2007年07月30日
7月22日6時1分配信 時事通信
*サークルKサンクス <3337> は21日、中国産うなぎを使用する期間限定商品「炭火焼うなぎ蒲焼重」(850円)について、第三者機関による検査の結果、安全性が確認されたため、同日から予約受け付けを再開したと発表した。通常販売も26日から再開する。
*サークルKサンクス <3337> は21日、中国産うなぎを使用する期間限定商品「炭火焼うなぎ蒲焼重」(850円)について、第三者機関による検査の結果、安全性が確認されたため、同日から予約受け付けを再開したと発表した。通常販売も26日から再開する。
(11:36)
2007年07月28日
7月22日10時16分配信 デイリースポーツ
オシム・ジャパン、死闘を制す-。サッカーアジアカップ準々決勝(21日、ベトナム・ハノイ)。3連覇と史上初の4度目の優勝を狙う日本は準々決勝で昨年のW杯ベスト16のオーストラリアと対戦し、PK戦の末、守護神・川口能活(31)=磐田=の活躍で、準決勝進出1番乗りを果たした。日本は06年6月のW杯1次リーグ初戦で負けたオーストラリアに雪辱した。今大会好調のFW高原直泰(28)=フランクフルト=が後半27分、今大会4点目となる同点弾を決めた。
PKの神の宿る手が、ハノイの夜空を握り締めた。5人目のキッカー・DF中沢が”ハノイの雪辱”を演出するゴールを決めると、GK川口が力強く両の拳を突き上げた。駆け寄る中沢を抱きとめ、歓喜に酔った。「PKは運なのかもしれない。だけど佑二(中沢)を中心にみんなが頑張っていた。こたえ たいと思った」。06年6月12日・ドイツW杯オーストラリア戦から404日。川口が“カイザースラウテルンの屈辱”を振り払った。
04年のアジア杯中国大会準々決勝ヨルダン戦(7月31日)のPK戦を彷彿とさせる連続スーパーストップだ。相手の1人目はMFキューウェル。川口はコースの甘いシュートを鋭い反応で止めると、圧巻は2本目だ。DFニールがゴール左上に狙い済ましたシュートを読み切り、両手で完璧にセーブ。勝利を確信したように右拳を高々と誇らしげに突き上げた。
18日夜、PK戦で勝つ夢をみた。相手チームもキッカーも分からなかったが、それが正夢になった。「まさか実現するとは」。分析班から相手のPKの癖を聞いてはいたが「深くは考えなかった。なんで止められたのか分からない」。自らが演出した奇跡にため息をついた。
1年前のオーストラリア戦は「結果だけしか思い出せない」という苦い思い出。挽回に燃える一方、17日夜の日本食料理店での決起集会では主将として士気を高め、チームを盛り上げた。
PK嫌いのオシム監督はこの日もロッカールームで吉報を受け「喜んでジャンプしていて天井に頭をぶつけそうになりましたが、なんとか生きています」と喜んだ。オシム日本が誕生して1周年で確かな成長の後を見せ、PKの奇跡を紡いでの3大会連続の準決勝進出だ。「こういう試合を勝っていくことでチームがまとまる」と語った守護神。カタール開催が有力視される11年大会の予選免除が確実になる3位圏内、そしてイランに続く史上2チーム3連覇も目の前だ。
オシム・ジャパン、死闘を制す-。サッカーアジアカップ準々決勝(21日、ベトナム・ハノイ)。3連覇と史上初の4度目の優勝を狙う日本は準々決勝で昨年のW杯ベスト16のオーストラリアと対戦し、PK戦の末、守護神・川口能活(31)=磐田=の活躍で、準決勝進出1番乗りを果たした。日本は06年6月のW杯1次リーグ初戦で負けたオーストラリアに雪辱した。今大会好調のFW高原直泰(28)=フランクフルト=が後半27分、今大会4点目となる同点弾を決めた。
