2004年11月07日

万乗の国には...

管仲は中国春秋時代、斉の桓公を補佐してこれを覇者と成らしめた人物です。桓公が葵丘に会盟して覇者となったのが紀元前651年。管仲が没したのが紀元前645年です。斉の国(今の山東省あたり)のお家騒動では当初桓公の敵方に組していた管仲ですが、かつての親友、鮑叔の命乞いで生きながらえ、その後桓公をよく補佐して斉の富国強兵策を進めました。

管仲の著作とされる「管子」の中で、管仲は桓公との会話で次の言葉を述べています。

「万乗の国には必ず万金の賈(商人)あり。千乗の国には必ず千金の賈あり。百乗の国には必ず百金の賈あり。君の頼るところにあらざるなり。君の与うるところなり。」

戦車一万台を抱える強国には、必ず万金の資力を持つ豪商がおり、戦車千台の国には千金の富を持つ富商がいる。主君たるものはそれらの商人に税を課すことにより国を富ますことを考えてはいけない。主君の政治が優れていて、国がよく治まっているからこそ商人たちはその国にやって来て、国をさらに富ませるのだ、と。

2500年以上前の政治家の言葉ですが、現代に通じるというのも野暮なほどの真理を述べていますね。

必要な改革を先送りして自らの尻拭いのための増税策や、利権確保のための規制案ばかり上奏するどこかの国の役人どもに聞かせてやりたいと思うのは私だけではないでしょう。

yutethebeaute999 at 23:05│Comments(0)TrackBack(0)中華麺 

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