このブログは、現在の過熱した部活動によって学校教育が歪んでしまっていることを世に訴えるためのブログです。
部活動といえば、日本人の多くの人にとって馴染みのある文化であり、部活動を通して身心の発達に寄与してきた事実があると思います。
ですから、私たち教師たちは子供たちのためと信じて、休日も返上して部活動指導を行ってきました。
しかし、教師も世間も部活動のメリットを評価する風潮が強すぎるあまりに、部活動の存在はいつしか学校教育の中で肥大化し、様々な問題を生み出していくようになりました。
現在、学習指導要領において部活動は「学校教育の一環」とされていますが、あくまで課外活動であり、教科などの正規の教育課程として位置づけられているものではありません。
部活動は生徒の自主的・自発的な活動が始まりであり、学校はその活動を善意によって支えてきたものです。
それにもかかわらず、現在では部活動は学校が行う「当たり前の活動」となり、様々な要求を突き付けられるようになりました。
それに応えるべく続けてきた結果、多くの学校には「全員顧問制度」が取り入れられ、教師にとって善意の活動であるはずの部活動指導は強制的なものとなりました。
そうすると今度は、生徒に対しても全員に入部を義務付ける制度を取り入れたり、勝利至上主義によって体罰や人権侵害と言える指導が横行したり、生徒にとってもよくない事態が多く起こるようになってしまいました。
さらには肥大化した部活動が、本来優先されるべき教科指導を圧迫し、教師が本来の職務を十分に全うできない事態にも発展しており、その悪影響は教員と生徒にも及んでいるのが現在の教育現場の実態です。
こうした問題点を学校現場から一つ一つ変えていくことができればよいのですが、ここまで年を重ねて大きくなった学校文化を変えていくことは容易ではありません。
学校からも、世間からも、生徒からも、いろんな立場の人たちから、「今の学校っておかしい!」「部活動のあり方はおかしい!」と言ってもらい、多くの人に理解されないと変われないのが実情なのです。
「部活動をすぐに廃止せよ」と訴えているのではありません。
適切なあり方についての議論を求めています。
法的な位置づけが曖昧であるがゆえに部活動は暴走し、学校現場は混乱し、疲弊しています。
どうか、この問題の大きさに気が付いていただき、社会的な問題として発展し議論されることを願っています。
★私が読んでいただきたい記事をいくつか紹介しておきます↓↓
ブログの発展・成長と共に紹介記事も増えると思いますので、よろしくお願いします。
部活動といえば、日本人の多くの人にとって馴染みのある文化であり、部活動を通して身心の発達に寄与してきた事実があると思います。
ですから、私たち教師たちは子供たちのためと信じて、休日も返上して部活動指導を行ってきました。
しかし、教師も世間も部活動のメリットを評価する風潮が強すぎるあまりに、部活動の存在はいつしか学校教育の中で肥大化し、様々な問題を生み出していくようになりました。
現在、学習指導要領において部活動は「学校教育の一環」とされていますが、あくまで課外活動であり、教科などの正規の教育課程として位置づけられているものではありません。
部活動は生徒の自主的・自発的な活動が始まりであり、学校はその活動を善意によって支えてきたものです。
それにもかかわらず、現在では部活動は学校が行う「当たり前の活動」となり、様々な要求を突き付けられるようになりました。
それに応えるべく続けてきた結果、多くの学校には「全員顧問制度」が取り入れられ、教師にとって善意の活動であるはずの部活動指導は強制的なものとなりました。
そうすると今度は、生徒に対しても全員に入部を義務付ける制度を取り入れたり、勝利至上主義によって体罰や人権侵害と言える指導が横行したり、生徒にとってもよくない事態が多く起こるようになってしまいました。
さらには肥大化した部活動が、本来優先されるべき教科指導を圧迫し、教師が本来の職務を十分に全うできない事態にも発展しており、その悪影響は教員と生徒にも及んでいるのが現在の教育現場の実態です。
こうした問題点を学校現場から一つ一つ変えていくことができればよいのですが、ここまで年を重ねて大きくなった学校文化を変えていくことは容易ではありません。
学校からも、世間からも、生徒からも、いろんな立場の人たちから、「今の学校っておかしい!」「部活動のあり方はおかしい!」と言ってもらい、多くの人に理解されないと変われないのが実情なのです。
「部活動をすぐに廃止せよ」と訴えているのではありません。
適切なあり方についての議論を求めています。
法的な位置づけが曖昧であるがゆえに部活動は暴走し、学校現場は混乱し、疲弊しています。
どうか、この問題の大きさに気が付いていただき、社会的な問題として発展し議論されることを願っています。
★私が読んでいただきたい記事をいくつか紹介しておきます↓↓
世間の人にわかってほしい部活動の問題と、その論点
私が一番読んでもらいたい記事はこれです。部活動問題を論じる前に一読を。部活動の光と、その背景に潜む大きな闇
部活動を称賛するのはこういうパターンがあるからだと思う。だけど、その背景には多大なる犠牲があることを忘れないで。部活動によって学校がブラック企業化しているまとめ
部活動問題について書かれた記事はいろいろあるんです。ぜひ読んでほしいものばかり。部活動の強制参加は、生徒にとっても迷惑な話である
部活を強制参加にすることによって、こんなにも可哀想な生徒が生まれることもあるという例。読むだけで心が痛む。いろんな立場になって考え続けてみて、確信していること
決して独りよがりにならずに考えてみた結果。いかにして訴えていくか 1~
ブログ立ち上げ当初に色々と考えたことを記事にしています。今は情報も集まって多少考え方が変わった部分もあると思います。ネット署名を利用できないかと考えています。Twitterはじめませんか?