PKの神の宿る手が、ハノイの夜空を握り締めた。5人目のキッカー・DF中沢が”ハノイの雪辱”を演出するゴールを決めると、GK川口が力強く両の拳を突き上げた。駆け寄る中沢を抱きとめ、歓喜に酔った。「PKは運なのかもしれない。だけど佑二(中沢)を中心にみんなが頑張っていた。こたえ たいと思った」。06年6月12日・ドイツW杯オーストラリア戦から404日。川口が“カイザースラウテルンの屈辱”を振り払った。
04年のアジア杯中国大会準々決勝ヨルダン戦(7月31日)のPK戦を彷彿とさせる連続スーパーストップだ。相手の1人目はMFキューウェル。川口はコースの甘いシュートを鋭い反応で止めると、圧巻は2本目だ。DFニールがゴール左上に狙い済ましたシュートを読み切り、両手で完璧にセーブ。勝利を確信したように右拳を高々と誇らしげに突き上げた。
18日夜、PK戦で勝つ夢をみた。相手チームもキッカーも分からなかったが、それが正夢になった。「まさか実現するとは」。分析班から相手のPKの癖を聞いてはいたが「深くは考えなかった。なんで止められたのか分からない」。自らが演出した奇跡にため息をついた。
1年前のオーストラリア戦は「結果だけしか思い出せない」という苦い思い出。挽回に燃える一方、17日夜の日本食料理店での決起集会では主将として士気を高め、チームを盛り上げた。
PK嫌いのオシム監督はこの日もロッカールームで吉報を受け「喜んでジャンプしていて天井に頭をぶつけそうになりましたが、なんとか生きています」と喜んだ。オシム日本が誕生して1周年で確かな成長の後を見せ、PKの奇跡を紡いでの3大会連続の準決勝進出だ。「こういう試合を勝っていくことでチームがまとまる」と語った守護神。カタール開催が有力視される11年大会の予選免除が確実になる3位圏内、そしてイランに続く史上2チーム3連覇も目の前だ。
(11:31)
2007年07月27日
7月22日10時8分配信 デイリースポーツ
ゴルフ世界ジュニア選手権最終Rは20日、米カリフォルニア州サンディエゴ・トーリーパインズGC南C(7186ヤード、パー72)で行われ、石川遼(15)=杉並学院高1年=の世界初挑戦は、この日4オーバー、通算12オーバーで23位に終わったが、最後のロングホールではイーグル締め。見せ場は存分につくって収穫の多い1週間となった。前粟蔵俊太(17)=鹿島学園高2年=は通算11オーバーの19位。女子の部では森田理香子(17)=京都学園高3年=が通算5アンダーで2位、宮里美香(17)=興南高3年=が同4アンダーの4位、森桜子(17)=東北高3年=が同6オーバーの16位。また団体戦は男子が予選落ち。女子は3位という結果だった。
苦しんで、苦しんで、それでもあきらめない姿勢が、最後にガッツポーズと大歓声を呼んだ。石川の18番ロング。2打目、残り222ヤードから3番アイアンでのフルショットは、ピン下2メートルにピタリとつけた。
この日は、1打1打を打つ際に、左胸に刺しゅうされた「TEAM JAPAN」の文字を握り締めた。「この大会に出られなかった他のジュニアの気持ちがこもっている。ここをつかんだら、みんなの『遼ならできるよ』って声が聞こえる気がするんです」。
イーグルパットを前にその刺しゅうを握り締め、ど真ん中から放り込んだ。飛び出したのは、大好きなタイガーばりのガッツポーズだ。
どん欲な15歳は、会心のイーグル以上の収穫も口にした。「技術不足を思い知らされました。このコースから『お前の技術ではまだ早いよ』と言われているような気持ちでプレーしました」という。
さらに飛距離でも、この日一緒にラウンドした韓国、台湾の代表選手は「軽く振って、目一杯の僕より飛ぶ」と分析。「これから自分の飛距離のことで騒いで欲しくないですね」と世界のレベルの高さを痛感したが、それがうれしくもあった。
来年は、同じコースで全米オープンが開かれる。もちろん世界ジュニアもある。石川にはどちらにも出場できる可能性はあるが、乗り越えるべき課題は山ほど見つかった。
