Yutzめでございます。
あのー、私、Yutzと名乗っておりますが、
もちろん意味を分かっていて、面白がって使っています。
どうやらイディッシュ語でYutzとは「バカ者」という意味だそうで。
ニューヨークなどに住むアメリカのユダヤ人も
スラングとして使うようでして、
まあ、気に入って使っています。



この「バカ者」のたわ言も、だいぶ長くなりました。
facebookではあまり本音や暴言は言えないので、
このブログ、捌け口として使っています。



北朝鮮情勢も膠着状態で、最近は北朝鮮がミサイルを発射しても、
あまり話題にしなくなってきました。
ミサイルの衝撃もデフレ状態で、珍しくもなんともなく、
日本に落ちてくる危険性もないようなので、
撃てば撃つほどナメられる結果になっているようです。
そこら辺は金正恩も考えた方がいいと思います。



最近は、加計学園(岡山理科大学)の獣医学部設置に関する、
スキャンダルなのかどうなのか分からない問題の方が
世間を賑わせています。

私はなにしろ、「角栄軍団」の籠担ぎの子として育ったものですから、
政治に対する見方が若干斜めになっています。
「ワイロ、便宜供与はOK、ただし、それ以上の結果を社会にもたらすなら」
と考えています。
キレイで役立たずの政治家より、汚くても役に立つ政治家の方がマシ、
田中角栄はそんな政治家だったでしょう。
安倍首相が尊敬するお祖父様、岸信介は田中角栄が嫌いでしたけどね。

田舎モンの視点から、そもそものところから見ると、
こんなできごとではないかと推察されます。
こういう本質の話をマスコミは伝えているのでしょうか。

都道府県別の農業生産額を調べると、こうなるようです。
1位・北海道、2位・茨城県、3位・千葉県、4位・鹿児島県、5位・宮崎県、
6位・愛知県…。
これを見ると、一つは大都市近郊農業の利益が大きいようです。
「今朝とれたトマトですよ」とすぐにスーパーの店頭に並べられます。
もう一つは、畜産業の利益が大きいことが分かります。
北海道の乳製品、鹿児島・宮崎の牛肉や豚肉、などです。
これらの県は上手なマーケティングでブランド化に成功し、
大きな利益を上げているようなのです。
しかし、畜産業に参入するにはハードルがかなり高く、
ブランド化は容易ではありません。
まず、初期の設備投資がかなり大きいこと、
それと、安定した品質で大量に生産できることです。
健康な家畜から美味しいお肉がとれるわけですから、
畜産ビジネスの成功には獣医さんの協力は欠かせない、ということになります。

その、岡山理科大学が獣医学部を設置しようとしている愛媛県今治市は、
畜産業が盛んなところ、というわけではありません。
四国は全体的に畜産業は振わず、そのせいなのか農業生産額も大きくありません。
愛媛県もいつまでもポンジュースでやっていけるのか、
という問題を抱えていたと考えられます。
しかし、地方では特に顕著ですが、獣医師不足が深刻なようで、
これが畜産業への新規参入の大きな壁になっているようなのです。
調べてみますと、獣医師が最も多いのは東京都なのだそうです。
これはつまり、獣医師の資格を持つ人たちが
畜産業のサポート役としての獣医師という道を選ばず、
都市住民のペットの医者になる道を選んでいるようなのです。
畜産業のサポート役としての獣医師は、
例えば鳥インフルエンザなんかが起こったらてんてこ舞いで、
ハードな仕事が若者に嫌われているようなのです。
地方では畜産業振興のために公務員としての獣医師を雇っていますが、
なり手はそれほど多くありません。

そこで、地方としてはなんとかして獣医師を確保しようと、
獣医学部の設置を強く望んでいた、と考えられます。
これは獣医学部を設置したい側の考えです。
加計学園が、というよりむしろ愛媛県が主体的に動いていたようです。

大学の学部の設置の許認可権限を持つのは文科省ですが、
文科省はまた別の視点で見ていたと思います。
獣医学部は実験農場など、設備に多くの予算が必要で、
教育関係予算が切り詰められている現状では運営が難しくなってきています。
国立大学でも、単独で獣医学部をやっていくのは難しく、
多くは「共同獣医学部」という形をとっています。
鹿児島大学は山口大学と共同で、といった感じです。
少子化、特に地方での若者の減少という時代に、
学生が集まるか微妙な地方大学の獣医学部設置には慎重にならざるを得ない、
という判断が文科省にはあったと思われます。
もし、運営に失敗し、実験農場は荒れ果て、牛舎の牛が瀕死で放置、
なんて問題が起こったりしたら、
「なんでそんな杜撰な運営計画の学校を認可したんだ」と非難されるのは
許認可権を持つ文科省です。
文科省は文科省で、設置申請を却下する理由があったと思います。

