1/18。経産省前テント広場オープンマイクに参加するためにテント前に駆けつけました。
しかし今、経産省でおこなわれようとしているストレステスト聴取会において、傍聴を締め出そうとしている為に抗議行動が起こって緊迫しているとのことでした。
テント内でも多くの人たちが経産省内の様子をモニタリングしていました。

オープンマイクは、30分押しで始めることに。
主催の浦邉力さんを筆頭に、僕・栗原優とSaxの峻さん、そしてはなざわたくみくん、よしうらたかしさん、とマイクを回してゆきました。
飛び入りで劇団の方たちや、レゲエシンガーの方などもアピールに来られ、様々な言葉や主張、ジャンル、テンション、スタイル、全てフリーにそれぞれが表現でき、よい企画だと思いました!
2回目以降も是非参加or応援に来たいです。

僕はいつものように「オカネノタメニヒトヲコロス?」と「祈り~多分、君にきいてほしいのだろう~」を唄いました。

途中、東電アクションさんの方へ駆けつけてみると、まさに経産省の中で抗議行動が続けられており、建物の外では警備する警官たちに抗議し、中の仲間にエールを送り、「再稼動反対!」と声をあげる人々の群れと怒号で通りはあふれかえり、周囲は報道車両や警察、護送車などなどで騒然としてました。

僕は一旦楽器とりにテントに戻り、また後から駆けつけたところ、その時は既に行動の収束集会中でした。が、まだまだ経産省を警備する警官はガッチリと門の中に並んでおり、車道にも警察の列は消えず、といった中、アクションに集まった人々は代表して集会でお話する方を囲み、「絶対原発を再稼動させないぞ」という強い意気込みで一つになっていました。

集会の途中、僕は中央に呼んでいただけて、「オカネノタメニヒトヲコロス?」を唄いました。
このときも、街宣で常に共に演奏している仲間が一緒に演奏をしてくれて、
東電アクションの方がずっと僕に拡声器のマイクを手でもって支えてくれていました。
通りに集まるアクションに参加されている全ての人と、僕のうしろで門を守っている警察の人と、
建物の中で僕らを締め出し原発を動かそうとしている心が見えない人たちと、
原発により被害を被っている全ての人たちに向けて、唄いました。
それぞれの人たちにとって、勇気や心強さ、気づきや真摯な心、などなんでも、その人にとって必要なものが、
少しでも生まれるきっかけになったら幸いです。
急遽参加させてくれた東電前アクションの皆さん、紹介してくれたくまさん、有難うございました。

下記は、東電前アクションの方が書かれたレポートです。
どうぞお読みください。

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1.18 大飯原発再稼働「ストレステスト聴取会」抗議アクション

18日の大飯原発の再稼働についての「ストレステスト聴取会」抗議行動、たった一日の呼びかけにもかかわらず建物の外の抗議団・傍聴団含めて150人が結集しました。

15時から行動を開始して、グリーンピースの方々が付け髭をして原発メーカーから献金を受けていた「ワイロ委員」に見立てた「ワイロよりハイロ」パフォーマンス。
よく見ると山本太郎さんやチバレイさんもちょび髭をつけて参加していました。

16時頃、「福島事故緊急会議」が呼びかけた傍聴団が中に入って、「傍聴の締め出しは許さない」と抗議。そして、「ワイロをもらった三人の委員を審査から締め出せ」と要求。
「聴取会」そのものを開かせない闘いを展開していました。

途中機動隊の部隊が経産省前に入ろうとするところを外の抗議団が阻止。二度に渡って機動隊を追い返しましたが、別の玄関から入って行きました。
しかし、傍聴団の毅然とした態度、そして「市民の締め出しを許さない」というごくごく当たり前の主張に、機動隊は手出しすることはできませんでした。

結局、「聴取会」は4時間も遅らせて、経産省別館ではなく本館のほうで急きょ開催されました。しかも、後藤政志さんら二人の委員は「傍聴を認めない審議に参加することはできない」と欠席。
また、枝野経産相は会議が遅れたことを「聴取会」の冒頭で陳謝したとのこと。そして、「これからはストレステストの会場に傍聴は入れさせない」とコメントしたという報道。
元々インチキでなんの正当性もない「ストレステスト」は市民を閉め出さなければ開催することもできない。もはや「ストレステスト」には一片の正当性もない、ということを経産省・保安院自らが満天下にさらけ出したということです。

「聴取会」そのものを完全に中止させるまでには至りませんでしたが、「ストレステスト」の正当性を完全にはぎとったという点で、18日の行動は大きな成果を作り出したと言っていいと考えます。大勝利ですよ!

たった一日の呼びかけでこれだけの行動を作り出せたのは、やはり3.11以降の反原発運動の蓄積あってこその成果です。なにより私たちは、全原発の停止まであと5基にまで追い詰めています。
この運動の成果に確信を持って、全原発の即時停止・再稼働阻止・そして原発ゼロ実現のアクションをさらに大きく広げていきましょう!

■朝日新聞(動画アリ)
http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY201201180772.html

■時事通信
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20120118/Jiji_20120118X328.html

■テレビ朝日
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220118049.html

■TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4930748.html


■日テレ(「傍聴締め出し」に抗議したのに「反対派乱入」とはなんだ!)
http://news24.jp/nnn/news89028987.html

■共同通信
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011801001903.html

■産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120119/dst12011901230002-n1.htm

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(以上、転載いたしました。)

最後まで読んでくれて有難う。

NO NUKES
栗原優

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