こんにちは







この日は民宿おおひらを出発し、67〜71番を打ち、天然いやだに温泉まで約25km歩きました。







6時半頃、民宿おおひらで朝食を食べ、ゆっくりして7時半頃出発。
みかんが甘くて美味しかったなあ






民主おおひらは大興寺の裏にあるので5分ほどで到着しました。




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仁王門にある金剛力士像は運慶作と伝えられ、迫力満点です







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石段を100段ほど上ります。
この字体珍しい、、、龍のひげみたいでかっこいい!




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看板猫ちゃん発見しました!朝から癒されます




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右が本堂で左が大師堂です。実は本堂の右側には天台大師堂もあります。その理由は寺伝で説明します。
それにしても、驚くほど真っ青です!











“67番札所 大興寺” は天平14年に東大寺の末寺として建立されたのが始まりとされ、後最澄の影響で天台宗寺院となりました。弘仁13年には嵯峨天皇の勅願によりお大師様が再興されたと伝えられています。しかしながら、天正年間に長宗我部元親の兵火により本堂以外を焼失し、慶長年間に再建されたものの再び焼失、現在の本堂は寛保元年に建立されました。
現在の大興寺は真言宗の寺院でありますが、かつては真言宗24坊、天台宗12坊の僧坊が連ね、同じ境内で真言宗と天台宗の二宗が兼学したという珍しい歴史を持っています。本堂の右側にある天台大師堂はこの名残だということです。
















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大興寺の前はのどかな田んぼでした




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池と空が同じ色
この辺りはため池が多いです




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途中、汐沢製菓という菓子屋があったのでおまんじゅうを買おうと思い入ったら、お接待として受け取ってくれと言ってくだり、一番食べたかった“やきもち”と“こしあんまんじゅう”をサービスしてくださりました。本当にありがたく、嬉しかったです。




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香川に入ったら新しい道しるべを見かけるようになりました。



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この三架橋手前にある遍路シールはここでは言えない秘密があります
言えないというより言っていいのかわからない!わたし自身としてはとても嬉しいことです。









橋を渡ってすぐ、11時頃に神恵院と観音寺に到着しました。
ここは同じ境内に二つの札所が存在する、とても珍しい霊場です。



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仁王門も一つです


















“68番札所 神恵院” は大宝3年に法相宗の日証上人が琴弾山で修行したところ、八幡大明神のお告げを受け、海上に浮かぶ船と琴を発見し、山上に琴弾八幡宮を建立して祀ったのが始まりとされています。
大同2年にお大師様が訪れ、琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来を描いて本尊とし、寺の名を「神恵院」と改め、霊場に定められました。
その後、明治政府による神仏分離令で琴弾神社と神恵院に分離され、神恵院は麓にある観音寺の境内に移転されたということです。






神恵院本堂
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2002年に新しく建立され、コンクリートで囲まれた珍しい造りです。
声が良く響くので、ご詠歌をお唱えしたら気持ちいいんだろうなと強く思いましたが、勇気出ず。










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こちらは観音寺です








"69番札所 観音寺" は先に述べた神恵院と開基の時期が同じであります。琴弾八幡宮の神宮寺として建立され、当時は神宮寺宝光院と称していました。
大同2年、お大師様が琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来像を納めたころ、琴弾大明神が乗っていた神船は神功皇后とゆかりがあり、観音様の化身であると感得しました。
そこでお大師様は、琴弾山の中腹に奈良の興福寺を模して中金堂、東金堂、西金堂の様式で七堂伽藍を建立し、中金堂には本尊とする聖観世音菩薩像を安置しました。さらに、この地に仏塔を建てて七宝を埋めたことから、寺名の神宮寺を「七宝山・観音寺」に改められたといいます。







この霊場の裏山からは、寛永通宝の砂絵が見れますのでお見逃し無く!!

