こんにちは







この日は天然温泉きららから83番〜87番札所を打ち、ながお路まで約36kmの道のりです






昨晩の夕飯で買ったうどんを朝食にして、
天然温泉きららを6時半過ぎに出発しました。








約15分ほどで一宮寺に到着




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西門に到着しました

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仁王門






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護摩堂



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本堂





護摩堂の写真があるのに、何故か大師堂の写真を撮っていませんでした






"83番札所 一宮寺" は、大宝年間に法相宗の祖、義淵僧正が開基と言われ、当時は大宝院と称していました。和同年間、諸国に一宮寺が建立された際、行基菩薩が堂宇を修復し、一宮寺に改名されたといいます。また大同年間にはお大師様が訪れ約106cmの聖観世音菩薩を彫造して本尊とし、伽藍を再興して真言宗に改宗されました。

その後、天正の兵火により焼失してしまいましたが、宥勢大徳によって再興されたそうです。








この寺の見所は、本堂左手にある薬師如来が祀られている小さな祠です。これは「地獄の釜」と呼ばれていて、祠に頭を入れるとゴオーーーという地獄の釜の煮えたぎる音が聞こえ、悪いことをしていると頭が抜けなくなると言われています。
昔、意地の悪いおばあさんが試しに頭に入れたところ、ゴーという地獄の釜の音が聞こえて頭が抜けなくなりました。怖くなったおばあさんは、今までの悪事を謝ると、頭はすっと抜け、それから心を入れ替えて親切になったという逸話があります。


今回は1人だったので頭を入れませんでしたが、1年前に試したことがあります。確かに、ゴーーーという音が聞こえましたが、幸いなことに頭はスッと抜けました!(^^)
みなさんも試してみてください。







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この亀の話、前にもしたかもしれませんが、
川の石に乗っているこの亀をずっと石像だと思っていて、四国ではどこの川も亀の石像が置いてあるのか〜なんてことを思っていたら、ポチャンと石像だと思っていた亀が動き出し、本物だということを知ったのはかなり後半のことでした。笑




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奥に見える山が平らすぎません?




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次の屋島寺さんは山の上にあるので、坂道と階段が多いです。





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ウォーキングをしている方がたくさんいました。
みなさんここをウォーキングするのが習慣のようでぐんぐん抜かされてしまいます!







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急な坂道ですが、天気が良くて良かったです








3時間ほど歩いて、屋島寺に到着しました。



とても広いお寺です。


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山門





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蓑山大明神
子宝や家庭円満の神様!







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本堂








"84番札所 屋島寺" は、天平勝宝6年に鑑真和上が奈良の東大寺に船で向かう途中、この山の山頂が光を放っているのを見て、そこにお堂を建立して普賢菩薩像を安置し、経典を納められたのが始まりとされています。その後鑑真和上の弟子の恵雲律師が堂塔を建立して「屋島寺」と称しました。

弘仁6年には嵯峨天皇の勅願によりお大師様がこの地を訪れ、北嶺にあった伽藍を現在地の南嶺に移し、(この山は二つの山でできています)十一面千手観音像を彫造し、本尊として安置したといいます。




宝物館には寺宝や源平合戦に関する宝物も納められています。









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売店の方に行くと、物凄く気になるかき氷が・・・
この機会を逃したら、一生出会えないかもしれない!という言い訳をして、いただきました。笑


右のほうに写っているのが氷といちごの塊で、これをまるごと削るのです!!!



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フワッフワで、シロップではない本物のいちごの味!!もう、今すぐにでも食べに行きたい。忘れられないほど美味しかったです。本当に食べたい(>_<)






そしてここでは衝撃的な、なんとも微笑ましい光景を目にしました。





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なんと、狸の置物の隣に、本物の狸!!
しかもこの狸、お店の庭に住み着いているようで写真を撮っても逃げない!!




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こんなに近くで狸を見たのは初めてでした。






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そしてここでは、2回宿がご一緒だったお二人に遭遇しました!
ここからはしばらく3人で歩きます。




お大師様も一緒なので、同行4人ですね!








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この新しそうな山門から出て次のお寺へ向かいます。









次のお寺への山道は急な下り道で相当危ないらしく、納経所の方には昨日雨が降ってぬかるんでいるしやめておいたほうが良いと言われてしまいました。


ですがお二人と一緒なら安心できる!ということで、山道を進むことにすると、納経所の方が次の札所までの地図をくださりました。










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よく見ると、「血の池」と書いてあります。怖い
源平合戦のとき、武士達がこの池で血のついた刀を洗っていたためこの名がつけられたそうです。





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見た目は普通の池でした







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一望できます









本当に滑りやすい山道で、外国人お遍路さんの方が転んでしまい、
「ホントウニ ヘンロコロガシデスネ〜」
と一言。確かに!本当に転がされてしまいましたね。






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山道とスカイラインが面したところの注意書きが率直で笑ってしまいました。






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またしてもイノシシ
そういえば先ほど狸がいたお店の店主さんも、この辺は普通にイノシシが出ますよと仰っていました。ほとんどが夜中だということなので昼間は出ないと思います。


この柵はこれより下にイノシシが行かないようにする柵なのでここからは安心です!