ただし、これが問題なのですが、その論理は、
新規参入を阻みたい日本獣医師会、その意向を受けた農水省の
既得権益を守るための不当な理屈として用いられていた形跡があるようです。
これまで農水省は「獣医師は足りている」と主張していて、
獣医学部の新設にずっと反対してきましたから。

獣医師を確保したい地方の強い要望、
運営が難しいとみて、設置申請を却下する文科省、
この間に立つのが政治家です。

ここのところ、政治の大きな流れの中で、
「官から民へ」というのがあります。
役人は国民が選んだのではありませんが、政治家は国民が選んだものです。
ですから、役人と政治家の意見が対立したら、政治家の意向を優先する、
という考えです。
そうすれば、政治主導によって、新しい進展を拒否する抵抗勢力と、
その代弁者となっている役人の否定的な態度を崩すことができます。
「岩盤規制」と言われる様々な役人の壁を取り除こうというスローガンです。
そこで、獣医学部の新設に抵抗する文科省の役人を黙らせるため、
安倍首相なのか誰なのかが政治的な圧力を行使した、
それによって獣医学部の設置が認められた、というわけです。

ここは分からないのですが、
文科省が行政のプロとして加計学園の経営見通しの甘さを指摘し、
正当に却下しようとしていたのか、
あるいは既得権益の代弁者として不当に新規参入を阻もうとしていたのかは
分かりません。
それに加計学園の方も、獣医師不足に悩む地方の声を受けて
役人の規制の壁に挑戦したのか、
あるいは甘い見通しの運営計画のまま、知り合いの政治家の力を借りて
ゴリ押ししたのかは分かりません。
これを調べて、情報を公開し、国民に判断を委ねるのは
メディアの仕事なのだろうと思いますが、
メディアはこの国民と政治家と役人はどのような関係であるべきかという
問題提起をせず、
何やら胡散臭い人物らを担ぎだしたりして、
安倍首相が関わったとの疑惑があるスキャンダルとして扱おうとしています。
安倍首相が個人的に親しい加計学園の理事長から何かの便宜供与を受け、
それに対する見返りとして獣医学部の認可を文科省に出させた、みたいな
在り来たりの政界と業界の癒着スキャンダルと、
メディアは認識しているようです。

この事件の裏には、この国の行政システムに関わる重大な問題が潜んでいる
にもかかわらず、メディアは気づいていないようなんです。

もちろん、役人が既得権益を持つ勢力と手を組み、
進歩を妨げるのも問題ですが、
政治主導を掲げ、役人たちの判断を軽んじるのも問題です。
何のためにお役所は有能な人材を集めているのでしょうか。
こういうことをもっと論じ合って欲しいものです。



それから、
最近思ひ出したのですが、私、そもそもかなり強固な保守派でした。
現代假名遣ひ、常用漢字表は認めない、と考へてゐました。
まあ、20代の頃は尖ってゐましたので、さうだったんですが、
今はかなり丸くなりました。
いや、本来言語とは、舊くからの知惠の傳承と云ふ役割もありますから、
假名遣ひも時代に合はせるのではなく、
古代の表記と現代の表記との折衷が最も望ましいと考へてゐたのです。
もちろん、その考へは今も変はりませんが、
このITの時勢、何しろ書きにくい、と云ふこともありまして、
現代假名遣ひ、常用漢字表に合はせてしまってゐるわけです。

で、例へば、上に書いてゐますように、
歴史的假名遣ひでは、促音も「つ」と大きく書いてゐましたが、
「つ」と「っ」はやはり別の音韻であるし、
「っ」を使った方が合理的ですので、
この場合は現代假名遣ひを採用、のように、
私の考へで假名遣ひの規則を作り、讀み書きの新しい規則を
提案してみたいと思ったりするわけです。
まあでも、私一人でやってみて、「Yutz假名遣ひ」が無理なく使へたら、
それでいいんですけどね。
ってかやっぱり、書くのに時間がかかるんで、
不便かなあ…。



ではまた。