「全米が世界ジュニアの“練習ラウンド”になったら、カッコイイですね」と冗談交じりの声が弾んだ。まずはこの経験を手土産に、国内の試合で成長ぶりを報告する。
ゴルフ世界ジュニア選手権最終Rは20日、米カリフォルニア州サンディエゴ・トーリーパインズGC南C(7186ヤード、パー72)で行われ、石川遼(15)=杉並学院高1年=の世界初挑戦は、この日4オーバー、通算12オーバーで23位に終わったが、最後のロングホールではイーグル締め。見せ場は存分につくって収穫の多い1週間となった。前粟蔵俊太(17)=鹿島学園高2年=は通算11オーバーの19位。女子の部では森田理香子(17)=京都学園高3年=が通算5アンダーで2位、宮里美香(17)=興南高3年=が同4アンダーの4位、森桜子(17)=東北高3年=が同6オーバーの16位。また団体戦は男子が予選落ち。女子は3位という結果だった。
苦しんで、苦しんで、それでもあきらめない姿勢が、最後にガッツポーズと大歓声を呼んだ。石川の18番ロング。2打目、残り222ヤードから3番アイアンでのフルショットは、ピン下2メートルにピタリとつけた。
この日は、1打1打を打つ際に、左胸に刺しゅうされた「TEAM JAPAN」の文字を握り締めた。「この大会に出られなかった他のジュニアの気持ちがこもっている。ここをつかんだら、みんなの『遼ならできるよ』って声が聞こえる気がするんです」。
イーグルパットを前にその刺しゅうを握り締め、ど真ん中から放り込んだ。飛び出したのは、大好きなタイガーばりのガッツポーズだ。
どん欲な15歳は、会心のイーグル以上の収穫も口にした。「技術不足を思い知らされました。このコースから『お前の技術ではまだ早いよ』と言われているような気持ちでプレーしました」という。
さらに飛距離でも、この日一緒にラウンドした韓国、台湾の代表選手は「軽く振って、目一杯の僕より飛ぶ」と分析。「これから自分の飛距離のことで騒いで欲しくないですね」と世界のレベルの高さを痛感したが、それがうれしくもあった。
来年は、同じコースで全米オープンが開かれる。もちろん世界ジュニアもある。石川にはどちらにも出場できる可能性はあるが、乗り越えるべき課題は山ほど見つかった。
「全米が世界ジュニアの“練習ラウンド”になったら、カッコイイですね」と冗談交じりの声が弾んだ。まずはこの経験を手土産に、国内の試合で成長ぶりを報告する。
(11:32)
2007年07月26日
7月25日22時10分配信 産経新聞
【イスラマバード=佐藤貴生】アフガニスタンで韓国人男女23人が拉致された事件で、イスラム原理主義勢力タリバンの報道官とされる人物は25日、人質の男性1人を殺害したと述べた。ロイター通信などが報じた。一方、韓国の聯合ニュースは25日夕、韓国政府消息筋の話として、8人が解放され、安全な場所に移動中だと報じた。いずれも確認されておらず、情報が錯綜している。
タリバンの報道官とされる人物は25日、フランス通信(AFP)に、「交渉の期限はすでに過ぎた。午後2時までに進展がなければ韓国人のうち数人を殺害する」と述べた。また、「アフガン政府は交渉に誠実に臨んでいない。(8人の韓国人との)交換のため、8人のタリバン受刑者のリストを渡したのに、ぞんざいに扱っている」とカルザイ政権を批判した。
アフガン政府の交渉団幹部は、タリバン側が提示したリストを受け取ったことは認めた上で、「受刑者8人の釈放の可能性について検討しているが、いつになるかは分からない」としている。
アフガン政府は3月、拉致されたイタリア人記者の解放のためにタリバン受刑者5人を釈放したが、米欧からの批判を受け、「これ以上は取引に応じない」との姿勢を示していた。
