかにも通じる内省的な演奏が持ち味だと思っていたのですが、昨日の演奏はせかせかしていてあまり心に響くものがありませんでした。技術的には相変わらず非の打ちどころないのですが。LFJモードだとすればちょっと悲しい。
リス&ウラルフィルも何だかな。旋律らしきものを見つけたら待ってましたとばかりに心こめて歌い上げるのは何だかロシア音楽みたいで、私の好きなショパンとは違っていました。

◇ケフェレック、沼尻&オーヴェルニュ室内管のPf協1
3年前に聴いたラヴェルが素晴らしかったケフェレック。リリカルな表現の中にも抑制がきいていて、透明感のある凛とした佇まい。まさにこれこそ私が求めていたショパン。
オケは弦楽合奏版。まあオリジナルの方が華があるし、何だかんだで私はあのオーケストレーション嫌いじゃないので、これだけ取り出すとちょっと物足りない感はあるのですが、ピアノを邪魔するリスクは格段に減りますね。今回もケフェレックのピアノを聴くにはよかったです。

◇ルヴィノワ&ラルーム ショパン:チェロソナタ
LFJ4回目にして初めての相田みつを美術館でルヴィノワ。勝手にスラヴ系の女性かと思っていたら、フランス人の若者でした。1990年生まれで、ルネ・マルタンがプッシュしているチェリストとのことですが、確かに凄い。多少粗削りながら、若々しくエネルギー溢れんばかりの演奏で、大いに興奮させられました。

◇トリオヴァンダラー シューマンとメンデルスゾーンのピアノトリオ1番
CDでも聴いたことなく、これまでのLFJでも聴きそびれていたのですが、ここまで凄腕の集団とは。特にチェロが上手すぎて度肝抜かれました。
メンデルスゾーンのトリオはなまじメロディアスな曲だけに、やりようによってはかなりべたべたしてしまうと思うんですが、全体的にこれだけの快速テンポでやることが可能なら、必然的にそれが避けられて心地いい演奏になるのかもしれません。まさにこの技術あってのメンデルスゾーン節。

* * *

今回はチケット販売開始日の争奪戦が凄まじかったです。特に小さいホールでのコンサートなど、周りにいるのが皆あの争奪戦を勝ち抜いたつわもの達かと思うとある種の感慨がありました(プレリザーブ等、他のルートもあったんでしょうが)。
ただ、そんな理由で公演を選ぶ余地はほとんどなかったにも関わらず、「当たり」は以前に比べても多かったです。全体のレベルが上がっているんでしょうか。

yusuke_1974 at 18:47│Comments(0)TrackBack(0) コンサート 

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