置目(おきめ) / 組棚(飾棚) その5
2005年03月04日
いよいよ、作品に図案を描いていく工程になります。
薄紙に描かれている図案の輪郭線を、裏面から焼漆(やきうるし)でなぞり、その紙を作品にあててこすると、作品に焼漆が残ります。現代で言えば、伝票などを複写するために使われるカーボン紙の役割をしています。
この工程を、置目と呼びます。
そして、転写された焼漆に粉末を撒くことにより、輪郭線がはっきりと浮かびあがってきます。
写真は、組棚の正面につく扉の表側に置目をとった後、先日彫刻した玉石を貼り付けた段階です。
写真ではわかりにくいのですが、このもみじには白と桃色の2種類の石が使われています。
薄紙に描かれている図案の輪郭線を、裏面から焼漆(やきうるし)でなぞり、その紙を作品にあててこすると、作品に焼漆が残ります。現代で言えば、伝票などを複写するために使われるカーボン紙の役割をしています。
この工程を、置目と呼びます。
そして、転写された焼漆に粉末を撒くことにより、輪郭線がはっきりと浮かびあがってきます。
写真は、組棚の正面につく扉の表側に置目をとった後、先日彫刻した玉石を貼り付けた段階です。
写真ではわかりにくいのですが、このもみじには白と桃色の2種類の石が使われています。