【イスラマバード=佐藤貴生】アフガニスタンで韓国人男女23人が拉致された事件で、イスラム原理主義勢力タリバンの報道官とされる人物は25日、人質の男性1人を殺害したと述べた。ロイター通信などが報じた。一方、韓国の聯合ニュースは25日夕、韓国政府消息筋の話として、8人が解放され、安全な場所に移動中だと報じた。いずれも確認されておらず、情報が錯綜している。
タリバンの報道官とされる人物は25日、フランス通信(AFP)に、「交渉の期限はすでに過ぎた。午後2時までに進展がなければ韓国人のうち数人を殺害する」と述べた。また、「アフガン政府は交渉に誠実に臨んでいない。(8人の韓国人との)交換のため、8人のタリバン受刑者のリストを渡したのに、ぞんざいに扱っている」とカルザイ政権を批判した。
アフガン政府の交渉団幹部は、タリバン側が提示したリストを受け取ったことは認めた上で、「受刑者8人の釈放の可能性について検討しているが、いつになるかは分からない」としている。
アフガン政府は3月、拉致されたイタリア人記者の解放のためにタリバン受刑者5人を釈放したが、米欧からの批判を受け、「これ以上は取引に応じない」との姿勢を示していた。
(23:26)
2007年07月25日
7月25日19時26分配信 毎日新聞
今年4月から今月にかけて、東京都八王子市の無職男性(73)が息子を装った男から計約5000万円をだまし取られる振り込め詐欺の被害にあったことが分かった。警視庁によると、1人の被害額としては都内で過去最悪。全国では福井県の会社員が05〜06年に1億5500万円を詐取されたケースがある。
八王子署によると、4月1日午前9時ごろ、男性宅に会社員の長男を名乗る男から電話があり、「石油の先物相場で損をした。友人に借金しており今日中に返済しないといけない」と迫った。男性が指定された銀行口座に100万円を振り込むと、その後も「実はもっと借金がある」との電話が続いた。男性はその度に退職金や預金から100万〜300万円を振り込み、31回で計4977万円を詐取されたという。
不審に思った男性が今月21日になって長男に確認し、被害が発覚した。男性は「長男が困っていると聞いて親として助けたかった。長男からの電話と思いこんでいた」と話しているという。
一方、杉並区内では今月17〜23日の間、長男を名乗る男からの電話で50歳代の女性が計1100万円を詐取される被害が出ている。【石丸整】
今年4月から今月にかけて、東京都八王子市の無職男性(73)が息子を装った男から計約5000万円をだまし取られる振り込め詐欺の被害にあったことが分かった。警視庁によると、1人の被害額としては都内で過去最悪。全国では福井県の会社員が05〜06年に1億5500万円を詐取されたケースがある。
八王子署によると、4月1日午前9時ごろ、男性宅に会社員の長男を名乗る男から電話があり、「石油の先物相場で損をした。友人に借金しており今日中に返済しないといけない」と迫った。男性が指定された銀行口座に100万円を振り込むと、その後も「実はもっと借金がある」との電話が続いた。男性はその度に退職金や預金から100万〜300万円を振り込み、31回で計4977万円を詐取されたという。
不審に思った男性が今月21日になって長男に確認し、被害が発覚した。男性は「長男が困っていると聞いて親として助けたかった。長男からの電話と思いこんでいた」と話しているという。
一方、杉並区内では今月17〜23日の間、長男を名乗る男からの電話で50歳代の女性が計1100万円を詐取される被害が出ている。【石丸整】
(23:47)
7月25日23時34分配信 読売新聞
サッカーのアジアカップは25日、準決勝の2試合が行われ、3連覇を目指す日本はハノイでサウジアラビアと対戦。前半を1―1で折り返したが、後半開始直後、2―1と勝ち越しを許した。