見たものは、お金に苦労なく一生を過ごせると言う説もありますよ、、、







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遍路道の道案内がしばらく見当たらず、合っているのかわからないまま河原を進んでいくと、気持ちよさそうに泳ぐこいのぼりが!綺麗です。

地図的には合っていたのでとりあえず進みます。




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綺麗なお花が咲いていたので思わず近くまで寄ってパシャリ
目が喜ぶ遍路道です







13時過ぎ、本山寺に到着しました

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“70番札所 本山寺” は、大同2年に平城天皇の勅願により、お大師様が馬頭観音菩薩を刻み本尊とし、阿弥陀如来と薬師如来を脇侍として開基したと伝えられています。当時は「長福寺」という寺名で、本堂はわずか一夜で建立したという伝説が残っています。
天正年間の兵火では長宗我部軍が住職を刃にかけ本堂内に攻め入ったところ、阿弥陀如来から血が流れ落ちるのを見て、これに驚いた軍勢が退去したため本堂は兵火を免れたといわれます。その時の阿弥陀如来は「太刀受けの弥陀」と呼ばれています。その後、天保年間に本山寺と名を改めたといいます。




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本堂





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大師堂



この日は21日で、運よくお大師様の御開帳の日でした。

お大師様は62歳の時、3月21日に入定されたので、毎月21日を縁日として報恩謝徳の法要が多くの寺院で行われています。









五重塔は修復中で拝むことが出来ませんでした。

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70番から71番に向かう途中、オロナミンCを買ったら、、、賞味期限切れ!!!!!
前にもオロナミンCで、こんなことあったんだよな、、、古い自動販売機ではよくあることだと思っています






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ここよ!って、、わかりやすい。
確か小野歯科だったと思います





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かわいいタイルも思わずパシャり
よく見たら、後ろにチラッと見えているのは歯の形をした何か、、、?
小野歯科さん、可愛い!











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16時頃、弥谷寺に到着しました



しかし、弥谷寺さんは境内に階段がとても多いのです!!着いてからが大変。

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境内図を見ると広さがよくわかると思います





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明日はこの分岐点を右に行きます
しかし、弥谷寺さん、本堂まで階段530余ですよ。体力を残していってくださいね!





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仁王門



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階段を上ってたどり着いた本堂からは見晴らしがとても良いです











“71番札所 弥谷寺” は聖武天皇の勅願により行基が堂宇を建立し、光明皇后の父母の菩提を弔うために「大方広華厳経」を祀ったことが始まりとされています。
大同2年には、唐から帰国したお大師様が訪れ千手観音を本尊とし安置し、唐から持ち帰った金銅四天王五胡鈴を納め、伽藍を再建しました。
また、お大師様が密教の秘法を修しているとき五本の剣が落ちてきたことから山号を剣五山としたそうです。
弥谷寺のある弥谷山は古来より霊山として信仰されたといいます。









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大師堂

大師堂の奥にある獅子之岩屋では、お大師様が7歳から12歳の頃に岩屋の窓からこぼれる明かりで昼夜を問わず学問に励まれたといいます。私的にはここが弥谷寺さんの一番の見どころです!




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とても急な階段なので足元にはお気をつけて



















この日のお宿 天然いやだに温泉 は、弥谷寺から徒歩5分ほどのところにあります。





大きな温泉で、隣には大きな公園がありました。野宿している人もチラホラ・・・


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気になった、ラブリーモノライダー
カップル専用なのかと思いました



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この館内マップを見るだけで、ワクワク

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温泉のお隣に温水プールがあり、水着の人を見かけては羨ましそうに眺めていました





温泉で疲れを癒し、夕食は併設している食堂でいただきました



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まぐろ丼に、麻婆丼に、焼き鳥も。
店員さんにそんなに食べられるの?という目で見られた気がしましたが、しっかり完食しました。
欲を言えば、ソフトクリームも食べたかったです

お遍路中の食欲は恐ろしい







お食事後は洗濯物の乾燥が終わるまでお休みどころでブログを書いたり次の日の予定を詰めたりしました










温泉で疲れが吹き飛んだ一日の終わりでした








最後まで読んでくださりありがとうございました