エリザベス女王杯にフランスのG1オペラ賞を制したシャラナヤが、ジャパンカップダートにベルモントSを制したサマーバードが参戦。サマーバードは久々の大物だけに楽しみです。

◎カワカミプリンセス
○ブエナビスタ
△ジェルミナル

08年 2.12.1(47.2-47.6) 12.5-10.7-11.9-12.1-12.1-12.4-12.8-12.4-11.5-12.0-11.7
07年 2.11.9(48.3-45.9) 12.7-11.1-12.4-12.1-12.3-12.6-12.8-11.8-11.1-11.4-11.6
06年 2.11.4(46.1-49.3) 12.5-10.6-11.7-11.3-11.3-12.2-12.5-12.8-13.0-11.5-12.0

展望:エリザベス女王杯展望 ブエナビスタ1強か

レース内容的には菊花賞と同じようなレース内容が続いています。1〜2頭飛ばす馬がいる遥か後ろで有力勢が控え、3コーナーの坂下からレースラップが急激に上がり(控えた有力勢の馬群が急激に先頭に追いつく)、4コーナーで先頭を見据える位置ではないと追いつけない。直線だけの追い込みでは届かないのが特徴で、出走した4年間全てで上がり3F1位を叩き出しているスイープトウショウが、わずか1勝しか挙げていません。先行勢が有利というより、4コーナー過ぎの直線入り口で先頭との差を詰められるかがポイント。坂下から直線入り口までのペースアップに対応できる馬を上位に選びました。

◎本命はカワカミプリンセス。

07年のダイワスカーレットは自分自身が逃げ、レースラップを高速上がり3Fレースに変化させました。道中のペースが緩みにくい天皇賞(秋)組が好走し、上位人気の決着が多いのは適正と同時に自力が求められる舞台だからでしょう。カワカミプリンセスは上がり3F勝負より持続的な流れに強く、それが過去2回の好走(06年は1着からの降着)に繋がったと思います。ただ、今年は昨年に比べ不本意なレースが続きました。

エリザベス女王杯と同条件の京都記念は、4コーナーで仕掛けたアサクサキングスとサクラメガワンダーに付いていけず、直線ジリジリ追い込んでの4着。勝負どころの反応の悪さを気にしたのか、産経大阪杯は道中10番手と控える競馬で上がり3F33.8の内容で3着。ヴィクトリアマイルは適正が合わないことから参考外ですが、京都記念と産経大阪杯の内容には不満でした。ただ、休み明けの府中牝馬Sで勝負どころの反応が良くなっています。

府中牝馬S。

1.44.6(46.2-46.5) 12.6-10.8-11.2-11.6-11.9-11.9-11.2-11.5-11.9

大外枠から2F目10.8の部分で道中5〜6番手から一気に先団まで進出し、道中3番手グループ。4コーナー手前で先頭に並びかけ、直線一時先頭に立つ内容で、56キロの斤量と展開面含めれば上出来のレース。

カワカミプリンセスは古馬勢の中で唯一牡馬と対抗できている馬。
3年ぶりの勝利を期待しています。

ブエナビスタは、秋華賞でレッドディザイアをマークした展開面に不満が残りました。札幌記念の道中10番手に付ける行きっぷりの良さが影響したのか、秋華賞も札幌記念のポジションに近い展開となり、直線伸びましたが最後レッドディザイアを交わしきれ3着へ降着。オークスまでの絶対的な強さ(チューリップ賞と桜花賞で本命、オークスは予想できず)と違い、付け入る隙があるレース内容だと思ったので、ブエナビスタは○対抗に落としました。最後方から直線一気が利きにくいコース形態なので、秋華賞と同じくらいのポジションを選択するはずです。

押さえはジェルミナル。
秋華賞で道中インを走っていた上位勢と違い、外枠から終始外を回り続け0.6差の6着と善戦。直線入り口のポジションが良く、春はそこからブエナビスタとレッドディザイアに差されていました。過去のレース内容から、3歳勢の中で一番コース適正は合うはずです。

印以外の有力馬など。

リトルアマポーラ。

カワカミプリンセスが本命なら昨年1着のリトルアマポーラも、、、と思ったのですが、気になったのは昨年エリザベス女王杯からのローテーション。マイラーズC、ヴィクトリアマイル、マーメイドS、府中牝馬Sのローテーションを見る限り、陣営の意図はマイル前後。今年のローテーションだけ見れば、昨年のブルーメンブラットのように府中牝馬Sの次はマイルCSでしょう。

ブロードストリート。

ローズSと秋華賞のレース内容は非常に評価していますが、直線入り口過ぎのポジションが重要なレースなので、直線勝負が際立つブロードストリートに合わないはず。上がり3F33.4で5着に終わった、05年2番人気のエアメサイアと同じタイプだと見ています。

シャラナヤ。

JRAのレーティングは断トツの119。マイルCSのラクティやコートマスターピースのように京都外回りで有力外国馬が人気を裏切るケースが多いのは、コーナーで淀みなく進むペースに対応できないからだと見ています。京都を知り尽くしているルメール鞍上は心強く、人気がなければ狙ってみたい馬です。