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山道を抜けました










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八栗寺へのケーブルカー乗り場
私たちはケーブルカーには乗らずに鳥居をくぐって脇道を歩きます







道の脇におみやげ屋さんが並んでいました



商売上手なお姉さんに引き止められ、オススメのよもぎ餅を購入し、いただきました。
口の中の水分を持って行かれてしまったのですが、つきたてでとても柔らかく美味しかったです。本当に美味しかった。
お店の名前は忘れてしまいましたが、「男はつらいよ」のロケ地になったことがあるということでした!







坂道をグングン登って行きます。20分ほど登れば到着します!



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だいぶ登ると・・・
展望台にお大師様がいらっしゃいました!!!





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絶景です







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13時丁度、八栗寺に到着しました







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奥が本堂です







"85番札所 八栗寺" は天長6年にお大師様が開基されたと伝えられています。お大師様がこの山に登り虚空蔵求聞持法を修せられた時、五振りの剣が天から降りてきました。それと同時に蔵王権現が現れ「この山は仏教相応の霊地なり」と告げられたため、五剣を山に埋め、大日如来の像を刻み山の鎮護とし、五剣山と名づけられたといいます。
この山の山頂からは八カ国が望めたので八国寺といわれていましたが、お大師さまが帰朝後に再びこの地に訪れたとき、入唐前に植えた焼栗八つが成長し繁茂しているのを見て、八栗寺と改めました。
天正年間の兵火で全焼してしまいましたが文禄年間に無辺上人が本堂を再建し、寛永19年に藩主松平頼重侯が現在の本堂を再建しお大師様が彫られた聖観自在菩薩を本尊として安置したといいます。
五剣山は昔は五つ峰がありましたが、宝永3年の大地震により東の一峰が崩壊し四つになりました。




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多宝塔




八栗寺さんには聖天堂があり、歓喜天が祀られています。歓喜天は象の頭を持つ仏様で「ガネーシャ」という名でも知られています。凄まじい威力を持っていて祈願を叶える力も大きいのですが、御祈祷の仕方を誤ると祟りが起きると言われています。それ故にお祀りするのも相当な覚悟が必要なので、お祀りしているところは珍しいのです。






ここで、ベンチで一休みし、お昼を食べてつぎの札所へ向かいました。

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お二人がいると心強いです








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道の駅源平の里むれで、何度かお会いしているお遍路さんが写真を撮ってくださりました。
この方は若い男性で、歩くのがとても早かったです。








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平賀源内の旧邸






私は全然詳しくないので通り過ぎようとしましたが、お二人が興味津々でした。お遍路中でなかったら入っていたでしょう。





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15時過ぎ、志度寺に到着しました









志度寺さん、緑がとても多くて、読経しているときにブーーーンブーーーンと蚊が止まるもんだから気が散りそうでしたが、集中して頑張りました。何箇所も蚊に刺されました。




"86番札所 志度寺" は。推古天皇33年に凡園子(おおしそのこ)が霊木で十一面観音像を彫り、堂宇を建立したのが始まりと言われています。
その後、藤原鎌足の息子、藤原不比等が妻の墓を建てたことから「死度道場」と名づけられました。
その後持統天皇7年に、藤原不平等の子である藤原房前が行基菩薩とともに堂宇を拡張し、寺名を現在の「志度寺」に改めたといいます。




志度寺さんは海女の玉取り物語の舞台としても知られています。





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本堂





大師堂の写真を撮り忘れることが多いですが、ちゃんと法楽していますよ!




境内にある五重の塔が海女の墓と言われているようです。







納経所の建物にあるお手洗いをお借りして、次のお寺へ向かいます。結願まであと少し。




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オレンジタウン駅!オレンジの産地だから、、、?

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ついに、結願札所、大窪寺の文字が!!!

着々と近づいています!!

まずは、長尾寺へ。









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3人の影がお遍路感を醸し出さしていたのですが、写真では伝わらない




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立ち止まって、影を撮りたがる3人笑









ここで、お二人は宿まで電車で少し戻るということでお別れしました。
昨日今日と同じ宿に連泊して、荷物を減らしていたそうです!荷物があるのとないのとでは大きな違いがあるので賢いです。



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17時16分、長尾寺に到着しました。






"87番札所 長尾寺" は天平11年に行基菩薩がこの地で霊感を得て聖観音菩薩像を刻み、堂宇に安置したのが始まりとされています。
お大師様は入唐される前、この地で年頭七夜に渡って護摩修行をされたといいます。
度重なる兵火により堂宇は焼失しましたが、江戸時代に藩主松平頼重によって再建されました。






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本堂










ここから宿へは徒歩1分です

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民宿ながお路に泊まります







綺麗なお部屋でした。






到着したとき18時近かったのですが、夕食はわたし一人ということでお風呂に入ってからでも良いと仰ってくださりました。


急いでお風呂に入り、夕食をいただきました。

大窪寺さんに行くにはながお路さんが適していると思っていたので明日結願という人が数人いるかな?と期待していたので、一人でのご飯は寂しかったです(>_<)







女性のお遍路さんも泊まるとお聞きしていたのですが、その方が到着したのはだいぶ暗くなった頃でした。夜道は危ないのでご無事でよかった!








明日結願なので嬉し寂しく少し涙ぐんだ夜でした










最後まで読んでくださりありがとうございました!