自由奔放なマジックブログ by ゆうた

へろーゆうたです。 趣味でマジックやってまーす。 このブログでは自分が興味を持った、時には面白い(かも)、時にはくだらない話を書いていきます。 どうぞよろしくお願いしやす。 twitter @yutachan1018

第二話はStephen Minch著の本"By Forces Unseen" のレビューでございやす。
もともとこの本を買おうと思ったのは、当時憧れていた(今でも)、マジシャンのTony Changさんがこの本を大絶賛してたのを見て、 一歩トニーに近づけるかなー、的な思いで初めて買った英語のマジックの本がBy Forces Unseenだったのです。この本は今は亡きErnest Earickさんのスライトやルーティーンなどをまとめた一冊となっており、他では見られないオリジナリティー溢れるものばかりで、一言でいうと"クソ難しい"ものばかりです(笑)。一見不可能なものもたくさんありますし、やってみても不可能っぽいものもありました(笑)。ですが、これらのルーティーン/スライトが難しい=とても良い, という事でもないのです。
実際読んでみると分かるのですが、現象の割には難易度が難しい、僕がクソ技法 とよんでる物がたくさんありました。というか、この本の70%以上は個人的にはクソ技法だと思ってます(笑)。もちろん素晴らしいルーティーンやスライトも幾つかはあります。それ以外は極端に言うと、現象は面白くないですw。少なくとも"今"の我々には面白くないです。この本、書かれたのが1993年、その当時にしてみると、素晴らしい現象だったのかも知れませんが、先程書いたように、今はもう古い物になってしまいました。
ではこの本、読んでみて良かったなーと思えたのは、"こんな普通な現象にこれほど難しいクレイジーなソリューションがあったのか!!!"、と思える物がふんだんに盛られていることですね。あとは、あまり知られていない、使える基礎知識も時々、さり気なく解説されているので、結構そのへんは嬉しかったです:D。そう考えると、この本はマニアにとってはかなり興味深い物になります。僕も結構変なスライトが好きなもんで、読んでてとても楽しかったです。

しかし、マジックを初めて半年以下の人にはこの本は絶対におすすめできないです。少なくとも一年以上、そして基礎知識などを分かってる人ではないと、到底理解しがたい内容になっています。完全にマニア向けのこの "By Forces Unseen" 、皆さんも買う前に、本当にこの本が自分に必要なのかじっくり考えてみましょう(笑)。
P.S. この本は英語で書かれており、かなり解読するのが難しかったです。

はろー 趣味でマジックをやっているゆうたと申します。
プロフィールに書いてある通り、このブログでは、くだらないマジックの話を書いてきます。
完全に不定期更新になるのでそのへんはお手柔らかにお願いします。
時々動画もアップするかもです。

どうぞよろしくお願いしやす。 

 ということで、第一話はクラシックパスの話になります。
パスというのは要するに、2つのパケットをトランスフォメーション(例えばカット)の前の元の状態に戻すスライトのことを言います。 いま僕達が知っているクラシックパスの歴史は1902年まで遡ります。マジックの聖書とも言われているS.W.Erdnase 著 "The Expert at The Card Table"  という本の58ページに載っているTwo-Handed Shift が今のクラシックパスの原型となります。原型と言っても、左手の人差し指がデックの上ではなく横にあるだけですが、現在のクラパ(略)はここから来ているということですね。 
 さて、 クラパと聞くと、スピード重視と角度重視の2つの要点が上がってきます。
 スピード重視パスのメリットというと、一瞬でできる、そしてカラチェンとしても使えるということです。とても良い例がアレックス・パンドレアのブリックパスになります。ブリックパスでは、手のカバーは一切使わずに、速さと、少しの揺れだけでパスのカバーを行っています。動画で見られる通り、彼のパスは驚異的な速さを持っています。パスを表向きでやってもパケットが離れる瞬間が全く見えません。パスでカラチェンをするときはかなりの速さが必要ですが、彼ほどになればクラパをカラチェンとして使うのも良いかもですね。しかしデメリットとしては、それなりの速さが出るまでかなりの練習と時間、そして指の筋肉を鍛えないとできないということです。短くても慣れるまでには一ヶ月以上かかります。そこを克服できれば、良いパスが生まれると思います。
 では次は 角度重視。角度重視のメリットというと、ゆっくりできる、そして角度さえうまく行けば、後はあまり気にしなくて良いことですね。良い例だと、ユーチューブにアップされている、DrYamanoさんのクラシックパスですね。初めて見たときは度肝を抜かれました。右手でカバーを一瞬だけしてパスを行っています。このクラパは非常に滑らかで、とても綺麗です。このパスではスライト力ももちろん必要ですが、いちばん大事なのは、どの角度でパスを見せているか、です。最高の角度を見つけ、その角度にあったパスの形を正確に習得すれば、このように綺麗なパスになるのでしょう。ですが、この素晴らしいパスは固定カメラでしか見せるのは難しいものだと思っています。対面式でもこのようなパスは角度的に難しいですし、ましては演技中にこのような動きをしては、逆に疑われてしまいます。個人的に、角度重視は目視用、つまりマジシャンの見せるためのパスだと思っています。

僕のクラパはゴリゴリのスピード重視で、角度重視はデメリットが多すぎると考えているので、真剣に練習したことがありません。ですが、もちろんスピード重視のほうがデメリットが多いと考えてらっしゃる方もたくさんいます。あくまでも、一人の意見だと思って読んでいただけてたら幸いです。では皆さんクラパの練習がんばりましょう!
11.20.16  

↑このページのトップヘ