35分に先制を許した日本はその2分後、左CKをDF中沢(横浜M)が頭で押し込んで同点に追いついた。しかし、47分、右クロスをFWハサウィに頭で押しこまれた。
これに先立ち、準決勝のもう1試合がクアラルンプールであり、イラクがPK戦の末に韓国を下した。決勝は29日にジャカルタで、3位決定戦は28日にパレンバン(インドネシア)で行われる。
サッカーのアジアカップは25日、準決勝の2試合が行われ、3連覇を目指す日本はハノイでサウジアラビアと対戦。前半を1―1で折り返したが、後半開始直後、2―1と勝ち越しを許した。
35分に先制を許した日本はその2分後、左CKをDF中沢(横浜M)が頭で押し込んで同点に追いついた。しかし、47分、右クロスをFWハサウィに頭で押しこまれた。
これに先立ち、準決勝のもう1試合がクアラルンプールであり、イラクがPK戦の末に韓国を下した。決勝は29日にジャカルタで、3位決定戦は28日にパレンバン(インドネシア)で行われる。
(20:28)
7月22日9時57分配信 日刊スポーツ
5人目のDF中沢が決めPK戦を制すと、GK川口は両手を上げ最高の笑顔
<アジア杯:日本1−1(PK4−3)オーストラリア>◇21日◇準々決勝◇ハノイ
【ハノイ=21日】 日本には、この男がいた!! 日本代表の守護神・川口能活(31=磐田)が、アジア4強への扉をこじ開けた。悪夢の逆転負けを喫した昨年のW杯ドイツ大会以来の対戦となった、オーストラリア代表との準々決勝。延長戦を終えても1−1で決着がつかず、もつれ込んだPK戦で、GK川口が2本連続で止めた。3年前に制したアジア杯と同じ神懸かり的なセーブで、W杯での屈辱を晴らすとともに、オシムジャパンをベスト4へ導いた。
夢にまで見た光景が、目の前に広がった。PK戦を締めくくったDF中沢が、満面の笑みで自分を目掛けて飛んでくる。川口は、全身でそれを受け止めると、日本代表選手たちの山に埋もれ、あっという間に見えなくなった。みんなの体重が重い、痛い。でも、そんなうれしい苦痛が、勝利の何よりの証しだった。
後半24分に先制されたが、3分後にFW高原が同点弾を決めた。同31分には相手に退場者が出たが、延長戦の前後半を終えても、1−1のまま。迎えたPK戦は、望むところだった。1人目のキューウェルを左に飛んでストップ。2人目のニールは、右に動いて右手ではじいた。日本は5人中4人が決めた。キックオフから約2時間40分。死闘にケリがついた。
「佑二を中心に守備陣が頑張っていて、タカ(高原)も同点ゴールを決めてくれて、みんなの頑張りを無駄にしたくなかった。PK戦は運もあるけど、GKの責任もある。みんなの頑張りを無駄にしたくなかった」。仲間の奮闘を2、3度言葉にして繰り返し、感謝した。「情報も大切だけど、その場の空気も大事。うまく駆け引きできた。何で止められたかは、分かりません」。
18日の夜、夢を見た。その中で、自分がPKを止めていた。「まさか(現実に)なるとは思いませんでした」。決戦にかける思いが、睡眠中も頭をよぎったのかもしれない。昨年のW杯初戦のオーストラリア戦。相手スローインに飛び出したもののボールに触れず、同点ゴールを献上。そんな自らのミスもあって逆転負けを喫した。「悔しさを晴らすチャンス」と言って臨んだ試合で、リベンジを果たした。
3年前のアジア杯中国大会。あの時も、同じ準々決勝のヨルダン戦で、PK戦を制した。スコアは1−1、2本止めたことまでまったく同じ。だが、自分の立場が違う。今回は主将として乗り込んだ。最初の公式会見では、ぎこちないながらも英語で質疑応答した。ピッチの内外で、31歳の守護神は責任を果たしていた。
