ベリーダンサーYUUMIの気まぐれコラム

http://home.inet-osaka.or.jp/~officea/yuumi/yuumi.html 昔のコラムはこちらで。

2008年03月

フル装備で、先日、町まで両替をしに行って来ました。

最初の頃は、こちらの学校の中国人の先生が、
「(マスクに厚着し過ぎで)あなたは変な格好なので皆が見ると思います。」
と忠告?してくれましたが、
メイクアンシー(気にしない)(・◇・)ゞ
(この格好では日本ではコンビニには入れてもらえないかもしれませんが)

エジプトもそうですが、
砂塵や排気ガスなどすごいのに、
中国の人もマスクをしないんですよね。

以前、鳥インフルエンザが流行った頃、
ニュースで皆がマスクして街をぞろぞろと歩いている台湾の映像を見たことがあったので、中国ではもう少しマスクへの感覚が普及しているかと思っていました。

でも、砂塵が強くなってからはマスク仲間もちらほら町では見かけるようになりました(・∀・)
マフラーを口元に巻きつけている人も多いです。

両替は中国人の先生が変わりにしてくれました。
ちゃんとした銀行でも、
中国人が両替するとレートが良くなるシステムだそうです。

両替後、先生と別れ、
食料市場や雑貨市場を回りました。
異国の市場を回るのは楽しいものです
日本ではなかなか買えない鶏の足など買い込みます。

スーパーのある最寄の町から家のある高校までバスで約40分

帰りのバスが、途中でエンストし、
乗客は皆その場で降ろされて次のバスを待つことに。

次の同じ番号のバスが来て乗り込むと、
そのバスもその場で動かなくなってしまい、
また次のバスを待つことに。

3台目のバスはやっと動いたのですが、
普通に乗っていても混んでいるのに、
1台のバスに3台分の乗客なので、日本の通勤ラッシュを上回るすごいことに

皆様のご想像通り、乗り込むときの押しのけ&割り込みパワーは壮絶で、
老人相手でも、日本人にはとうてい敵いません( -д-)ノ

「お前、いっぱいだから上乗れ!」とインドだったかな?どこかの国で
バスの上に荷物と一緒に乗せられたことがありましたが、
まぁ、むぎゅむぎゅでも入れただけ良しです。

バスは2分の1の確立で、毒ガスバスに当たります。
「中央大街」というロシア建築の残るハルピンで一番の繁華街に出るバスに関しては、ほぼ毎回毒ガスバスです

古いディーゼルかなんかで、
車内もすすで黒くなっている。

乗車して約10分ほどで、
マスクをしていても鼻から喉にかけての器官がツーンと痛くなってきます。
20分ほどで眼の奥が痛くなり、眼を開けているのが辛くなる。
こちらは片道一時間、毎度降りる頃には吐き気が(;´Д`)

間違いなく、有害な化学物質が車内に吹き出ていますね

化学物質といえば、
中国の牛乳は賞味期限が1ヶ月半です
ヨーグルトは2ヶ月。
なぜか全ての賞味期限が長い。

日本の牛乳も本当はそれくらいもつのかなぁ?
それともやっぱり何かいろいろ入っているんでしょうか?

4千年、5千年とも言われる歴史を持つ中国。
さすが賞味期限も長い









今日は日曜日なので職員室のパソコンを借りることができました。

しばらく北京に行って来ました。
向こうはこちらよりも暖かく、泊まったホテルも暖かく、お湯も出て嬉しい
万里の長城、故宮、天安門に京劇、北京ダックに宮廷料理と観光客してきました

北京一のCD屋に行き、中国舞踊や京劇のCDを40枚近く買い込みました。
が、DVDはそのうち4枚で、後はVCD。
日本では観れないようなので、
ハルピンに帰ってきてから丸二日は踊りのVCD観まくりです。
日本ではこんなにビデオを観まくれる時間を持つことはそうないので、
眼がからっからになるまで堪能しました。
10枚に一枚の割合でとても良いステージが収録されていました。

京劇と中国民族舞踊について
こちらの高校の音楽の先生に教材を使っていろいろと教えてもらいました。
彼の大学時代の専攻が舞踊であったこともあり、
現代の中国舞踊についてや、
京劇の楽譜や、
北京のCD屋でも(古いので)見つからなかった
かつての京劇の名女形、<梅蘭芳>の映像も見せてもらえたり、
とても興味深い時間を過ごしました。

なんとな〜くですが、
今回の中国経験で、
理論上ではなく、実感として、
東ヨーロッパからアラブ、インド、中央アジアを経て中国、
そして日本・・・
音楽や踊りの変遷というか繋がりを感じるようになりました。

