yuukurihara official blog

唄うたい、ラジオDJの栗原優です。 ライブ・ラジオ情報、また、脱原発に向けての記事をupしていきます。

December 2017


本日26日と明後日28日、で今年の箱ライブは締めとなります。
来年も、少し先の2月ですが、早速、
気合いを入れまくらないと太刀打ちできないライブが
既に2本決まっています。
引き続き頑張ります、よかったらいつでもお越しください。

2017.12.26.(tue)
◎栗原優 ソロにて出演。
於 高円寺 Fourth Floor
「2017 怒濤の師走~Acoustic編」
19:00 open 19:30 start
1500yen+1drink(500yen)
出演:浦邉力、栗原優、Izumi Gunji、yasu
高円寺 Fourth Floor↓
http://fourthfloor.jp/


2017.12.28.(thu)
◎阿呆船(-1)(鈴木峻(vo, sax, gt)、栗原優(dr, vo))にて出演。
於 阿佐ヶ谷 天
「阿呆船企画」
19:00 open 19:30 start
1000 yen + order
出演:阿呆船、SADA、ワッキーさんとあなるちゃん
阿佐ヶ谷 天↓
http://asagaya-ten.com/
https://www.facebook.com/Asagaya- %E5%A4%A9-955837967782429/


2018.2.6.(tue)
◎栗原優ソロにて出演。
於 西荻窪 PITBAR
"KING INK" vol.1
19:00 open 20:00 start
¥1.000- no drinkcharge 投げ銭
出演:西晃津、北神祐輔、林明日香、栗原優
西荻窪 PITBAR↓
https://ameblo.jp/pitbar/
s-20180206



2018.2.17.(sat)
◎栗原優ソロ(+guest 鈴木峻)にて出演。
於 阿佐ヶ谷 Yellow Vision
YOSHIAKI presents "Unchained Songs" vol.4
19:30 -
¥1500 +Drink
出演:高橋よしあき、小池真司、栗原優
additional guest 鈴木峻 (sax)
阿佐ヶ谷 Yellow Vision↓
http://www.yellowvision.jp/
s-20180217



no nukes
no war
love peace and music
yuukurihara



23日、佐藤栄記監督の作品、
『CHASE!~消された群像~』、
『はな子さんからのメッセージ ~こどくな象と白い鮭の一生~』
を観て参りました。

今回も、僕にとって、強烈な体験となりました。
まだ観られていない方には是非、次の上映の機会に、
観ていただきたいと、心から思います。


感想を書かせていただく前に、
すこし自分のことをお話します。
『動物園の檻を全部壊して動物を逃がしたい』
これは僕が、確か中学生の時に文集に書いた言葉です。

その後も、その為に具体的に何かしてきたかというと、
そうではありませんが、
いまも、基本的にはこの気持ちは変わっていません。

僕の理想は・・
動物を一切殺さない、
動物を食べない、
自然を壊さない、
誰かが楽になる為に、誰かが犠牲になるのは許せない、
・・etc

・・できていないことだらけです。

そして、これらの理想に対して、僕は、0か100か、という考え方を
しがちなところがあります。
自分が全てを背負いこみ、成し遂げるか、
もしくは、そうしたくても出来ずに絶望しながら、自分を責めるか、
そんな風にもなりがちです。

僕は、動物園そのものに対しての疑問や悲しみを抱えながら、
上述のように、何もできていない自分を責めていたので、
正直、監督の今回の作品『はな子さんからのメッセージ ~こどくな象と白い鮭の一生~』を見るのが怖かった、ということを白状します。
自分の無力さや、見ないふりをしている小さな心を洗い出すだろう、とわかっていたからです。

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映画の感想に移ります。
『CHASE!~消された群像~』、
そして
『はな子さんからのメッセージ ~こどくな象と白い鮭の一生~』
ともに、
人間が、自分たちが楽で便利、に暮らす為に、
また、人間が、自分たちの都合に合わせる為に、
身勝手に動物達に背負わせている仕打ちについて、
むき出しの現実を、嘘偽りなく、
監督自身の足で、目で、追ってきた、その軌跡、告発、だと、
僕は感じました。
そして、誰かを糾弾するのではなく、
「どうか、考えてみてほしいのです」と、
語りかけてくれる。
丁寧な投げかけであることが、素晴らしいと僕は感じます。

常に監督は、目の前で繰り広げられる惨たらしい現状に対して、
できる限りのアクセスを試みますが、
無理やり押し入って、力づくでその場の現状を変えるのではなく、
その状況に関係する、携わる人間たちに、直接、丁寧に対話を試みて、
可能な限り改善は出来ないかと、あくまで冷静に丁寧にお話してゆきます。
そして、可能な限り、通い続け、トライし続け、
助けられるときには、
自ら持って・連れて帰ることが出来る数の虫や卵だけを持ち帰り、
それらが羽化などして自ら餌を取れる状態になったあとは、
また野に放ちます。
野生動物が自ら自然を切り開いて生きていく、
その自然を、自ら壊さないように。

人間が、(野生)動物を殺していく無残な現場において、
もしも理想だけを見て、現実を否定するならば、
その場に急に割りいってゆき、嘆きわめいて糾弾したり、
ともすれば絶望して何もできなくなったり、
・・・僕などは、そうならないとも限らない中、
監督は、淡々と、苦しい気持ちを抱えながら、カメラを回し続け、
丁寧な説明とともに「現実」を捉え続ける、
そのリアルな視線が、僕らにそれらを「メッセージ」として伝えてくれます。