「こういう試合をものにすると、チームは結束を高める。積み重ねが、こういう結果を生むんです。まだ2試合ある。今日はいいですけど、また明日から準決勝に向けて準備します」。ドーピング検査と取材対応で遅れ、最後にチームバスに乗り込むと、笑顔で迎えられた。オシム監督が「最も困難な試合」と評した一戦を乗り越え、アジアの頂点が見えてきた。【佐々木一郎】
5人目のDF中沢が決めPK戦を制すと、GK川口は両手を上げ最高の笑顔
<アジア杯:日本1−1(PK4−3)オーストラリア>◇21日◇準々決勝◇ハノイ
【ハノイ=21日】 日本には、この男がいた!! 日本代表の守護神・川口能活(31=磐田)が、アジア4強への扉をこじ開けた。悪夢の逆転負けを喫した昨年のW杯ドイツ大会以来の対戦となった、オーストラリア代表との準々決勝。延長戦を終えても1−1で決着がつかず、もつれ込んだPK戦で、GK川口が2本連続で止めた。3年前に制したアジア杯と同じ神懸かり的なセーブで、W杯での屈辱を晴らすとともに、オシムジャパンをベスト4へ導いた。
夢にまで見た光景が、目の前に広がった。PK戦を締めくくったDF中沢が、満面の笑みで自分を目掛けて飛んでくる。川口は、全身でそれを受け止めると、日本代表選手たちの山に埋もれ、あっという間に見えなくなった。みんなの体重が重い、痛い。でも、そんなうれしい苦痛が、勝利の何よりの証しだった。
後半24分に先制されたが、3分後にFW高原が同点弾を決めた。同31分には相手に退場者が出たが、延長戦の前後半を終えても、1−1のまま。迎えたPK戦は、望むところだった。1人目のキューウェルを左に飛んでストップ。2人目のニールは、右に動いて右手ではじいた。日本は5人中4人が決めた。キックオフから約2時間40分。死闘にケリがついた。
「佑二を中心に守備陣が頑張っていて、タカ(高原)も同点ゴールを決めてくれて、みんなの頑張りを無駄にしたくなかった。PK戦は運もあるけど、GKの責任もある。みんなの頑張りを無駄にしたくなかった」。仲間の奮闘を2、3度言葉にして繰り返し、感謝した。「情報も大切だけど、その場の空気も大事。うまく駆け引きできた。何で止められたかは、分かりません」。
18日の夜、夢を見た。その中で、自分がPKを止めていた。「まさか(現実に)なるとは思いませんでした」。決戦にかける思いが、睡眠中も頭をよぎったのかもしれない。昨年のW杯初戦のオーストラリア戦。相手スローインに飛び出したもののボールに触れず、同点ゴールを献上。そんな自らのミスもあって逆転負けを喫した。「悔しさを晴らすチャンス」と言って臨んだ試合で、リベンジを果たした。
3年前のアジア杯中国大会。あの時も、同じ準々決勝のヨルダン戦で、PK戦を制した。スコアは1−1、2本止めたことまでまったく同じ。だが、自分の立場が違う。今回は主将として乗り込んだ。最初の公式会見では、ぎこちないながらも英語で質疑応答した。ピッチの内外で、31歳の守護神は責任を果たしていた。
「こういう試合をものにすると、チームは結束を高める。積み重ねが、こういう結果を生むんです。まだ2試合ある。今日はいいですけど、また明日から準決勝に向けて準備します」。ドーピング検査と取材対応で遅れ、最後にチームバスに乗り込むと、笑顔で迎えられた。オシム監督が「最も困難な試合」と評した一戦を乗り越え、アジアの頂点が見えてきた。【佐々木一郎】
(11:29)
2007年07月24日
7月22日9時0分配信 時事通信
【カーヌスティ(英国)21日時事】男子ゴルフの今季メジャー第3戦、第136回全英オープン選手権第3日は21日、当地のカーヌスティ・リンクス(7421ヤード、パー71)で第3ラウンドが行われ、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が68と伸ばし、通算9アンダーの204で初日からの単独首位を守り、メジャー初制覇に前進した。
