俺のキャパは限界だ
眠りたいんだ早く
涙が止まらないのは
酒を飲みつづけているせいだと
決めつけたいんだ
こんなに名演なんだもの
泣けるのは当たり前だ
しかし俺は
余計なことで泣いてる
無力を
このことが許せない
空気は汚されてしまったというのに
構わずいい匂いをさせてくれる
それがまた
俺を泣かせて止まらない
緊急事態の真ん中にいる緊張感はスリリングだ
しかしそれに興奮していられる時期は
もう過ぎた
この神経はそこまで太くないらしい
涙が止まらない
しかし
俺は
独りで
まず立たなくてはならない
そうでなくては
歩くことはできないのだ
薬よ
早く効いてくれ
俺は早く眠りたいんだ
一晩中唄った
最高の曲を
あのスターは天才だから
これは当たり前なのだが
最高の音楽は
なにもかもの
蓋を剥ぐんだ
俺はその潮流に
殺されそうだ
自分の足で立たなくては
この生き地獄を打開する
何か
俺が出来る手段を手に入れなければ
正直俺は今すぐ終わって構わない
世界が俺独りならば
悩むこともないだろう
しかしこの
許されないことを平然と通している人の成れの果てを
どうしても
許せない
闘う手立てがほしい
こんなに脆弱な
真実を知るほどに弱っていく
情けないハートでは
闘えない
しかし
これが俺なのだろう
ならば
それでも闘うための
手筈を見つけなければ
早く
そして