共感してもらえるならば、ぜひ協力をお願いしたい。部活動問題 Twitterまとめ
私と同じように問題意識を感じている方々で、Twitter上にある声の一部集めました。参考になります。PTAのあり方を考えることは、部活動のあり方を考えることと同じである。
部活動の全員顧問制度とPTAの強制加入は、ほぼ同じ性質を持っている。本当に深刻な人権侵害。保護者と教員は手を組んで解決すべし。ブログの発展・成長と共に紹介記事も増えると思いますので、よろしくお願いします。
前回のまとめから今日までのまとめです。
最近、「教育過労」、「ブカハラ(部活ハラスメント)」という言葉が生まれました。
新しい言葉とともにこの問題が認知されていくことを期待したいです。
★以下はまとめですが、編集の都合上、新しいものが上にきています。時系列で読みたい方は下のほうから見てください。
続きを読む
最近、「教育過労」、「ブカハラ(部活ハラスメント)」という言葉が生まれました。
新しい言葉とともにこの問題が認知されていくことを期待したいです。
★以下はまとめですが、編集の都合上、新しいものが上にきています。時系列で読みたい方は下のほうから見てください。
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もうすぐ4月になります。
4月になれば、学校も新体制になり、私たちが関心を寄せている部活動の顧問についての動きもいろいろとあることでしょう。
しかし、部活動の強制問題について考えると同時に考えねばならないことがあります。
それはPTAの強制加入問題。
部活動の顧問は任意で行われるはずなのに、「みんなやっているから」という理由で全員顧問制という理不尽な制度があるように、PTAの加入・役員決めもそれと同じ性質をもっていて、任意であるはずなのに家庭の事情に関係なく「みんながやっているから」という理由で、押し付けられたり、やむなく引き受けたりしている実態があることはご存知でしょうか。
大前提として、PTAの加入は任意なんです。加入するかどうかの選択だってあるはずなんです。
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4月になれば、学校も新体制になり、私たちが関心を寄せている部活動の顧問についての動きもいろいろとあることでしょう。
しかし、部活動の強制問題について考えると同時に考えねばならないことがあります。
それはPTAの強制加入問題。
部活動の顧問は任意で行われるはずなのに、「みんなやっているから」という理由で全員顧問制という理不尽な制度があるように、PTAの加入・役員決めもそれと同じ性質をもっていて、任意であるはずなのに家庭の事情に関係なく「みんながやっているから」という理由で、押し付けられたり、やむなく引き受けたりしている実態があることはご存知でしょうか。
大前提として、PTAの加入は任意なんです。加入するかどうかの選択だってあるはずなんです。
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先の記事にも書いたように、最近はTwitter中心で意見交換をしたり、情報の拡散に試みたりしています。
Twitterというのは、思いついたことをすぐに文に表して、素早く誰かに伝えることができるというメリットがあるために、本当にタイムリーな話題や歯に衣を着せない生の意見、はっと気づかされる指摘、単純明確で分かりやすい情報がたくさんあふれています。
その一方で、大量の情報がタイムラインの中に次々と表れては流れ、消えていってしまうというデメリットもあります。
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Twitterというのは、思いついたことをすぐに文に表して、素早く誰かに伝えることができるというメリットがあるために、本当にタイムリーな話題や歯に衣を着せない生の意見、はっと気づかされる指摘、単純明確で分かりやすい情報がたくさんあふれています。
その一方で、大量の情報がタイムラインの中に次々と表れては流れ、消えていってしまうというデメリットもあります。
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日々の業務が忙しくて、どっかりと座ってブログのための記事を書く、というのは時間的に厳しいところがあるので、最近では、思いついたままにスマホのTwitterにつぶやいています。
Twitterをちゃんと始めるまでは、Twitterはなんだかさびしく独り言をつぶやくイメージがありましたが、やってみるといろんな人から反応が返ってきたり、いろんな人の正直な思いがそこら中に転がっていたりしてとても面白いものだと感じるようになりました。
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Twitterをちゃんと始めるまでは、Twitterはなんだかさびしく独り言をつぶやくイメージがありましたが、やってみるといろんな人から反応が返ってきたり、いろんな人の正直な思いがそこら中に転がっていたりしてとても面白いものだと感じるようになりました。
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