2007年06月16日

Inventing A Nation

Book久々にGore Vidalを読んだ。2003年に出版されたアメリカ建国の舞台裏。合衆国憲法の制定、ワシントンの大統領就任からジェファーソンの大統領就任までの期間の歴史を、当時の主要人物の日記や手紙などに取材してその息吹を伝える「史伝文学」作品だ。

なかなか面白く読まさせていただいた。

内容に関してはこのインタビュー記事をご参考くだされ。

私はVidalの作品ではジェファーソンの副大統領だったAaron Burrを扱った「Burr」が気にっているんだが、今回の作品のあとがきで、Vidalはこのように語っている。

「In the early seventies, when I was writing a book about Aaron Burr, I read the standard - and not so standard - texts of the day. These included Dumas Malono's multivolume life of Jefferson. In my youth, I was fascinated by dramatic contradictions in character; in age, I am far more interested in their consistencies wherein lie greatness like Washington's throughout his career, or overwrought conscience like Adams', throughout his.」

考えさせられる一文だ...。

JFKがVidalに聞いたという質問、

「なぜ18世紀のあの時期に、人口300万人程度の農業国家であったアメリカが、建国の父と呼ばれる偉人を数多く輩出したのか。あのころに比べれば今のアメリカはもっと発展したが、オレが顔合わせなければならない政治家連中なんてみんな2流のやつらばっかりだ...」

これにVidalが

「時間の問題だよ」

と答えるシーンには笑わさせられた。

たしかに昔の人たちには、ぶら下がって取材している記者もいなければ、テレビの取材もなし。冬の農閑期には家に閉じこもり、じっくりと時間をかけて政敵を攻撃するパンッフレットを書いたり、盟友に手紙を書いたりしていたわけだ。

こんど時間があるときに「The Federalist Papers」でも読んでみよう。
Gore

yutethebeaute999 at 05:28│Comments(0)TrackBack(0)かため 

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