明日はつてをたどって京劇の先生に会わせてもらえることに

さて、ハルピンは今すごい砂塵です。
だからか(いつもか?)水もいつもより茶色です。

前回ハルピン(黒龍江省)は北朝鮮の横と書きましたが、
間違えで、北朝鮮の上でした。
中国でも最北なんですね。
学校の前の池もまだ凍っています

寒さに対抗する工夫も覚え、
ごみと砂交じりの水にもすっかり抵抗もなくなり、
横並びのトイレでじっと見つめられながら用を足すこと(これは最初から大丈夫でしたが)、列の横抜かしなどなど、こちらの生活にもすっかり馴染みました。

今のことろアレルギー反応だけで、奇跡的にまだ風邪をひいていないようです。

昨日は身体が温まると言われる、犬を初めて食べました。
なかなか美味しいものです









今、中国黒龍江省ハルピンの高校の職員室からの書き込みです。
前回書き込んだ元弟子のところに本当に転がりこむことになりました。

隣が北朝鮮、上がロシア、寒いとは分かっていましたが、
建物の中までこんなに寒いとは、思いっきり予想外でした。

外は寒くても、オーロラを見に行ったカナダのイエローナイフ(アラスカの隣)など(北海道もですが)、外は寒くても建物のなかは暖かったので、
弟子から「職員寮(家)は24時間暖房だ」と聞いていたため、
てっきり同じようなものだと思い込んでいました。

ハルピンに着き、高校の敷地内にある弟子の家に入った瞬間、
なぜかエジプトの香りが・・・

床から戸棚の中の食器までざ〜らざらの砂塵です。
(砂塵の時期はまだまだ先だと勝手に思い込んでいましたが、
3月上旬が一番ひどい、と昨日初めてガイドブック読んで知りました。
弟子も「ひどい日は真っ黄色で2〜3m先も見えない」と。)

マスクを外せないまま、
「あれ?24時間暖房ちゃうのん?早く点けて〜!」と言うと、
「え?これ点いてる状態やで。」

が〜あああん・・・!!(TДT)
眩暈がして貼るカイロを4個追加。

とりあえず、夕食と買出しをしに、町まで出ることに。
日の暮れた町を歩くと震えが止まらない・・・Σ(´д`;)
暖を取ろうと、真っ赤な唐辛子と白湯の2種類のスープが区切られて出てくる
四川料理のお鍋屋さんに入りました。

お鍋は暖かくても横から吹き込んでくる隙間風で寒く、
ハルピン滞在数時間で、私の身体は心底冷え切ってしまいました。
(血圧も下がったのか?)私はとうとう冬眠状態になり、意識が朦朧とし、
暖かいお茶しか喉を通らず、声を出すのも辛いほどになり・・・
トイレに入るとトイレの隙間風がまた寒く、その場でお腹を下す、という状態。

「(砂塵もだけど)この寒さ・・・無事に帰れるだろうか??」
という強い不安に襲われました。
・・・が、それを振り払い、大きなスーパーに買い出しに。

●湯たんぽ(貼るカイロはこちらで買い足す予定でしたが、中国にはそんなもの存在しないらしい)
●極厚羊毛パッチ(日本円で6千円もした最強パッチ)
●内側が毛で覆われているブーツ

を買いました。

こちらは建物のなかで(弟子の家を含め)、
フル装備をしていてちょうど普通に感じる程度の暖房です。

今、この職員室内ももちろん、
エベレスト登山用下着セットに、上の3点セット+日本から持ってきた貼るカイロ、
セーター2枚にフリース、仕上げがスキーウェア上下と耳あて。

24時間暖房に甘い期待を寄せていたのに、
私が24時間着膨れコロコロ状態です。
「今の季節、ここに来たの間違いちゃう?」と弟子。

中国の人達は「旧正月が過ぎたからもう春だ、なんだか暖かいでしょう?」と。
まだ雪も積もってあちこちの水溜まりも凍っているのに、
一番寒い時期は終わったとしても、
今、暖かいと思うのは気のせいですよ・・・

だからお願いです、暖房をちゃんとかけてください。
水道も水だけじゃなく、お湯も出してください(T_T)



<余談>
2日前、蛇口からお湯が出たので、
未だ誰もバスタブとして使ったことがないであろうバスタブにお湯を張ることに。
お湯を入れ終えたときにちょうど、蛇口からお湯が出なくなった。
でも、寒さには変えられない。
真茶色に変色しているバスタブに浸かる。。。
長年のいろんな人の湯垢か、カビか、化学物質か、
白、黒、茶色、といろんなものがどこからともなく浮いてきて、
湯面を覆いつくし、下が見えなくなった。

得体が知れないぶん、
タイにホームステイしていた時のぼうふら風呂よりもある意味怖かった。












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