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 外記林団地は、あしかば団地の北、丘陵上に広がる広大な畑の中にある。「外記林」とはこの辺りの字で「げきりん」と奇妙な読み方である。

(注;コメント欄より読者の方から情報をいただきました。「げきばやし」と読むそうなので訂正致します。しかし変わった地名である)

 公立の小中一貫校である「下総みどり学園」からも比較的近く、子供を同校に入学させようと考える世帯には都合の良い立地かもしれないが、例によって利便性とはおよそかけ離れた陸の孤島だ。それにしてもこの近隣の住宅団地は、「〇〇ヶ丘」とか「〇〇の里」など取ってつけたような耳障りの良い地名を付けたりせず、その由来も意味も不明な団地名が多い(ビバランドとかビバランドとか)。

外記林団地 (1)
外記林団地内。団地の入口には広い更地が広がる。
外記林団地 (11)
入口付近の広い更地は分譲されなかったのだろうか。

 団地は幹線道路から少し奥まった位置にあるが、団地に入るといきなり広々とした更地が現れる。区画割りされている様子がなく、売地の看板もないが、きれいに草が刈りこまれていることから、団地の共有スペースとして使われているのだろうか。地勢も緩やかでほぼ平坦に近く、第一印象は良い。
外記林団地 (9)
団地内は比較的平坦で日当たりが良い。
外記林団地 (12)
看板が転がっているが、どこまでが売地なのか判然としない。

 奥に進むとやはり売地の看板の建てられた更地も目立ち、中には打ち捨てられて本当に売られているのかわからない看板もあるが、不思議なことにこの団地は全体的に区画割りが不明瞭だ。部分的に管理がされていない空き地は雑草の生え方が違うので境界がはっきりしているが、特に外縁部は、空き地なのか元々分譲されていないのかわからない一画もある。そのため団地全体が極めていびつな形をしている。
外記林団地 (6)
区画が不明瞭で境界が判然としない団地内の宅地。
外記林団地 (3)
荒れている一画もあるが、この団地は区画ごとに変化に富んでいて面白い。

 街路によっては側溝が備え付けられていないところもあり、団地内に共有設備に関する但し書きの掲示はまったく見かけなかったので、個別井戸、個別浄化槽の団地であると思われる。空き家は数件ほど見掛ける。中古住宅は、以前築30年弱の4LDKが300万ほどで売られていた記憶があり、周辺と変わらない相場であると思うが、とにかく建物数が少ないので中古住宅を見かけることはまれだ。
外記林団地 (5)
建物が少なすぎるので中古住宅はある意味レアだ。

 境界が不明瞭で街路も歪であり、おまけに側溝のない街路も多いことから、この団地は区画分譲地というより、草原上に適当に家が建ったような雰囲気を出していて、あしかば団地同様、まさに農村集落(実際その通りとも言える)の趣だが、画一的に家が並ぶ住宅団地よりは、この方が面白みがあっていいかもしれない。「ニュータウン」ならぬ「ニュー集落」といった感じで、個人的には好きな団地の一つである。
外記林団地 (14)
「郊外型集落」とでも呼ぶべきだろうか。


外記林団地へのアクセス

成田市名古屋
・圏央道下総インターより車で4分
・京成成田駅より成田市コミュニティバス しもふさ循環ルート「外記林入口」バス停下車 徒歩3分