コース記録に並ぶ64で回ったスティーブ・ストリッカー(米国)が3打差の2位に浮上。タイガー・ウッズ(米国)はこの日69で、首位に8打差の通算1アンダー、15位。51年ぶりの大会3連覇は厳しくなった。
日本勢でただ一人予選を通過した谷口徹は3バーディー、1ダブルボギー、6ボギーの76と崩れ、通算7オーバーで62位に後退した。
首位に6打差の通算3アンダーの3位には、昨年準優勝のクリス・ディマルコ(米国)、崔京周(韓国)、アーニー・エルス(南アフリカ)ら7人が並んだ。
【カーヌスティ(英国)21日時事】男子ゴルフの今季メジャー第3戦、第136回全英オープン選手権第3日は21日、当地のカーヌスティ・リンクス(7421ヤード、パー71)で第3ラウンドが行われ、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が68と伸ばし、通算9アンダーの204で初日からの単独首位を守り、メジャー初制覇に前進した。
コース記録に並ぶ64で回ったスティーブ・ストリッカー(米国)が3打差の2位に浮上。タイガー・ウッズ(米国)はこの日69で、首位に8打差の通算1アンダー、15位。51年ぶりの大会3連覇は厳しくなった。
日本勢でただ一人予選を通過した谷口徹は3バーディー、1ダブルボギー、6ボギーの76と崩れ、通算7オーバーで62位に後退した。
首位に6打差の通算3アンダーの3位には、昨年準優勝のクリス・ディマルコ(米国)、崔京周(韓国)、アーニー・エルス(南アフリカ)ら7人が並んだ。
(11:26)
2007年07月23日
7月22日9時39分配信 読売新聞
新潟県中越沖地震で工場が被災した自動車部品メーカー、リケンからの供給が止まっている問題で21日、トヨタ自動車は国内全工場の生産を24日にも再開する方針を明らかにした。
週明け23日の操業再開は見送るが、リケン工場の復旧が予定通り進めば、現在確保している在庫部品と合わせて、早ければ24日から生産の再開が可能との判断が強まった。
トヨタの19日夕からの休止による生産計画の遅れは約4万6000台分に拡大する見通しで、リケンの工場被災は一時、大手自動車メーカー12社が生産の一部もしくは全部を休止する事態となったが、順次解決に向かう見通しとなった。被災したリケン柏崎事業所(新潟県柏崎市)では21日、洗浄などに必要な水道が復旧し、停止した都市ガスに代わるプロパンガスの設置も進んでいる。リケンの広報担当者によると、23日から順次、部品の生産を再開できる見通しという。
新潟県中越沖地震で工場が被災した自動車部品メーカー、リケンからの供給が止まっている問題で21日、トヨタ自動車は国内全工場の生産を24日にも再開する方針を明らかにした。
週明け23日の操業再開は見送るが、リケン工場の復旧が予定通り進めば、現在確保している在庫部品と合わせて、早ければ24日から生産の再開が可能との判断が強まった。
トヨタの19日夕からの休止による生産計画の遅れは約4万6000台分に拡大する見通しで、リケンの工場被災は一時、大手自動車メーカー12社が生産の一部もしくは全部を休止する事態となったが、順次解決に向かう見通しとなった。被災したリケン柏崎事業所(新潟県柏崎市)では21日、洗浄などに必要な水道が復旧し、停止した都市ガスに代わるプロパンガスの設置も進んでいる。リケンの広報担当者によると、23日から順次、部品の生産を再開できる見通しという。
(11:25)
2007年07月22日
7月21日13時28分配信 産経新聞