こうやって伝えてくれることに、
どれだけの勇気と志があるか、・・・本当に、感服します。


世の中には、
勿論、0か100かを即決しなければならない場面もあるけれど、
とてもそれが出来ないような複雑な物事が入り組んだ問題があるとしたら、
0と100の「間」で、
もしくは、
できるだけ理想に近づける為にいくつかの段階を経て、
妥協点や折衷案をみつけて、
できる限り良い方向を探しながら、
そこにむかっていく、
という選択、努力が、必要な場面があり、
また、
現実を伝え続けることで、
理想になるべく近づける為の、
大切な「一歩づつ」を重ねていき、
やがて確実に変化に繋げることができる、
そういったことを感じることができました。

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僕は、映画を観て、
最初は、想像通り、いや、想像以上に、自分のどうしようもなさが洗い出され、
とても苦しくなりましたが、
何度も反芻することによって、
自分にも、理想か絶望か、という短絡的な方法ではなく、
希望に向かう為の更に前向きな方法を見つけ出せる可能性があること、
また、自分のように微力であっても、
小さな一歩を重ねてゆくことで、0ではなく、
すこしでも変化してゆけるかもしれないこと、
に気づくことができました。


僕がもし、冒頭に書いたような理想をもっているなら、
諦める前に、自らの表現でもって、
拙くても構わない、すこしずつでも発露してゆくこと、
これは無駄ではなく、必要なんだ、
そう、僕は思いました。
一人の力には限界があるし、適しているものも皆違います。
けれど、一人一人が持ち帰ったメッセージを、
それぞれが、自分らしく、またリレーしていくことが、できる。
自分ができることは歌うこと、なので、
僕らしく、リレーしてゆきたい、
そう思いました。


折しも、先日、即興でおこなったライブにて、
テーマとして歌ったのが、
「ペットショップの小さな部屋から小さな犬がおもう、独白」
というものでした。
また、映画を観た日の夜、小さな大事なお祭りにて演奏をしてきたのですが、
そこでも即興で唄う機会が少しあり、
気づけば、僕なりにですが、はな子さんの気持ちになって、
僕が感じたメッセージを、唄っていました。
それぞれの、「自分の大切な場所を、自分のおうちを、家族を、どうか大事に」
間接的にですが、「それぞれの大事な場所を決して奪ってはいけない」と
想い、唄いました。


最後に。
映画の中で、
多くの命が無残に、残忍に殺される、というかむしろ、
人間が、明らかに彼らを苦しい状況に、そして死に向かう状況に追い込み、
「放置」している、
その状況を、悲しみと怒りを持ちながら撮られた部分がありました。

監督は言います、
この動物は、人間に何をされてもいいのでしょうか、
人間は、動物に、何をしてもよいのでしょうか。
地球に生きている、数多くの種類の動物達、
人間は、その中の、たった1種類の動物、に過ぎないのです。
と。
そして、
この残忍な状況を見て、もしも何も感じなくなったら、
もう人間は、地球上の動物の1種類、ですら、なくなるでしょう、と。

(言葉一つ一つは覚えられず、
あくまで、僕が覚えた、ニュアンスですので、
かなり表現が違っていたらすみません)

自分ができることは何か。
なんとか共存できる、共生できる、妥協案はないか。
こんな馬鹿な人間という種族が、それでも、
同じ動物として、共存させてもらえる、道はないか。
それを探してゆかなければならないのだと感じました。
例えば、メッセージをもらった人が、
また誰かにそのメッセージを伝えるだけでもいい。
また何か新しいヒントをもった人に、繋がるかもしれない。

監督は、現実がどんなに悲惨であっても、
0か100か、で諦めない。

こうやって、身をもって、長い時間をかけて、
淡々とドキュメントを撮って、伝えてくださっています。
心から敬意と感謝の気持ちを表します。

監督、どうか、お体に気をつけて、
これからも真実を伝え続けてほしいです。
僕も、僕なりに、表現を続けてゆきたいと、思います。


改めて、
『はな子さんからのメッセージ ~こどくな象と白い鮭の一生~』
『CHASE!~消された群像~』
そして前作『PHANTOM PARADISE』も!
心から、おすすめです。皆様、是非次の機会に、ご覧ください。


栗原優





栗原優 参加 split album
『Elevator Music』Awkward Geisha / Yuu Kurihara
がリリースされました。


UKの、前衛即興アンサンブル「Awkward Geisha」と、栗原優とのスプリット盤がリリースされました。
栗原優サイドでは、鈴木峻が手がけた新しい楽曲や、2人での即興曲、そして栗原のライブテイクが含まれています。
リンク先では、ストリーミング再生と、デジタルアルバム、限定版CD-rの購入もできます。 是非チェックしてみてください。

『Elevator Music』Awkward Geisha / Yuu Kurihara

1. Awkward Geisha - "Planet Zero"
2. Awkward Geisha - "Tamagotchi Soul"
3. Yuu Kurihara - "Samidare"(五月雨)
4. Yuu Kurihara with Shun Suzuki - "Voices of the Nuclear Reactor Building"(原子炉建屋の声たち)
5. Yuu Kurihara - "Samidare (To A Storm)"(五月雨(嵐へ))
6. Yuu Kurihara with Shun Suzuki - "I'm Working in the 'Safe' Air"(僕はその'安全な'空気の中で働いています。)

(3: Recorded live at koenji 'UnKnown Theater'. 2017/11/11)
(5: Recorded live at kichijoji 'Black & Blue'. 2016/06/29)


https://awkwardgeisha.bandcamp.com/album/elevator-music



no nukes
no war
love and peace
yuu kurihara

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