新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の停止を受け、東京電力は20日、当面の電力需給計画を経済産業省に報告し、他電力会社からの電力融通など追加供給により夏場の需要に対応できる、との見通しを示した。だが、8月中旬以降には、最大需要に対する供給余力(予備力)が1%を切る水準。電力の供給調整に企業側から困惑の声もあがり、夏の電力供給は綱渡りの状況だ。
東京電力では、福島第1原子力発電所の定期点検の繰り延べにより最大138万キロワットを確保したほか、他電力からの電力供給(135万キロワット)、工場などの自家発電の余剰電力購入(約70万キロワット)などにより、8月平均で6214万キロワットが確保ができたと説明する。
ただ、福島第1原発3号機は8月下旬に停止するほか、お盆休み明けの8月18日以降は電力需要も増加。8月25日からの1週間は最大6110万キロワットの電力需要に対し、供給は6170万キロワットに留まり予備力は0・9%とギリギリの水準だ。
勝俣恒久社長は「どうしても不足した場合は、(電力需要に応じて供給を減らせる)随時調整契約で100万キロワット余裕がある。これを使いたい」と打ち明けた。随時調整契約を結んでいるのは大規模工場など産業用を中心に約800件。猛暑による電力不足で平成2年に行われた例がある。
しかし、景気回復でフル稼働を続ける企業側の反応は複雑だ。住友化学千葉工場では、需給調整契約によって電力供給が減らされれば「操業調整で対応するしかない」(幹部)と危機感を強める。大手鉄鋼メーカーも「節電を求められても、高炉は止められない。各社の生産計画に踏み込む対応は難しいのではないか」と懸念を示す。
甘利明経済産業相は「猛暑の可能性もあり、可能な限りの電力節減が重要」と電力供給への懸念を示す。信頼回復には一層の供給力確保が求められそうだ。
新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の停止を受け、東京電力は20日、当面の電力需給計画を経済産業省に報告し、他電力会社からの電力融通など追加供給により夏場の需要に対応できる、との見通しを示した。だが、8月中旬以降には、最大需要に対する供給余力(予備力)が1%を切る水準。電力の供給調整に企業側から困惑の声もあがり、夏の電力供給は綱渡りの状況だ。
東京電力では、福島第1原子力発電所の定期点検の繰り延べにより最大138万キロワットを確保したほか、他電力からの電力供給(135万キロワット)、工場などの自家発電の余剰電力購入(約70万キロワット)などにより、8月平均で6214万キロワットが確保ができたと説明する。
ただ、福島第1原発3号機は8月下旬に停止するほか、お盆休み明けの8月18日以降は電力需要も増加。8月25日からの1週間は最大6110万キロワットの電力需要に対し、供給は6170万キロワットに留まり予備力は0・9%とギリギリの水準だ。
勝俣恒久社長は「どうしても不足した場合は、(電力需要に応じて供給を減らせる)随時調整契約で100万キロワット余裕がある。これを使いたい」と打ち明けた。随時調整契約を結んでいるのは大規模工場など産業用を中心に約800件。猛暑による電力不足で平成2年に行われた例がある。
しかし、景気回復でフル稼働を続ける企業側の反応は複雑だ。住友化学千葉工場では、需給調整契約によって電力供給が減らされれば「操業調整で対応するしかない」(幹部)と危機感を強める。大手鉄鋼メーカーも「節電を求められても、高炉は止められない。各社の生産計画に踏み込む対応は難しいのではないか」と懸念を示す。
甘利明経済産業相は「猛暑の可能性もあり、可能な限りの電力節減が重要」と電力供給への懸念を示す。信頼回復には一層の供給力確保が求められそうだ。
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